ひろこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ひろこ

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めがね(2007年製作の映画)

2.2

海辺の町を訪れた主人公の女性を中心に、そこで旅館を営む主人、旅館に集う男女の穏やかな人間模様を描いたヒューマンドラマ。

特別何も起こらない、ただただ静かな映画。こういう作品を「良い」って言い切れる人
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.7

1960年代、人種差別が横行していたアメリカの田舎に変化をもたらした、実在する女性たちを描いた作品。

重苦しくなりがちなテーマを、ひたすら明るく痛快に描いてるところが良い。過剰に涙を誘う表現じゃなく
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.6

この作品を嫌いな人はいないでしょう。「マイガール」っていう邦題は微妙だけど、内容の濃い素敵な映画だと思う。

ベータが、時にはイライラしながらも大人として成長していく姿に、深く心を打たれます。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.3

15年前に死んだ兄と何かと比較されて育ち、実家に居心地の悪さを抱いている男を阿部寛さんが演じている。この役は阿部さんにしか出来ないと思った。阿部さんだからこそ、しんみりした哀愁やら哀しみやら孤独やらが>>続きを読む

がんばれ、リアム(2000年製作の映画)

3.7

1930年代初頭のイギリス港町が舞台。内気で怖がりで人見知りだけど、とっても心優しい少年リアム(6歳)のお話。

とりあえずリアム君が可愛くて愛おしい。全体通して暗いけど、1度観ると何かが心に引っかか
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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

2.1

自分のアイデンティティについて悩む少年が自分を捨てた母を探す旅に出ることで、自分自身を見つめ直しながら生きていく様を描いている。

レビューでは高評価だったので期待したけど・・・個人的にはダメでした。
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.1

スランプに陥った三ツ星レストラン料理人と元シェフのペンキ塗り男が起こす奇跡を描くほっこり映画。

「やっぱりか」的な終わり方で捻りの少ない展開ではあるけど、出てくる料理はみんな美味しそうだし、気楽に観
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チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像(2014年製作の映画)

2.8

バチスタシリーズ最終章。ぐっちー&白鳥コンビは相変わらずの安定感。ちょっと短絡的ではあるもののストーリーは面白いし、ドラマシリーズ時代とはすっかり別人になってしまった速水先生も見物です。

ただ・・・
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バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

3.4

耳が不自由なバルフィと美人で金持ちのシュルティーと自閉症のジルミルの三角関係を描いたハートフルコメディ。良い意味でインド映画らしさが薄めで、インド映画に慣れてない人でも観やすい作品じゃないかと。

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宗方姉妹(1950年製作の映画)

3.2

とにかく高峰秀子さんがチャーミングで、同性ながら魅了されてしまう。山村聡のビンタシーンはちょっと引いてしまった。

小津作品らしく、静かで独特な「間」を存分に楽しめる作品だったと思います。

ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.0

8歳の少女が死んだ方がましだと思わされるような出来事にあっても、なお生きて幸せになることを、前向きに望む姿を描いた作品。

いやいや、泣きました。泣きすぎて吐きそうになるぐらい。
でも、観終わってから
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この道は母へとつづく(2005年製作の映画)

3.5

孤児院で育った6歳の男の子が顔も知らない母親に会いに行く話。ロシア映画独特の重苦しさと、決して狙いにいってないシンプルな構成が良かった。

男の子が追い込まれて、割れた瓶で自分の手首を切りつけるシーン
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.6

父親から受け継いだ靴工場の再起をかけて主人公はドラッグクイーンのブーツを作り始める。。。。そんなお話。

テンポ良くストーリーは進んで無駄が無いから、飽きずに楽しく観られます。後半のショーのシーンはす
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春、バーニーズで(2006年製作の映画)

3.1

市川準さんという監督は、原作の世界を汚す事なくうまく映像で表現できる人だと改めて感じた。観てるうちに西島さんと寺島さんが本当の夫婦に思えてきた。

さよならドビュッシー(2013年製作の映画)

1.5

ピアニストになることを夢見ている16歳の少女が、ある日大火事に巻き込まれて1人だけ生き残る。全身にやけどを負い、心にも大きな傷を抱えながらも、前向きに練習を再開。そのうち彼女の周囲で不可解な現象が起こ>>続きを読む

NO(2012年製作の映画)

3.4

1988年のチリを舞台に、軍事独裁政権を敷く将軍の信任延長を拒否する反対派陣営に雇われた広告マンの姿を描くドラマ。ビンテージカメラを用いた映像が、何とも味わい深くて良い雰囲気。

ストーリー展開はとて
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海でのはなし。(2006年製作の映画)

1.8

映画というよりはスピッツのPVを観ている感じ。いかにも大宮エリーが創りそうな感じ(?)

西島秀俊さん演じる博士の生き方には深く共感できる。自分に嘘はつきたくないから、周囲とは注意深く距離をとって暮ら
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.2

かつてのセレブがサンフランシスコを舞台に転落していく人生の中でもがき、精神を病んでいくドラマ。

ヒロインのケイト・ブランシェットが美しくも哀れで、何ともリアル。でも、主人公ジャスミンみたいな女性って
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屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

3.3

1960年代のパリを舞台にスペイン人メイドとその雇い主の禁断の恋を描いたラブストーリー。

出てくるのは陽気で性格の良い人ばかり、映像もキレイで物語のテンポも良い。強い印象や衝撃は残らないけど、観ると
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海を感じる時(2014年製作の映画)

1.8

とりあえず全体通して暗い。池松くんに至っては、声が小さすぎて何言ってるかもわからない。途中何度も眠くなったけど、ラストの市川由衣ちゃんの「いつもと同じじゃん」がすごく印象に残った。好きになり過ぎるとい>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.1

ストーリー自体は良かったんだけど、全体的なセリフ回しがイマイチというか・・・・白石監督ってこんな感じだっけ?と少しガッカリ。

役者さんはみんな素晴らしくて、中でもやっぱりリリー&ピエールのコンビは怖
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.8

ありきたりな話かと思いきや、結構奥深い作品でした。重くてデリケートなテーマなのに、時折り織り交ぜられる軽いユーモア(?)がこの作品を、より深い作品にしてくれてる気がした。

人種差別と闘ってきた黒人た
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カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

3.9

スポ根ものは苦手だから、期待しないで観たけど、いつの間にか夢中になって惹き込まれてた。
マネージャー役のピーターフォークのダメ男っぷりに和み、芯の強いドールズたちの逞しさに魅せられます。

特に最後の
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

1.9

正直、映画としては退屈だけど、ここまでシュールを貫いてるのはちょっと面白いかも。

主人公よりも、彼を取り巻く周囲の登場人物に感情移入してしまうような不思議な作品。

雨よりせつなく(2004年製作の映画)

1.6

映画と言うより、田波涼子のPV。相手役:西島秀俊の無駄遣い。

パッセンジャー(2005年製作の映画)

1.2

加瀬亮がとにかくやたらとカッコいい。ただ、それだけの映画。

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

2.4

この作品が何故ここまで世界的に評価されるのか、感性の乏しい私には多分一生わからない。でも色彩表現の美しさと、主演の菅野美穂さんの演技には少なくとも惹き込まれる。