たぬきさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.6

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たまたま見に行ったら、すごい作品に出会えた

24時間バージョンあっても見続けられるかもしれない、と思ってしまった。こんなに中学生から開いてくれるとは思わなかったし。

自分が中学の時を思い出して、あ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

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結論が、「雲の向こう、約束の場所」とほとんど変わってないような気がして驚きました。普通のエンタメ作品なら全然いいんですが、そう描かないなら、主人公が「ヒロインかセカイか」どちらかを救うことを選ぶことが>>続きを読む

バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.0

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体調が悪くなって寝込んでいた時に、シリーズを1〜6全部一気に視聴。
体調不良で疲れてる時に、布団に入りながら動画配信サービスで一気に視聴するにふさわしいシリーズ映画だった。(ただ1と2は面白い。ふさわ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

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すごい作品。
「ジョーカー」で殺される側だったデ・ニーロが今回は狂人(?)の側に立つ。どちらの映画も名作だが、映画ジョーカーはなぜジョーカーになったのか筋道立てて丁寧に描いている一方、タクシードライバ
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.5

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なかなか感想書く気になれない重たい作品。画の撮り方は戦闘シーンなどすごい。

ありふれた復讐劇だったら、ウジンがデスを殺害して、まあどこかの刑事さんが、「そんなことをして君の姉が喜ぶと思っているのか!
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.3

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背景はすごいリアルでアクションの躍動感が溢れる作品だった。

私自身はストーリーが分かっていると寝てしまうタイプ(だから普通は映画を二回鑑賞したり知っている話を鑑賞したりはしない)が、とにかく画がよく
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

とにかくカオス。ほとんど追いかけっこだけど、いろいろ作り込まれていて楽しめた。ただ、さすがに折り返すのは長いなと思った。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.0

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個人的にこの映画で唯一感動した話が、全部でっち上げ、かつ、でっち上げた奴が犯人という作品で、よくこんな小説書いたなと思いました。

火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.9

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本当にすごい作品。
節子と清太が可愛くて、途中からめちゃくちゃ悲しくなる。

以下、長い考察

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この作品は、戦争賛美への警告なのだと感じました。
「戦争への憧れ」いうものは一般的に下のよ
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デビルマン(2004年製作の映画)

1.5

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最近、すごい作品ばかりを見ていたので息抜きに視聴。

顔をアップすれば何か解釈してくれるだろうという放り投げ感、アクションの適当さ、セリフのチグハグさ、主人公の演技はまあまあ面白かった。

高校生の頃
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ルック・オブ・サイレンス(2014年製作の映画)

4.7

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最も衝撃的な映画アクトオブキリングの続編です。今回は1965年の事件について被害者の視点から撮られます。

悪とは何か。別にこれはインドネシアだけのことだけではなく、日本も含めて普遍的な問題であり本質
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.4

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スパイダーマンって他のヒーローに較べたら結構弱いってのはちょっとびっくりしました。まあ比べるべきでないものを比べているので納得感あんまりないです。
アベンジャーズ全般なんでしょうが、武器商人の親分がヒ
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

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予告編で「ラスト、きっと このタイトルに涙する」といつものように親切にも予言していただいて、あー終わった頃には号泣してるんだろうなーと思っていましたが(嘘)、よく分からない展開で感情移入がしにくかった>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.6

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名作。キリスト教(一神教)というのはすごい宗教だと改めて考えさせられた。主人公と神に対する葛藤は凄まじい。日本の奉行所からビックブラザー並みの虐めを受けながら、揺れ動くなかで神との対話をする。どうして>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

4.1

まず日本が沈没するという神設定で、相当期待が持てました。オーストラリアの首相が、日本をいつ地図から消すか話しているシーンとか、首相とか官僚は基本無事だけど、半数以上の国民が海に沈むこととか、なかなか印>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.9

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相当普遍的なテンプレートなのか知らないけど、この作品も村上春樹的だなと思いました。ほのぼのしててペンギンも少年も可愛くて面白かったけど、ただ丸くおさまっていてよく分からなかった、というところもありまし>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.3

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破のラストからのいきなりのスケールの変わりようが、とても芸術的でよかったです。いきなりテンポが早くなって序と破とも違う感じで、転という感じでした。(ただ多少粗い)結が楽しみです。

エヴァンゲリオンに
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13デイズ(2000年製作の映画)

4.0

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政府間の対立がよく分かる作品でしたが、ちょっと核戦争への緊張感を描きすぎなのでは、とも思いました。実際は国防長官のマクナマラでさえ、核戦争の確率は2%ぐらいと考えていたようです。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

辛いけど、ダニエルブレイクの言葉から尊厳というものが伝わってくる。
金配ればいいんだな、みたいな簡単なことではない、ということがよく分かる。

精神0(2020年製作の映画)

3.8

人の見えない努力を見える人がいるんですね。すごいな。

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

4.0

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面白い。ここまで本質的なブラックコメディが(脚色あるにせよ)実話というのがなかなかだと思う。

時代はスターリン後の権力争い。秘密警察トップのベリヤとフルシチョフの戦い。ベリヤは大量粛清に加担した一人
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

4.0

怖いですね。ただ、案外自分は政府に歯向かわないから、監視されていてもまあ構わないと思っている人が多いのでは、、?

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

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KKKの危険性の映画だった。ただし、最近のKKKであるからなのか、想像を絶するシーンは出てこなかった
映画で老人が話していたシーンがありましたが、下の記事で詳しく知ることができます。

https:/
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.3

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普段、相棒を見すぎているせいか、展開は読めてしまいました。(結構王道なパターンのような気もします)
真犯人ですが、自分がやった犯罪を自分で取材してよくボロ出さなかったな、と思います。あえて藤原竜也に自
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

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シネマサンシャインに足を運んでみましたが、映画館は僕含めて5人でした。コロナの誤算もあるんでしょうが、制作側は本当これがヒットすると信じてたんでしょうか。

冗談はさておき、

三島由紀夫は戦後のまさ
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.5

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友達の家で視聴。名作(といってもアニメ映画はあんまり知らない)だった。

まず量子力学の勉強をしたらもっと面白く見れる作品なのだと思った。解説が必要なほど話が複雑です。

以下、長い考察

まずアニメ
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.8

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人間と共存することを選んだ妖精 vs 人間から故郷を奪還することを選んだ妖精、という、よくあるパターンですが、奪還側も共存側もいい奴ばかりなので勧善懲悪とは違いました。(主人公は、なぜだか判然としない>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.7

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ホロコーストはなかった、という論客が名誉毀損でホロコースト専門家を訴えると、ボコボコにやられて敗訴するという話。裁判の内容は忠実に基づくらしい。もちろん裁判なので感情的にではなくて、論客の捏造に近いほ>>続きを読む