なさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.6

大人の言うままに従うしかない子供のやるせなさ。子役がとても魅力的で、子育て経験のある自分は、かなり感情移入してしまった。
将来、子供を持ちたいと思っている人には、絶対に観て欲しい。
大人になると、どう
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

原作の仙台編まで読んでいて、アニメを観るか迷っていたが、原作未読の知人が「良かった!」というので信じて鑑賞。
上京して、友達のアパートに転がり込んで、バンド組んで…。時間の制約があるから分かるが、急展
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

全然関係ないけど、津田健次郎が本作のTシャツを着てるのをテレビで見て、懐かしくて再鑑賞。
高校時代に衝撃を受けた映画のひとつで、「カイザー・ソゼ」の名とラストシーンのケビン・スペイシーはいまだに記憶し
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

昔観たはずだが、ちっとも憶えてなかった。鑑賞当時、うら若き女子だった自分には刺さらなかったのか?(パルプ・フィクションは昔も今も大好きだけど)
オープニング、円卓を囲む男たち。キャストの顔ぶれににんま
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

栄枯盛衰のわびしさよ。
綾野剛のビジュアルが苦手だが、食わず嫌いは良くないので克服して良かった。
青年期から落ちぶれた中年期まで、違和感なく見事な演技。
人情味あふれた組長役の舘ひろしが渋い。ヤクザが
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソンの世界観がステキ。映像の色味とカメラワーク、モノクロとカラーの使い分けなど、洒落てるなぁと思った。
ストーリーの方はイマイチ楽しめず、ちょっと飽きてしまった。
豪華なキャストと映像
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

ほんわかコメディかと思って観たら、がっつりダウナー系で騙された気分。
鑑賞時の自分のメンタルに合わなくて、げんなりした。でも、SNSや動画配信サービスに縛られた今の世の中を反映していて、20年前にはこ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

冒頭から手に汗握る展開で引き込まれた。思いもよらぬ展開の連続で、終始ハラハラ。
中盤はコミカルなロードムービー的なところもあり楽しめる。震災を扱っているとは思わず衝撃だったが、展開が自然で押し付けがま
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天気の子(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「今から晴れるよ」って、ぶわぁーって雨が空に吸い込まれる描写が鳥肌たった。
ただ、東京が水没するのが主人公のエゴにしか思えなくて、自分は共感できなかった。
新海誠といえば「水」と自分は思ってるので、や
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

何回見ても笑って泣く。
RADWIMPSの曲がシーンごとにピッタリ。映像も本当に美しい。
俳優が声優をすることに、あまり好感を持てないが、主役の二人の声の演技が素晴らしい。
新海誠の作品で、これが自分
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

レイ・リオッタが亡くなった時に再鑑賞した。これが実話という衝撃!
マフィア物としては、ゴッドファーザーよりエンタメ度が強くて見やすい。
あんな男が実在の人物なんて、嫌すぎる。キャストのキャラが強烈で楽
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.3

オススメされて、初の小津安二郎。
セリフ回しがすごく変!(笑)昔のテレビ映像のアナウンスとか違和感があるから、そんな感じ。
映像とか画角が独特で、「これが小津かぁ」と思った。度々登場する廊下の映像と、
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

長時間のため敬遠していたが、意を決して鑑賞。面白い、とかそういう次元ではないが、観て良かった。
音楽がないのと、カメラワークの効果で、ドキュメントを見ているようだった。
「正論が最善とは限らない」とい
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

感情移入できる登場人物がいないのと、ストーリーにあまり魅力を感じないのが難点だが、水の映像が抜群に美しい。
数回鑑賞しているが、すべての目的は秦基博の曲。
ラストシーンからの秦基博は、何回見ても泣ける
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

喋らないニコラス・ケイジが新鮮!
そしてメチャクチャ強くて爽快!
掃除して、ソーダ飲んで、ゲームして、ロボット壊して…何これ!?って感じだけど、なんか面白かった。
ヘンテコだけど、飽きずに観れた。

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.2

数十年ぶりの再鑑賞。
一作目から連続なので、まぁ長かった(笑)
本作は一番ライトな印象。見やすい、って感じ。
マイケルも歳を重ね、栄枯盛衰な雰囲気で見てて切ない。
そんな中、アンディ・ガルシアの色気よ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

三部作の中で一番好き。
とにかくデ・ニーロがカッコ良すぎる。
彼がのちにマーロン・ブランドになるのは、声もビジュアルも「?」だが、まぁ置いといて…。
いかにしてゴッドファーザーが誕生したか、見ごたえの
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.2

映画に目覚めた数十年前の高校生当時、とりあえず名作と言われるものを見漁った中の一本。
当時の自分にはまだ早かった…。ただ「マフィア怖い」「無駄に長くないか?」という感想しか持てなかった。
40歳を越え
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

青春、サクセスストーリー、ホラー、サスペンス…ジャンル分けが難しいが、映像がスタイリッシュで音楽も良く、好きなタイプの映画だった。
「ベイビー・ドライバー」の監督作と知り納得。60年代のシーンがステキ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

洋画で食べ物の映画って見た記憶がないが、やっぱり食の力ってすごい。
分かりやすいストーリーとキャラと音楽と、外国の味の濃そうな、食欲が刺激される食べ物たち。とてもハッピーな映画。
ちょっとダメおやじだ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

昔、金曜ロードショーで何回も観た。
配信されてるので久しぶりに鑑賞。
今観ると、ストーリーはそんなに凝ってないしシンプルだが、主要キャスト3人が魅力的でとても好きな作品。
オダメイの体を借りるシーンで
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

鈴木亮平が好きなのに、この役は嫌い(泣) 本当に恐ろしくてトラウマ。
そして、本当に素晴らしい演技力。
前作では、頼りなげだった松坂桃李が今回は主役で頑張ってるけど、やっぱり線が細くて、亮平のおぞまし
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

まず感想として「長かった~(笑)」。
途中「interval」表示が出たので、休憩!と思って立ち上がりかけたら、そのまま上映続行(笑)ちょい恥ずかしかった。登場人物の顔と名前が頭に入ってこなくて、初め
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「タイムループ」で検索して鑑賞。
まず、主人公のマークが、すでにタイムループを認識して行動してるオープニングと、マーガレットがタイムループを抜け出したくないと思ってるという2点が、私が見たタイムループ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

淡々と仕事をこなす凄腕の殺し屋。ミスをするまでがカッコ良さのピークで、それ以降は、自己都合とエゴで殺してるようにしか見えない(笑)
無理めな展開やツッコミどころあれど、テンポ良く、ハラハラと楽しめた。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

久しぶりに観たけど、今観てもやっぱカッコ良くて面白い!!
初めて観たときは衝撃だった。
2回目以降、仕掛けを分かってて観るのもまた楽しめる。
初めは自己主張弱めで揉め事が嫌いです、みたいなエドワード・
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.0

原作は十代の若者向けのようで、大人が読むものではないなぁ、と好感は持てなかった。
このキャストで、どんな映画になるか、好奇心から鑑賞。
まぁ、原作なりの仕上がり。なので、大人は楽しめません。
(良かっ
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んで、あまり好感が持てなかったが、予告とキャストに惹かれて鑑賞。
初めはミステリアスで緊張感もあり、面白く観ていた。ラスト近くの永瀬廉とエライザの長セリフのシーンが、作り手の自己満足のようで、
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

観終わってから知ったが、「4回泣けます」って唱ってるのを知ってたら観なかったのに…。
泣かせようという意図が見えるとムリなたちなので、ちょっと嫌悪感。 
自分の心が歪んでいるがゆえで、ちゃんと4回泣け
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.3

俳優が監督をするメリットって、馴染みの俳優をキャストに呼べるってことだと、勝手に思ってる。 
ジョージ・クルーニーが監督!?って色眼鏡とキャストに惹かれて鑑賞。
自分の造詣が不足してるせいだと思うが、
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイムループものが好きで、検索すると上位にあるので期待せず鑑賞。知らないキャストばかりだし、B級ホラーだろうと見下してたが、早く観れば良かった!
オープニングからタイムループを思わせる演出が粋。前半は
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

キャストと秦基博の曲が好きで、前情報なく鑑賞。
こういう三角関係が、なんか今時な感じがした。演奏シーンはとても良かった。
ストーリー的には押し付けがましくなく、好感が持てた。
悪くないけど惜しい感じ。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.0

原作が結構どキツイBLだから、映画はどんなもんかと思ったら、負けず劣らずだった。
性描写があからさま過ぎて、ちょっとムリだった。
大倉の、あれはあえてなのか、実力不足ゆえなのか分からんけど、どっちつか
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.3

岸井ゆきの嫌い…(褒めてる)
イタいメンヘラ女の役が似合いすぎ。
「嫌われてるんだから、おやめなさい!」と言いたくなる。
成田凌はクズだし。
でもリアルな感情って、こんなだよね。
楽しくは観れる作品で
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ホットロード(2014年製作の映画)

3.0

普段こういう類いのものは観ないけど、ちょっと前にアマプラで血迷って鑑賞した。
学生時代に原作を暗記するほど繰り返し読んでいた。実写化すると知り「やめてくれ」思った。でも原作者のお許しが出たキャスティン
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

3.6

「かもめ食堂」しかり、群ようこの原作に小林聡美はぴったり。もたいまさこ最高!自分の中でイメージしてたキャスティングと違うところもあったが、悪くはなかった。原作はシリーズ化しているので、続編も観たいな。