なさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

南極料理人(2009年製作の映画)

3.6

美味しそうなご飯がたくさんで、夢中で食べる皆を見てる堺雅人にほっこり。
家族には虐げられ、あんなに豪華な食事を毎日作っても同僚には特に感謝もされず、でも皆のために何とかラーメンを作ったり、ホントに良い
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

バレエのシーンが美しい。
血縁を越える絆の物語。
世の中的に絶賛の演技されているが、主演のビジュアルと棒読みに感じる声の雰囲気が苦手で、それは今回も例外ではなかった。(批判ではなく、単に自分の好みの問
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市子(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

苦しくて2回目は観ないので、長文で記録しておく。
ずっと心臓を鷲掴みにされている感覚だった。シーンが繋がってる感じなので、見終わった後、もう一度オープニングを見返した。
そして、プロポーズを受けて市子
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

もし現実に起きたら、その時はお偉いさんはこういう行動を取るんだろうなぁ、と思いながら見た。
キャストが豪華。
ディカプリオは役作りしたのか、見た目おじさんっぷりがスゴかった。
メリル・ストリープは、頭
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.3

松平家のお膝元が地元であるが、幕末の歴史に興味がない薄情者のうえ、不勉強で観たので、多分理解力が足りてない。
邪な感想しか出ないが、ビジュアルでいうと岡田准一の身体能力の高さを感じさせる身のこなしは、
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天外者(2020年製作の映画)

3.0

どこが悪いという訳ではないが、なぜかいまひとつな感じだが、三浦春馬の熱演には胸が熱くなった。
個人的には、某歌手の方だけはミスキャスト感が否めない。

大河への道(2022年製作の映画)

3.5

コミカルな演技がやりすぎじゃなく出来る俳優さんは本当に実力がある、というのが持論だが、中井貴一はその内の一人。 
教科書でチラッと見た「日本地図を作った人」という認識しかなかった伊能忠敬を知ることがで
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

時間の流れの独特な感じは、いかにもノーランって、感じ。
そして、難解で「これどういうこと?」ってなるのもノーランな感じ。
あんまり理解できてなくても楽しめたから、ちゃんと分かって観ると相当面白いと思う
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

精神疾患の人が語る支離滅裂な話を聞いているような、何がなんだか分からなくて混乱する感じだが、どんどん点と点が繋がっていき、初めの印象とは全く異なるラストに驚愕。
とても良くできた脚本で、当時話題になっ
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ビッグ(1988年製作の映画)

4.2

大好きで何回も観ている。
トム・ハンクスが本当に少年に見える。
見た目こそ大人だけど、親友とのやりとりはまさに子供同士のそれで微笑ましい。
白ブリーフはいて、どう考えても履けるわけがないジーンズに無理
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.8

ドラマもあるって知らず映画のみ視聴。
イライザの、わざとか知らんけど、おどおどした棒みたいな演技が役にマッチしてて良かった。
オダギリジョーが出てると、オシャレで通好みの映画っぽく感じるから不思議(笑
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

日本は、売れてる漫画や小説を安易に実写化しすぎ。
主演女優はすれた感じが出せてないし、この役には合わないと思う。
対して、その親友役の女優さんは芸達者で、シリアスからコメディまでお上手なので、今回も上
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

知り合いに「一番好きで何回観ても泣く」と、勧められた。
結構ドラマチックな内容で、ハラハラしながら観た。母の愛って素晴らしい。
宮沢りえの愛情深い主人公の演技に胸を打たれた。
エンディング曲にきのこ帝
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.0

この二人の共演ってだけで観る価値あり。
世界一イケてるカップルだ(だった)と思う!二人ともビジュアル絶世期で、色気が凄まじく目の保養。
小難しいストーリーではなく、分かりやすいハデなアクションと、二人
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

演技の技量としては素晴らしいのだが、長澤まさみがこの役をやるには、ビジュアルが美しく清らかすぎる。
対して息子役の俳優さんは、自分の感情を捨てた暗い雰囲気と歯並びの悪さにリアルを感じた。(この映画の後
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.5

わりと原作に忠実に描かれていて、キャスティングに異論はない。
二階堂ふみの、若いのに達観したような雰囲気や吉沢亮のビジュアルは役にピッタリ。
森川葵の顔面のかわいさが相乗効果となる狂気の演技は、原作よ
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.5

ストーリーが独特で、世界観が好き。
役者さんの力量が効果をもたらしてるところもあると思う。素晴らしい。
そして映像も美しく、カラーとモノクロの対比のアイデアが秀逸。
エンタメというより芸術作品のようで
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

大昔に観たものの全然覚えてなくて再鑑賞。タイムループものとしては、定番って感じで、このジャンル好きには安心感のある仕上がり。
偏屈な主人公が同じ一日を繰り返すことにより、人格もスペックも成長していく様
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

終始ハラハラしっぱなし。
特に主人公の母親の遺体安置所のシーンは手に汗握った。
主人公の絶体絶命のシーンの連続で、「もう自首してくれー」と思うが「捕まらないでくれー」と応援もしてしまう。
こんなクソ刑
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ステップ・アップ(2006年製作の映画)

3.5

チャニング・テイタムを見初めた映画。
アマプラで配信終了間近で、久々の鑑賞。もう、ホントにチャニングの顔と体と身のこなしが好みすぎる!!
ノーラ役の女優さんが女子高生には見えないとこはさておき、彼女の
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

音楽と映像のマッチングがテンポ良く、気持ちが良い。アニソンのオープニング映像を見てる時のような爽快感。(決して安っぽくもない)
曲調はカッコ良く、映像も好みだった。
しばらく洋画ばなれだったため、若い
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

知的で善良なイメージのデンゼルにぴったりの役で好感度高く、ファイナルを心待ちにして劇場へ。
同様に数十年トップを走り続けているトム・クルーズやキアヌ・リーブスのそれと違って、ガチガチのアクションシーン
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.8

ソダーバーグとジュード・ロウの組み合わせに惹かれて鑑賞。
ビジュアルが好みのチャニング・テイタムも出てて「わぁ」ってなったが、当初の鑑賞目的を覆してくれたルーニー・マーラ!
俳優目的に鑑賞する役者のリ
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

関西弁で早口の台詞が耳慣れず、字幕出そうかと思ったくらいイラついて、離脱しそうになった。
得てしてこういう系統の映画にありがちだが、クズとバカばっかで胸くそ悪い。
後半にかけては怒涛のドロドロ&ドラマ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

ハチャメチャで何か訳が分からん感じだけど、夢中でミシェル・ヨーを応援してしまう。清々しい気持ちになる作品。
これがアカデミー賞作品賞とは、時代も変わったなぁ。ミシェル・ヨーのアカデミー賞のスピーチが、
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.6

イーサン・ホークが出てる、ってことで観たのに、彼はほとんど顔出しません(笑)
サイコものかと思いきや、ホラー&ファンタジーだった。
中盤は結構まったりで、緊迫感があまりないが、ラストはいきなり急展開で
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

伊坂幸太郎が原作ということは忘れて、豪華なキャスティングのB級映画と思って、くだらなさを楽しむが勝ち。
B級なので、チープで悪趣味に描かれる「ニッポン」も許そう。
サンドラ・ブロックが出てきて「おぉ!
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.6

韓国のオリジナルの後に鑑賞。
オリジナル版同様、主人公が愚かで「早く自首しろー」と終始叫びたくなった。
綾野剛は冷血な役が本当に良く似合う。
岡田准一はもう少し身長があればなぁ、と思うがアクションシー
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

終始ものすごい緊迫感で、「手に汗握るとはこのこと」と思った。
先生は心を鬼にして、生徒の成長を願ってるんだろう、なんて性善説を持って観てたら、だまされた。
人が狂っていく段階を見ているようだった。そし
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渇き。(2013年製作の映画)

3.5

クズばっかで胸くそ悪すぎる。
清らかな心の持ち主は観てはいけません。誰かを殺したくなるくらいイライラしてる人にオススメです。
小松菜奈のあのビジュアルだから、この役が生きる。
原作未読のため、ラストは
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

役所広司は本当に素晴らしい。
演技を超えて、実在するかのような「その人」に見えてくるし、彼が出演しているだけで、作品に重みが出る。
そして、仲野太賀のリアルな演じっぷりよ!彼も自然体で、演じてることを
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.3

原作を読んでからの鑑賞。
小説のうわべをさら~っと掬ったような出来栄えだった。
キャスティングは良いのに、なんか薄い映画だった。
この原作のどろどろの心理描写を映像化するの難しすぎるし、北川景子の顔面
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

「美女と野獣」のようなファンタジーを想像してたら違って、ぎょっとした。
オープニングの水中をたゆたうような気分になる映像から、緑を基調としたセット、小道具がステキだなぁと観ていたら、いきなりの性的な描
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

オープニング、阿部サダヲが川に流してるものが、桜の花びらだと思ってた。
震えた。怖すぎる。
暴力的で、見た目からして怖い人の方が全然怖くない。
阿部サダヲは演技の振り幅が広すぎる。
終始、岡田健史が無
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

是枝監督に坂元裕二の脚本、カンヌ映画祭受賞作品で、キャストの顔ぶれ…
期待値MAXで映画へ足を運んだが、それを超えてきた。
瑛太演じる先生のクズっぷり、安藤さくらのモンペぶり、田中裕子の事なかれ主義の
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

先入観も詳しい前情報も無しに観たら面白かった。
インディーズ系はたまに当たりがあるから、掘り出せるとラッキーな気分。
主演の俳優さんの演技が自然で、内容が非日常なのに、リアル感があった。