創造する人が、ある程度の努力を続けて技術を高めていけば、ある程度の年齢には、ある程度の権力を持つことにはなる。作品の完成を目指す中、少なからず他者の選別という作業が必要になる。大抵そうであるが、一つの>>続きを読む
患者たちの表情に、精神疾患にかかわらず、全ての人が持つ可愛らしさみたいなものを、感じられた。
〝大切なのは余白を持つこと“
技法に囚われて、何を撮るのか見失っていませんか。
鉤十字パイとか、照れながら敬礼、とかはちょっと面白かった。
普通に海に飛び込んで家に帰るかんじが素晴らしい。
後年の小津作品に比して構図に緩さを感じました。
どこか哀しい怖い顔のオッサン達と、豪雨の中で視界2くらいのカーチェイスだけで、観るべきです。
兄弟には見えないし、顔を撃たれてその程度の傷なの?とか、そんなに簡単に警察官になれるの?とかは思います。
主演の男子の呟くような台詞が聞き取りずらく、会話劇中で、その距離でその声量はあまりに不自然な部分が多かった。虚構とはいえ、最低限の現実感ずれてしまっていると、全てが幼稚な茶番になってしまう。何を見せた>>続きを読む
異様に美しい画面は、絵としてではなく、動画としての美しさ。人間ってこんなものを作れるのだな。ステファニア・サンドレッリ派です。猫ダンス。
作画がとても良いだけに、あっさり終わってしまった感じが残念。もっと長くてもいいので、人間性の底に踏み込む描写が欲しかった。
男の仕事の話。驚くほどに女性が物化している。そこが逆に新鮮だった。
旅は人を成長させる、なんてよく聞く話で普通だし、主人公は普通にそんなに美しくもない若く無知な女性で、物語は普通にそうなるであろう終わりに行く着くのだけど。驚くほどに、その普通さがしみじみいい。
飛びついてこい!
戦前のスタイリングのレベルの高さに驚いた。スーツの着こなしに隙がない。
予想外に笑って泣いてしまう自分に驚く。後の太平洋戦争を思うと気が滅入るが、寝顔を見て微笑む二人の顔が全てだと思う。