nagarebosiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.2

なかなか面白かった。
ローポジションの画角が上手く活かされていた。ただズームは時代を感じさせるかな。エルマー・バーンスタインだけあって壮大さを感じさせるけどイマイチ合ってないような。
毎回、思うけど匂
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フッテージ(2012年製作の映画)

3.5

期待してたんですけど、う~ん…。
効果音だけでいいのに、その上にホラーらしい音楽を被せてるので盛り上がらないような。妙にスタイリッシュな映像も、しなくていいのに…。
思わず ゛ギョッ゛ と
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

やはり良い!
私の心を衝き動かした作品です!
公開版を渋谷東急2か3で観て以来、LDを買い何度も繰り返し観て、完全版が出たらそれも買い、やはり何度も観てその度に心揺さぶられました。
ジャン・レノの独特
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夢みるように眠りたい(1986年製作の映画)

5.0

本当に忘れられない作品!
映画に興味を持ちながら上辺だけしかまだ観ていなかった私が本作に出会い衝撃を受けた、ほんとに素晴らしいと感じた作品です!
元々、探偵物の小説が好きだった私が何気なしに深夜の「ミ
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ナイトホークス(1981年製作の映画)

4.0

B級だけど案外に面白かった、いわゆる拾い物的な作品でした。
前半は「う~ん…」て感じ。凄腕の刑事コンビという割には、さほど凄さは感じられないエピソードだし、爆破テロもリアルでもなければ派手でもなく「う
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

4.0

単純に楽しめました。
原作は未読ですがシリーズが好評なのも頷ける、しっかりしたミステリーというのは私でも知ってたので映像化された本作も期待通りでした。
所謂、安楽椅子探偵もので型どおりの展開であっても
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

運命からは逃れられない。
フリードキン監督は人間の中にある闇や悪の部分を生々しく描き、それでも運命に抗おうとするキャラクターを見事に活写していた。
男臭い役が似合うロイ・シャイダーが最高に渋い!
70
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

4.5

まず冒頭から上手い!サスペンスフルな曲をオーケストラで演奏し徐々にシンバルに寄っていく撮影、シンバルが鳴るのも後半への伏線だし、なにより曲が良い。さすがバーナード・ハーマン!
主人公があくまでも凡人な
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.8

現代の戦場を描いた作品では群を抜く出来映え。
全体の三分の二以上をただひたすらに戦場の場面に費やし、感傷に浸る隙も与えないほど徹底的に描くことで「反戦」というメッセージが浮かび上がる。
劇場で観て圧倒
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

4.5

とっつきにくい(特に日本とは違う)法律をメインに据えたリーガル・サスペンス物ですが、かなり面白かったです。
劇場で観た時はいまいちピンときませんでしたが、改めて見直すと「なるほど!」と膝を打つ展開で、
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

色々、語りたいことあるけど、とにかく面白かった!
ホントにこの監督は映画が大好きなんだなあ!とつくづく思った。スピルバーグやスコセッシとはまた違う、とことん映画愛に満ちた作品!
やっぱり映画は映画館で
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天気の子(2019年製作の映画)

4.5

私のような穢れたおじさんでも、純粋に人が人を愛する気持ちを、映画であっても観せられると感動してしまうものなんですね。
後半からクライマックスにかけての主人公の気持ちは、おじさんながら、つい同化してしま
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アウト・オブ・サイト(1998年製作の映画)

4.5

しゃれた大人のロマンティックで粋な犯罪映画でした。
エルモア・レナードらしいキャラクター造形を活かしウィットに富んだ台詞や性格は他の同ジャンルの作品より群を抜いて上手く、それをサラっと演じる役者さん達
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.5

上手い!よく出来てます!
SFではあるけどきちんとスパイ物としても成立させて見事でした。
タイトルデザインとゴールドスミスの豪快な音楽で一気に引き込まれ、あれよあれよと主人公と同化し「これは夢か、現実
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

4.5

この発想力はスゴい!と感心してしまいました。
オープニングの夢から現実への繋ぎ方、三角関係のロマンスかと思いきや中盤から自分とは何者か、悪夢なのか現実なのか境目がハッキリしないなかでアイデンティティを
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

4.0

ストリートギャングが殺人の濡れ衣を着せられ、ニューヨークからコニーアイランドへ帰る道中を緊張感たっぷりに描く本作、ストーリーはいたってシンプル、でも、かなり面白かったです。
80年代半ばまでは派手じゃ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

何気なく、評判だったしと観始めたら、いや泣けた泣けた。

どうしても敗戦国ならではの、戦争反対を声高に叫ぶ作品は苦手ですが、本作は日常をずぅーと描くことで、場所や人種を越えて全ての戦争に反対する、そう
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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.5

いかにもトニー・スコット監督らしい作品!
シナリオも三幕でキチッと落とし上手いです。
主人公のセリフの返しもウィットに富んで好きだし、ハックマンさんが「カンバセーション」のその後の姿のようなキャラクタ
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

4.0

平成だけど昭和感満載な作品でした。
オープニングの、ファンから差し込む逆光、ガバやらベレッタを組み立てる時のこれ見よがしな動きに効果音、銃声は仕方ないとしてVシネ「クライムハンター」以降、流行った空薬
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エスター(2009年製作の映画)

4.2

改めて観ても、やっぱりビックリ!
そうなんだ!って。
脚本も上手いけど、演出もちゃんとスリルを煽ってて上手いです。
日常的な描写の中に少しずつ不安感を入れ、徐々にこの子の異常性を見せていく手法がわざと
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.0

クルマ好きには堪らない作品!

とはいっても、私はあまり興味はなく、詳しくないので、スゲー速いなあ!くらいですが・・・。
シナリオが甘いのか、もう少しキャラを深く描いて欲しかったかな。
でも、そういう
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.3

全編、救いようのない話。
いかにも韓国映画らしくバイオレンス描写は強烈。
舞台となった場所だからこその、現代社会の闇をリアルなタッチで描きつつエンタメに落としこむシナリオは上手く、彩度を落とした映像、
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ザ・チェイス(1994年製作の映画)

4.0

とにかくアップテンポな快作だった!
キャラクターもありがちながら分かりやすく、シチュエーションで見せていく、退屈せず飽きさせず勢いがあり単純明快に面白かった!

サスペリア(1977年製作の映画)

4.0

怖い、というほどではないけど、楽しめました。
ゴブリンの音楽が印象的!
色の使い方がサイケな感じ、というか、赤(朱色に近い)がインパクト強烈!
オカルト好きなら外せないけど、私はイマイチでした・・・。

ヘブンズ・プリズナー(1996年製作の映画)

3.8

やはり、ハードボイルド小説を映像化すると、こういう感じになっちゃうんですね。
文体を映像化する、しかもキャラクターを主体とした探偵物の場合、事件は重いけど地味なんですよね。だから、展開やスリル、サスペ
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殺人課(1991年製作の映画)

3.8

久しぶりに観ましたが、う~ん、地味かなぁ、と。
キャラクター設定はさすがに巧く、主人公がどんどん深みにハマり葛藤し苦悩する姿は理解出来なくは無いけど、私には今一つピンとこないんです(歴史を学んでないか
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.0

キレた中年親父が街中の矛盾に怒りを爆発させる!
こんなアイデアがあったかと思うストーリーが上手く、各キャラクターもキチッと立って、特に主人公には、いちいち共感してしまいました(だからと言ってバットを振
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

衝撃でした!
初めて観たのはTV東京で気楽に構えてました。数日後、何度も母と一緒に観返したほど。
題名と清張作品程度の知識しか知らず、「まあ、刑事モノで有名だし」と何気なしに観始め、胸にズドンとくるラ
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白く渇いた季節(1989年製作の映画)

4.2

なぜ認めあえないのか?
なぜ認めあおうとしないのか?
お互いを理解しようと努力することをせず、色が違うから、宗教が違うから、自分と違うから、力で潰そうとする。

サザーランドが一般的な考えの主人公を好
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イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985年製作の映画)

4.0

刑事 対 マフィアのボス というシンプルな刑事モノで、久しぶりに観ましたが、なかなか面白かったです。
共感しづらい主人公をミッキー・ロークがニヒルに演じてセクシー。実年齢よりかなり上の設定なのかな、白
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

4.0

良くも悪くもハリウッド的な展開になってしまったのは差し引いても、なかなか面白かったです。
最初は「ホットゾーン」をスコットが
監督する予定だったけど、紆余曲折を経て、「ホットゾーン」にインスパイアされ
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WANTED/ウォンテッド(1986年製作の映画)

3.8

「ザ・モンスター」繋がりで。
賞金稼ぎ=バウンティハンターがテロリストを追うってストーリーに新味は無く、全体的に、もっさりとした展開(という表現しか思い浮かばないんですけど)で派手に出来そうなシーンも
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

なるほど、スピルバーグが今撮らないといけないと思うような題材、という意味が分かりました。
絶対的な権力に屈せず、正しいことをする、違うことは違う、と言えなければジャーナリズムの意味が無い。
トム・ハン
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

やはり面白い!
ネタバレするので詳しくは書きませんけど、脚本が巧い!
曲者の役者さん達のアンサンブルも上手い!
演出もフィルムノワールとミステリーのバランスが上手い!
編集と音楽も上手い!
私的には「
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ナイトムーブス(1975年製作の映画)

3.0

どうにも、個人的にハマらなかった作品。
探偵モノなのに推理や聞き込みをするわけでなく、行き当たりばったりな展開でラストも、う~ん…。
ジーン・ハックマンは好きなんですけどね。
ジェームズ・ウッズが若い
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.8

圧倒的でした!
SFではあるけど、ヒューマンドラマでもありラブストーリーでもあるので、ストレートに感動してしまいました。
たとえ未来が分かっても、それがどんなに悲しい経験だとしても、やはり私も主人公と
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