のんのんさんの映画レビュー・感想・評価

のんのん

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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

2.5

試写会で鑑賞。

何だかよくわからない不安感を煽り、じわじわと恐怖を感じさせていく事や、思わず顔を覆ってしまうような怖さの演出は、さすが清水崇監督。声を上げそうになったり、目を逸らしてしまうような恐怖
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.5

試写会で鑑賞。

京都貴船の旅館一帯で、ひたすら2分間のタイムループを繰り返すお話。
今までの私が知ってる作品では主人公だけがタイムループを繰り返すものでしたが、従業員やお客さん一同揃ってのタイムルー
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

4.7

スニークプレビューにて鑑賞。

映画全編に漂う『何かモヤモヤする』感覚。何か気になる、何だかスッキリしない…という漠然とした不安感が募っていきました。あちこちに散りばめられたちょっとした違和感が全部繋
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湯道(2023年製作の映画)

4.3

完成披露試写会にて鑑賞。

難しいことは抜きにして、ただただ楽しく観られる作品でした。

生田斗真さんを始め、皆さんの銭湯のシーンは本当に気持ち良さそうで、あ〜、銭湯行きたい!大きな浴槽に今すぐ浸かり
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.8

これは警告?それとも提案…?観ている間も観た後もいつまでも考えさせられる作品でした。

少子高齢化社会の時代に施行された『PLAN75』
街のあちこちに幟が立ち、高齢者の集まる場所では映像が流れて、『
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.5

フィルマークス試写会で鑑賞

観終えたあとからじわじわと怖さが沁みてくる作品でした。

私達が材料を選んで調理して美味しく頂く様な感覚で、じっくりと標的を選び、とても柔らかな気持ちで包み込んだあとで絶
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

こんなに放射能撒き散らして、アメリカは大丈夫か?
…なんてツッコミどころはたくさんあるけれど、ハリウッド版ゴジラの中でこの作品が1番好きです。

怪獣たちの戦いぶりは昔と比べて本当にリアルで痛そうで、
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.5

最初から最後まで、飽きる要素が1つもない!

監督の頭の中にこの映画がまるまる1本出来上がっていて、それを長い年月をかけ、丁寧に
掘り起こして作り上げたのでしょうね。

ちょっと耳障りな発声と不思議な
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.7

静かなピアノのメロディーと共に、主人公たちの気持ちがゆっくりと心に沁み込んでくる映画でした。

『そのままの自分を受け入れて愛してほしい』
たったそれだけなのに、叶うことが難しい願い。映画に登場する人
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.1

SNSの怖さを描いた映画の中で、このドキュメンタリーが1番の怖さでした。
ちょっとだけ背伸びしたい、大人の世界を覗きたい子どもたちに対して、容赦なく性をぶつけていくオヤジ達の醜いこと。
『お前のせいで
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.0

試写会で鑑賞。

何かに夢中なれるって、それだけでも楽しいけど、同じ熱量で共感しあえる仲間がいたら、もう最高に楽しいよね。

年齢に関係なく、ただただ熱い想いで突っ走る。
どーでもいい事に熱くなり、分
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

4.8

じつに見応えのある140分。
歌あり踊りあり、コメディありシリアスあり、ラブコメありロマンスあり、アクションありサスペンスあり…。

歌と踊りが終わる度にコメディからラブロマンスへ、アクションへ…と目
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

見事に晴れ渡った空、お揃いの真白い衣装、色とりどりのきれいな花。そして弾けるような笑顔。

普段なら心が安らぐような景色が、この映画ではものすごく不気味で、叫び出したい感覚に襲われました。

私が普段
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.3

『ぼくはお母さんが大好きです』

母が気分良く過ごしていけるように助ける事を存在意義の全ての様に生きてきた彼。
自分のやりたい事や感情は押し殺して追随して行く彼の表情からは『諦め』ばかりを感じた。
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.7

今まで見ていたもの、信じていたものが最後にどんどんひっくり返る小気味よい感じ。オセロゲームの大逆転みたいなあの感覚、大好きです!今回も気持ちよく騙されました。
豪華俳優陣をほんの一瞬だけエキストラ出演
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞。

ジュディ・ガーランドの歌う『虹の彼方に』に、子どもの頃から何度も励まされてきました。
でも、今日の『虹の彼方に』は、切なかった…

住む家もなく身体もボロボロになりながらも、『大好
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.3

“人形のフリ”をやめて開き直ってからのチャッキーの表情が、秀逸。そこにオッサンの声でひどい言葉遣い、カクカク動いてるクセにやる事はエグい…。
何だか笑っちゃうけどコワイ。
でも、結構ハラハラドキドキ度
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.4

妖しく怪しいこのストーリーを蜷川実花さんの抜群の色彩で、艶やかに美しく見せていると思いました。
食材やお花が、凄まじく妖しい綺麗さ。戦闘シーンもキレイでした。

キャストが豪華で、皆少しずつしか出演し
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.8

怖い。本当に、怖い。
見終えたあと、緊張で身体がガチガチになっていました。

『安定した政権を保つことが国民の為』なんて大義名分のもと、こんなに理不尽な事がまかり通っているのか。

これはできる限りギ
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アラジン(2019年製作の映画)

4.8

アラジンって、実写化したらこんなにカラフルでゴージャスになるんだ〜!
もう、うっとりと夢のような時間でした。

予告を見た時、どう見てもジーニーが『青いウィル・スミス』にしか見えなくて不安でしたが、正
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.3

青く深い海の色。圧倒的な海の描写。
水がうねり、魚たちが躍動する海中のシーンは、息をのむほど神秘的でした。

地球上全ての生命の讃歌…と言うのかな。ものすごく壮大な映画でした。

ただ、残念ながら今ひ
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キングダム(2019年製作の映画)

4.3

試写会にて。
原作は読まずに鑑賞したのですが、面白い!
映画の間中ワクワクしっぱなしで、すごく楽しめました。

まず、アクションがスゴい!
中でも山崎賢人さんの素速く、軽やかで激しいアクションシーンに
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.4

普通の人には無い力って憧れるけど、この力はどうやって使えばいいんだろう?
これが九死に一生を得た時に授かった力…と思うと、なんだか辛くなりました。
何気ない日常を送りたいだけなのにね。

静かに進んで
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.8

試写会にて。

最後のテロップが出た時、初めて涙が…。
感動したと言うのではなく、主人公鹿野がもう居ないんだな…と実感し、寂しさの涙だったと思います。

始めのうちは、鹿野の自己中過ぎる言動が嫌でたま
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億男(2018年製作の映画)

3.8

『お金を使える人になりたい』棚ボタで大金を手に入れた一男のセリフ。
お金に踊らされている人達に出会いながらのこの一言にズシンときました。

物の価値は人それぞれ違うように、お金の価値も人それぞれ。
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

怖いもの見たさで鑑賞。
期待通りの怖さと、疾走感のある作品でした。
用意した飲み物に手を付ける余裕もなく、息を凝らして見入ってたなんて、初めて。

ヴェノムの動きの気持ち悪さはしばらく海産物コーナーに
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

最初から最後まで、ハラハラドキドキしっぱなし。
漸くホッ…としたのも束の間、またハラハラドキドキが始まり…。
エンドロールになった途端、ドッと疲れが吹き出しました。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.3

試写会にて、鑑賞。

不思議で始まり、不思議で終わる。
でも、清々しい不思議さ。
口の中に硬めのラムネを入れて、噛んじゃいたいけど、勿体なくてじんわり溶かしていくような…そんな不思議さを、もらって帰り
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

面白かった〜!
えっ、あれってこういう事?
あー、なるほどね〜。
なんて、一人でウンウン、頷きながらみてました。

面白い!とにかく面白い!
もう一回観たいなぁ〜!

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.3

フィルマークスの試写会で鑑賞

徹底した男性優位主義者のボビーが、ビリー・ジーンに次第に追い込まれ表情が一変していく様は、見ていて爽快!
ビリー·ジーンの勝利に思わずガッツポーズを取っていました。
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友罪(2017年製作の映画)

3.2

試写会にて鑑賞

重い、心にモヤモヤが残る映画でした。
なんというか、色んな意味で考えさせられる作品。

登場する人々それぞれが背負っている過去がとても重く、辛く、それでも皆現実に向き合って生きようと
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妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

3.7

泣いて笑ってホロッとさせられるこのシリーズが結構好きです。
今回は主婦の大変さとそこを全く理解しようとしない身勝手な夫との話がメイン。
そーだそーだ、と頷くところが多々ありました。

そんな姿勢で見て
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娼年(2018年製作の映画)

3.9

男娼になって生き甲斐を見つけたリョウ
の成長物語かな。
ベッドシーンは多いけど、嫌な感じはなくて、すんなり見れました。
松坂桃李の持つイメージのせいか、いやらしさより健気に一生懸命に仕事を頑張ってるよ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

試写会にて鑑賞。
オープニングがめっちゃカッコよくてゾクゾクッとした。
一気に話に引き込まれ、そこからは主人公と一緒にラストまで駆け抜けた感じでした。
随所に散りばめられた極上のショーや歌声がとても良
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.2

フィルマークスの試写会で鑑賞。
コメディーの軽さと子どもが書いたようなタイトルでほっこりさせられて始まりますが、登場人物たちの過去や絡みが明らかになるにつれ、だんだんとミステリー要素が強くなってきます
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.9

昔、NHKで放送していた太っちょのポアロが大好きだったので、本作のちょっとカッコいいポアロが受け入れられるか心配でしたが、ぜんぜんOKでした。
豪華な列車とクセのある乗客たちが妙にハマっていて、すごく
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