このレビューはネタバレを含みます
最高に良かった。
フランスの田舎、自然、鳥や虫の声。ただ落ち着き、人も自然体でいい。動植物と触れ合い、雨を楽しむ。カメラも自然体で、ただただ彼女たちと自然の瑞々しさと、豊かさを感じる。音もいい。素朴で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
中国人向けに作られている、無理やり公開までこじつけた、みたいな印象をもった。
オーストラリアロケは6日間で、1999年のシーンは2001年に撮影?されたらしい?頓挫したか。
川の冷たさ、静けさと、沈>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
瑞々しさを感じた。二階堂ふみの肌やしぐさ。水の音。金魚の揺らめき。セリフや物語られる純粋さ。恋。瑞々しさの表現が緻密になされる。
室生犀星の知的さや、センス、だからこその気難しさと、滑稽さなどの人間ら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
毎回思うのは、ゴダールの男性観、女性観が自分のとは全く違うということ。時代なのか、国なのか。ただ、共通点を見出すなら、いつでも分かり合えないし、でも分かり合いたいとも思う、ということ。まあこれは人間関>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
どこが本当の世界なのか。始めは彼女の周りに偽りが満ちていた。ネットで買った恋人、結婚、仮面夫婦の両親、教師。そして、偽りでも何でもでっち上げる俳優兼実業家。全ての愛やら現実が偽りに満ちていた。社会では>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とにかく楽しい。歌って踊って、何もかも楽しく。嫌なこともポジティブに笑い飛ばす。そういう意味では、雨に唄えばという歌は、象徴的だった。
その人の映画は一本見れば分かる、セリフや声が重要だなどという自己>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とにかく脚本と絵がうまい。何ともない話を聞かせる技術はすごいし、登場人物ひとりひとりの設定がしっかりしていた。だからこその絵の見せ方もすごい。緻密な設定ありきの印象的な絵。
例えば頭殴られて血を流しな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
女優二人に酔いしれるための映画って感じ。演技と美しさ。とにかく、表情一つ、所作一つ、指先一つ、セリフ一つに。
どんな脚本を書いたら、どんな演出をしたら、こんなに美しく、というか、女性の魅力を描けるんだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
プレッシャーに耐えてよく考えて作ったんだろうな(悪との葛藤、女性や人種を広く取り込んだ感じ)。報われてよかったね。
物理的な移動と社会階層の移動が深く繋がっていることがよく分かった。
ハリソンフォード>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
情報なしで入ったから、ありきたりなどんでん返しだったけどやられたわ。今まで楽しんで見てた物語を急に客観視されることの虚しさとか、鼻を明かされた感がすごかった。これは監督の腕だろうな。
監督の腕といえば>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人は何か越しに、ものを見ているということだろう。
彼が国家に奉仕しようと決意したのは、テレビ越しの悲劇だった。テレビによって国家と、それへの帰属意識、国民性というものが生まれる。
また彼はスコープ越し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オリヴェイラの映画は初めてだけど、初っ端から引き込まれた。カメラのアングルと絵の構図が考えられて作られていることはよく分かるし、とにかく編集が丁寧だと思った。そういった細かいこと全てができて、ようやく>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
おしゃれ映画だな、とか思ったけど、やりとりが面白かった。とくに日本人カップルの二人の演技とかよかったな。
一方的に見てること、恋してることの無意識過剰や、恋人1人制に翻弄される現代のロマンチックラブと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この映画では普段聴かない人の声を聴くことができる。ブツブツ言いながら歩いてる人、疲れて弛みきった頬に、化粧もしない主婦、同性愛というマイノリティとなって社会に恨みをもちつつも気持ちを抑えて弁護士にまで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これを見た当時の人は、どう思っていたのだろう?この男は浮気性でしょうもない男だ、この女たちは身勝手で情けない奴らだ。もしくは、個人主義で今までの男女関係や家が崩壊してしまったと嘆いていたのか。とにかく>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
見る人が増えて、異常と言われる人たちに理解が深まって、こうやってたくさんのひとがレビューを書いて
徐々に彼の死と、彼らの悲しみが、報われていくんじゃないかと思う。
こうやってこの話はハッピーエンドに近>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
別れのときのお父さんの演技にボロ泣いたわ。
私たちの場合も、いろんな人のwoman in goldを奪い、奪われてきたんだな。ナチにだけ反感を強めちゃ見ても意味ないよな。
このレビューはネタバレを含みます
プロパガンダと洗脳合戦。
それを生々しく、分かりやすく描いているから、1作目が好きな人にとっては不快だろうな。
このレビューはネタバレを含みます
3段階に分かれているらしい。機械の目を通し、機械で殺すやり方。自分の目で捉え銃で殺すやり方。対面し、殴りあうやり方。一段階目では、無感情で、全て、何かを通して遠くから見ている。二段階目は目で見ていて、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ベルイマンの映画を見た後は、普段は見えない、聞こえないものが、調和をもって意識下に上ってくる。下りてくるか。
そして無言ほど雄弁なものはないと思う。これが全てなんだと。
このレビューはネタバレを含みます
人も機械も、何のために使う?戦う?キャプテンアメリカの武器が盾なのがいいわ。何のための映画?きっとこの映画に影響を受けた人だろう。
やっぱロバートレッドフォードかっこいいわ。
面白かった。
このレビューはネタバレを含みます
これを同性愛の映画だと言っても良さげな感じもするが、どうして同性愛と呼ぶのに少し違和感があるのだろう。それは、彼女たちが、女友達だからなのではないかと思った。つまり、この関係性は友情でもあり、性的な結>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
描きすぎないのに、どうしてこんなに心が掴まれるんだろう。ブレッソンの映画は不思議な引力を持っている。おそらく彼の映画の解釈は人によって違う。つまり、彼は、一人一人に異なるメッセージを送る。そして登場人>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
信号のないハイウェイをただただ突き進むような映画。でも、突き進みたくなる理由があるんだよな。ただ黙ってどこかへ歩き続けた方がよっぽど楽だと思う時があんのさ。きっと歩き続けても、失ったものをまた取り返そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
プロフェッショナルを見てから鑑賞した。だから一層感動した。細田さんは、人生を謳歌してない側の人間だから、こんな希望に満ちた映画が作れるんだな。
号泣ポイントは結構あったけど、九太が弟子にしてくれって言>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今回は、男の友情がテーマだろう。世界平和と好きな女の子をものにするため、仲間たちと助け合うという、男のロマンをすべて実現してくれたんじゃないかと思う。特に、普通の男子が共感できたのは、ベンジーだろう。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これは若者の身体に関わる映画。心情は描き過ぎず、世界を作ったあとに、自然な位置にカメラを置いて撮ったかのようなやり方に、リアルさや、社会をそのまま切り取ったような、ドキュメンタリー性を感じる。だから正>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この映画を見てると、大きな違和感を覚える。それは、映画自体にではなく、自分自身に。作家主義が現れて以降、私たちは作家主義的な見方をするのが当然だったし、というか、作家主義者が評価するような作品しか残さ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
レフン独特の一定のスライドで、文字を書いていくように淡々と物語が流れていく。音楽も。
本作で考えなければならないのは、神は誰かということだろう。つまり許すのは誰かということ。主人公でもなく、警官でもな>>続きを読む
写真集が欲しくなったから、このドキュメンタリーは役目を果たしたんだと思う。彼の語りを聞けば、すごいことが分かるかと思ったが、彼は写真で語るのが得意なんだもんな。写真をよく見てから、またこれを見たい。
このレビューはネタバレを含みます
映画のテーマは恋である。恋を失い、また恋して、失う。そんな現実的で、ありきたりの映画だと思う。もし恋人がOSだとしても、普通の恋である。そう思わせてくれる。OSの恋でも、普通の恋でも続くか不安になるの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アランレネは、広島を死んだドイツ兵との許されざる初恋とその街ヌベールだと考えているらしい。原爆が落とされ、大きな被害を受けた広島と、恋人が殺され、非国民だと言われ名誉を傷つけられるに至った初恋のどこが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
体の中で化学反応が起きている風の映像が見る者に与える影響は、大きいのではないかと考えさせられる映画だった。この映像を見ると、主人公と同様に、細胞一つ一つが研ぎ澄まされる感覚がする。それが映画への集中力>>続きを読む