井出さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

井出

井出

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フットライト・パレード(1933年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

まさに総合芸術。お金のかけ方や作り手のストイックさはんぱない。すごすぎ。

田園に死す(1974年製作の映画)

4.5

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ちょー怖い、ちょー面白い、ツッコミどころ満載、色彩もアングルも世界観もブッとんでる、たまに絵がきれいすぎてた、音楽もいい
思想もつよい、切っても切れない親子とか、タイムマシン、時間とか、輪廻、三途の川
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リリス(1964年製作の映画)

3.6

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水の徹底は凄かった。彼女の世界は常に水の中にあり、水に映る彼女はより魅力的に見えた。基本的に頻繁に水をのむ。生水でもなんのためらいもなく飲むし、水に映る自分にキスもする。基本水ばかり見ている。自分の世>>続きを読む

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.4

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まさに飛び出す絵本。カラフルで、3Dの使い方は革新的だった。いろいろな監督が、2Dではなく3D、にする意味を探しているが、ゼログラビティと同様、3Dでなくてはならないともいうべき作品だった。
子どもが
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.2

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まず音楽がいい、マイルスデイヴィス。使い方も不思議で普通のときに流れて、見せ場までの経緯のときは無音で緊張感、でなぜか見せ場でしゃれたマイルスデイヴィス。逆効果なんじゃとか思うけど、なんかそういう映画>>続きを読む

お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.7

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大好き全部
久しぶりだからやばすぎる
最近本気で映画見てないけどまあいいか。
カメラ動くだけでなんかあると思う
結婚は大変なんだな〜、でもいいな〜

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.7

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プレイタイムもすごいけど、こっちは話重視。とにかく家政婦が光を嫌がるやつには爆笑。ユーモアがやばい。シュール
工場やら近代化の騒音が会話を奪い、子どもを抑圧し、善人を排除してるというメッセージ。まあ近
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プレイタイム(1967年製作の映画)

4.6

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ちょー好き。
ユーモア、アングル、セット、美術、ファッション、色彩、構図、音楽、全てが素晴らしい。
人それぞれが歯車に、それでいて有機的で調和的な相互関係でつながっていて面白い。ジャズだったり、ピアノ
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日陽はしづかに発酵し…(1988年製作の映画)

4.1

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ソ連の末期
監督の目も異常
ワンカット、カメラ動かず、動いても変
うつる人々、景色からわかる社会の厳しさ、からっぽ空虚、荒廃、狂気、極度の無気力、異常、
不快、きもちわりーゼラチン、
カメラが広角レン
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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.5

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とにかく淡々と子どもの日常を描いている。恋愛、不遇、逸脱、葛藤、大人という壁、生、子どもたちは日々を、初めての経験を、全力で本気で楽しみ、苦しみ、生きている。その絶対的な一元論者たちを尊敬しているトリ>>続きを読む

破戒(1962年製作の映画)

4.6

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冒頭からうまいな〜、緊張感、カット切って描く、塩をふることの意味、自分が死ぬ前に…
破戒、部落ももはや宗教か。
カメラワーク、アングルもいい、最初は、部落出身者を見下げるアングルがあったが、猪子が出て
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袋小路(1965年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

反撥とは違う雰囲気からのスタート、よかった〜
音楽よすぎ
コメダだ
ポランスキーのはイギリス映画に見えない、大陸的な閉塞感、重々しさがある
陰影
構図、長回し、ひきつける
ベルイマンぽい、ロケーション
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反撥(1964年製作の映画)

3.9

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始まりおしゃれだな〜、キョロキョロしてて最後まっすぐ、そのままスタート
カトリーヌドヌーヴはよりたくなるのわかる
BGMのジャズかっこいい、アンジェイワイダとやっぱり似てる、部屋での長回しとか構図とか
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

社会性あるメッセージを軽いタッチで表現するあたりすばらしい。
競争主義の教育とそれを生む社会構造、「カースト制のようだ」というセリフに表れているように、今の教育制度を批判し、社会的成功のあり方に疑問を
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コブラ・ヴェルデ(1988年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

文字の原色づかいがファスビンダーぽい
役者がやばい
ロケ地とか道具とかエキストラとか徹底してる、面白い、まさにそこにその世界がいままでもこれからも続いているような感覚を抱く、監督ストイックすぎる、リア
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ショック集団(1963年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

頭の中が見えたり聞こえたりする
狂気と正気がチラチラして切り替わるところはすごい
陰影すごい、とくに狂気のときの影の不気味さはやばい
話も面白い、戦争、人種差別、天才のプレッシャー。当時の社会の裏側、
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

子ども目線で、何もかも不安に見える
カメラゆっくり動く、構図
駅に行って電車に乗るのにこの緊張感、BGMなく、顔がはりつめている、子どものセリフがすごい、電車が大きく見える、遠まわしのようで直接的な印
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.8

色彩がいい
あんなに愛し合ってて別れても幸せになれるっていう話の方がむしろ観る人に希望を与えるのかもしれない。

夜の終りに(1961年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

オープニングの曲からやばすぎる
ジャズ、
そっからの流れオシャレすぎる…
構図がいい、カメラ動かず、いつもの朝、セリフはないけどこの人のことがよくわかる、脚本
ワンカットふつうに入れてくる
おしゃれだ
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アンモナイトのささやきを聞いた(1992年製作の映画)

-

印象に残ってるのは股間を隠してるガイコツに「お母さん」て言うシーン

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

窓がたくさんあって光を取り込んでいる
現実か夢か、とにかくその比率は終盤に向けて逆転していく。二階の部屋、難破した船、彼女は選ぶ運命だった。いままですがってきた、畏れ敬うべき神に心を奪われていった。そ
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大地のうた(1955年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

インドの50年代、映るものすべてが、時間、空間において異文化体験とそのなかにある共通点。
それでいて技術ははんぱない、カメラはあまり動かさない、動かせないのか、だからこそ、構図やアングルの工夫がすごい
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M(1931年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

聞いたことあるオープニング
殺人は推測させる、影をうまく使う、口笛が代名詞になる、母親を撮るのと同時進行で不安を煽る、BGMはなく強烈に臨場感を出す、技術はんぱない、サイコスリラーとかミステリーとかの
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初の地平線まで続くように見える田んぼの風景が美しく、エーテルがあるとかいう音楽をきき、抽象的で詩的だったり、中二病的、だったりの掲示板の文章をよく考えもせずただ流し読んでいるだけで、カタルシスが得ら>>続きを読む

シャルロットとジュール(1958年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ゴダールの映画観、恥知らず、時代遅れ、ウソ、まやかし

背負ってない感じ出てる

水の話(1958年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トリュフォーと共同だもんな、見た感じ、トリュフォー色、かけあいはゴダール、おもしろ

男の子の名前はみんなパトリックっていうの(1959年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

脚本がエリックロメールという…
メンタルがほぼ女みたいなやつの短編
おもしれー
最後の感じがすごくいい

スチレンの唄(1958年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

色彩、音響、効果的
これらの短編でわかることだけどアランレネにとって役者や演技は必要条件じゃない、ブレッソン的
バラエティでやるようなことだから、工場見学は人を楽しませる

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

子どもには敵わないって改めて感じる、その凄みは言葉にはできない
「熱」の羽

ベルリン、人生、世界、時代、生死、そんな枠をぶっ壊す、全てのものへの賛美、愛、素晴らしい

話的にもどうでもよくなることだ
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世界の全ての記憶(1956年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

記憶を描くのではなく、記録してものを撮るっていう斬新さ
図書館てワクワクするよな〜
音楽とか、撮り方とか面白いな、めっちゃ共感できる
やっぱ短編いいな、もっと浸透してほしいな
図書館、知溢れる幸福の場
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ゴーギャン(1950年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

食、睡眠の上に成立する絵画、苦しみがないと描けない絵画
絵を描くか死ぬか、絵を描かないと生きられない、絵を描いていると死ぬことになる、物質の生死と精神の死生

ゲルニカ(1950年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ピカソ
ゲルニカという町の悲劇
虚無、死
女、子どもの瞳にある宝、赤いバラ、それを守る男
爆撃、編集による演出、怖すぎ
血、獣の表情に感情を、心を絵に、彼が見えたもの、彼の心を通して、音が聞こえてくる
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