こきけさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こきけ

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ミッドナイト・マーダー・ライブ(2022年製作の映画)

2.7



ラジオ生放送中に事件に巻き込まれるラジオDJの一夜を描いたスリラーサスペンス

設定がモロ被りの #テロライブ と比べると何枚も落ちる感あり。展開も単調で退屈。結末のアレもあまり好きじゃない&現実
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8


大物映画プロデューサーの地位を利用した性的暴行事件 所謂 #Metoo 運動に火をつけた1つの新聞記事を巡る必見の作品

黙らされた人の痛み、そして分かっているのに黙っている人の怖さを突きつける濃密
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スマイル(2022年製作の映画)

3.6



連鎖する自殺の謎に迫る精神科医、、のワクワク設定がまず怖くて嫌。
グロとホラーの割合が絶妙でそれだけで気持ち悪いのに、謎解きサスペンス要素もあり最後まで目が離せない

ただラストの着地もうちょい何
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

3.7


スーパーで働く"持ってない"お父さんの日常に溢れる葛藤を描いた良作

つぶやきシローの小説が原作なので、脳内セリフが異様に多く説明的ではあるけど、
感情の機微が面白く最後まで退屈することなく楽しめま
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.9


俳優(実名)が誘拐されるメタ設定のクライムアクション

人質と誘拐犯のパワーバランスが二転三転する展開が続き緊張感が絶えないこりゃ楽しい!

設定がまじで秀逸なので、日本でもリメイクしてほしい堤真一
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

2.4



クズ男と付き合う女性たちの群像劇で、生々しいクズ男感は良いんだけど、
都合よすぎな火の玉ストレートな伏線回収はもち
なにより終盤の展開に心底がっかり。恥ずかしい
恋愛の着地ってそんなのでいいの?
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.8


ロシア大統領選挙に立候補してプーチンと対決することになった男の戦いの記録ドキュメンタリー

政権寄りのTV番組、言論弾圧、武力行使、人治国家と日本の未来(現在)のような光景が当たり前に広がるも、
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

2.3



いい人ばかり&ストーリーの起伏が無いので、面白くない。
50年代ファッションもよくわからないので、そこの興味も持てずにうとうと、、

なんだかなあ

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.0


サスペンスぶってるけど、むしろ突飛な境遇の少女の中途半端なラブシーンの多すぎる甘苦い恋愛映画

謎解き要素は皆無で、主人公の人格形成とかそこらへんの味の薄い所が延々と続くので、面白くない
というか感
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.6



超高齢化社会JAPANで、これから
誰にでも起こりうる介護を入口に「考えさせられる」じゃなく「考えないといけない」問題作

話に意外性は無いけど濃密な情報量に手汗ぎっしり
普段口にしない本音を表現
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消された女(2016年製作の映画)

3.6


実際の事件に着想された精神病院系サスペンス

信頼できない語り手の回想をベースに、真実が見えない展開がこの手のジャンルに欲しい要素がモリモリ。

ただ回想メインなのでテンポが悪く中弛み感もあるけど、
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8


「誰も信じてくれないけど、これ絶対オカシイぞ…​」系のスリラー的舞台に色んな要素を混ぜる加減が絶妙で大好物

ネタバレ回避したいけど、
結局その良しとされる価値観て誰が作ったのか、なんでそれを自分も
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.4


加湿器殺菌剤を巡る訴訟を題材にした社会派作品
前半は肺炎のミステリー、後半は原因の法廷モノとして良質

なにより
人命軽視、金儲け重視の何もかもが杜撰で救いようのない人間達がいて、なぜか無責任で野放
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エルヴィス(2022年製作の映画)

2.7



エルヴィスの楽曲制作秘話的なものは皆無で、彼の大成功の影の部分と
マネージャーとの関係性の変化を延々と見せ続ける

成功話としての感動はなく、ずっと大佐の掌で踊らされてるような話の狭さもあるが、ス
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

2.6



うーん、なんだろ
ヒロインと相手役に魅力を感じないし、展開も苦手な方角へぶっとんでいくので、終始「えぇ…​そうですか」
となる不思議ちゃんラブコメ

日本でクドカン脚本でリメイク、、どうなるんだろ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

テーマ以上にガツン印象に残ってるのが
黒いベーグルなんですよ

そのベーグルってのは
もちろん有名な話、ユダヤ人の発明した
美味しい食べ物。

その美味しいはずのベーグル
ユダヤ人の作ったベーグルが
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ナイトライド 時間は嗤う(2021年製作の映画)

2.6



危ない仕事の責任者の一夜をワンカットで描いた力作も、内容が薄いし、アングルも一定なので、睡魔が凄まじい(冒頭20分でうとうと)

けれど撮影中のあるハプニングや終盤の追い詰められ方はそこそこ緊張感
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

風俗嬢の痛み描写が弱かったり、登場人物達の根本的な問題が解決してない点に不満あるも

"日陰"に集まった人たちの刹那的な心の触れ合いと癒しの話は、ちひろさんの日陰を際立たせる実は残酷な設定が不思議な味
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

2.7



偉大な英雄の空白を埋めるようとする最中、謎の敵襲と盛り上がりそうなんだけど、何も起きない地味な話が続きめちゃくちゃ眠い、、。

アクション自体は面白いんだけど、新兵器のヴィジュアルが好みではなく今
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.1



どっかで見たSF既視感設定に落とし込み量子世界設定をドブに捨てた感を気にしなければ、楽しいアクションコメディですが、MCUはそれじゃダメなんでは、、

サノスと比べると敵の魅力も弱いし、量子世界の
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5



「実際に聴いて、自分に音楽の良さがわからなかったらどうしよう、、」
という原作ファンの不安を場外へぶっ飛ばす、今年暫定👑No.1映画!

目まぐるしい映像演出にほろ酔い
各キャラの繊細な演技にグサ
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.9



タイと韓国の共同制作の除霊ホラー
異国情緒な舞台設定に、じめじめとしたモキュメンタリー演出がしっかり怖い

序盤中盤のスローペースは終盤への布石で効果的だし、あれやこれや言える結末も怖楽しい

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.0


余命宣告受けた友だちと元カノ巡りというワクワク展開ロードムービーも、、ん?どしたん?
前半と後半あんま関係なくないかこれ?のテーマチェンジが効果的ではなく、振り出しに戻る感あり

ただ色々スタイリッ
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夜を走る(2021年製作の映画)

3.3



ある夜の出来事が時間経過&新人物参加によって姿形を変え修羅場になってくのが胸糞面白い

ただ修羅場の速度感は徐々に影を潜め、理不尽狂気の展開が待ってるので、やや苦手な部類

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

2.9



バスを乗り継ぎ1400キロ(四国一周くらい)の旅路で出会う人達に薄らと影響を与えつつ、SNSで認知されつつ、
とワクワクしそうなんだけど、、
、海外のSNSってあんなことなるの?
ばかりがノイズに
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

2.8


記憶喪失になった女性の不思議体験静かなニューロティックスリラー

なるほど、な仕掛けなんだけど、全体の事件の規模が小さめで肩透かし感あり。
もっと大きなミスリードや謎が欲しかった、種明かしされても味
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.4



「ああなりたい」
「ああはなりたくない」
の嫉妬と哀れみがぐちゃぐちゃになるブラック寓話的コメディ
に主婦の苦悩あるあるを散りばめた胸糞問題作

子供との向き合い方や夫の育児参加姿勢に疑問もあるが
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4


有名シェフの極上コース料理に招待された客人達がある事件に巻き込まれていく不気味スリラー

客側シェフ側それぞれ深読み考察余地が多くて楽しいし
スリラーとしても展開が富んでいてエンタメ性も〇

僕は美
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マン・フロム・トロント(2022年製作の映画)

3.3


殺し屋に間違われた無能無策男の奮闘を描くアクションコメディ

なんか色々残念な所もあるけど、それ含めて愛おしくなる仕掛けが満載&
終盤のキレキレアクションも抜群で
最後まで楽しめました

甲州街道から愛を込めて(2022年製作の映画)

2.5



ひょんなことから甲州街道(下り)をドライブすることになった男1女3のプチピンクロードムービー

山梨在住なので温かい気持ちで観れたのは確かだけど、キャラの目的やストーリーの起伏に面白みが感じられな
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.2


ヤクザに潜入捜査、、という設定とキャラが漫画っぽくて序盤なかなか乗れず(原作小説ですが)

話がなかなか加速せず退屈さもあったが、加速してからは血湧き肉躍る展開にドキワク止まらず

ツッコミどころも
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

2.3


主役が定まらないのと、話が面白くなってくるのが遅いので、ワクワクよりも退屈さが勝る時間が多い

肝心のガンアクションも派手さが少なく、淡白な印象&終盤のバタバタも腑に落ちず煮え切らない

レイディオ(2020年製作の映画)

1.9



深夜ラジオリスナー男女の出会いを描く短編も、ラジオへの愛があるのかないのかよくわからない珍作

深夜のお笑いラジオであの手のメールは読まれないし、番組の私物化がキツイ
リスナーに焦点当てた珍しい作
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