脚本は無視するとして、他に萌えポイントがわからない。説明に説明を塗り固めたような嘘くささ。もっと「鍵」がどーでも良くなって欲しい、マクガフィンなんだから。
山をインセプション。終始呼んでいる五音。未確認ネオンサイン。誘拐。
夢がシナリオを蹴破って出てくるようなシークエンス。
ギャグも冴えわたる。シンクロナイズドダンシング、アーティスティック。
タイパ世界の文字盤が、海の中で緑に乱反射するのが美しい。。
主人公の説明がもっと欲しい。
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ついに沼地登場でアガる。ビッグブラザーがハイライト。
前2作の回収に向かう、ので1番見やすい。
“創造の石”は持って帰れるけど、スノードームは持って帰れない。
「どう生きるか」とかではねえ、地獄に>>続きを読む
リトルブラザーを死なせる所は狂気の笑い。
精神医学をけちょんけちょん。
トドメは接吻。
人の頭の中なんて覗くもんじゃない。
皿洗いをするときはなぜか、世界のことがよく分かってしまう。
カルテには何も描かれていない。
マリーに首ったけ。霊は0である。
ハイチ編爆睡。
「淫売女は静かなもんだな。」がクール過ぎて痺れた。
R.I.P J.B.
アンリアルは夢をみせる。リアルは退屈で下品で卑猥、ハイパーリアルは悪夢である。
抑圧の象徴としての家と、開放の象徴としての町を繋ぐ、「オズの魔法使い」的ロードと案山子。
腐り落ちた豚の死骸と父と母。
サイコパスは浮浪しない。
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ホドロフスキー『ホーリーマウンテン』の如く、光る二等辺台形に続く道。
泥濘の先に続く塔の深部。
この世界の安寧欲しさに、ピーチクパーチク喚くあのインコたちの(愛すべき)無力さと、孤独な世界の調停者た>>続きを読む
ディック・ロングは死んだとしても、ryuchellは死ななくて良かった。「この町を出れば」。
「あなたのスーパーな能力ってなんなの?」
「スーパーリッチ。」
近年稀に見るカルト映画。ディストピアを描いた作品でおそらく上位に入る出来。
「多様性」ファースト、レインボーエンブレム、ポリコレ狂信的な振る舞いの全てを、スーパーフラットな手法で描ききる。しかもその>>続きを読む
「神は善人じゃない」を悪役に言わせるのはとても、クリティカル。
スーパーマンとバットマンの急に見える仲直りも、ちゃんと鍵(母の名前)があって想像力で補いやすい。
ワンダーウーマンが出てくると必ず流れる>>続きを読む
要点だけつまんだ様な筋(原作はもっと複雑なはず)だが、編集・劇伴の甲斐あってすんげー面白い。
アップされる拳は左手。
ちゃんとヒーロー達の戦いに巻き込まれる一般人の恐怖を描いてる点が好評価。
暴走する>>続きを読む
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最近作スパイダーマン(NWH)のストーリーにおけるマルチバースは、「俺がヒーローだったばっかりに、友達が不利益を受けている」の類の自己憐憫的(俺ってかわいそう)な妄想から引き出されるに過ぎない。ヒーロ>>続きを読む
あっちとこっちが明確なようでいて、世間(お上)の顔色伺う同じ穴の狢である、のを利用される様が日本人的。
ラストシーン白眉。
「言葉は知識を伝達し、権力は意志を伝達する。知識は”交換”され、意志は”贈与”される。悪魔(神)は取り引きしない。ただ与えるのみ。」聖職者とギャング。
デニーロ映画。
スコセッシが息子で、エレン・バースティンが母親、みたいな人間模様が透けて見える。
役者の映画。
「牧場を捨てる」発言はアドリブだったよう。(BLACKHOLE談)納得。
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親がむしろファンタジー(社会)を作り出し、リアル(生身)を生きる子どもたちは、嵐の中で、”走らない電車を”出発させる。「生まれ変わりなんて、そんなのない。」
詩的で素敵なラスト。
来るべき、”閉じた未来”に対置される、何が起こるかわからない、”開かれた未来”を描くために、ある種の確信を得る女が、その”確信”を宗教的な信条や運命(哲学)と呼ばせない事で(”真実の愛”の諦めを吐かせ>>続きを読む
選択肢を”与えられる”ことの暴力を、極大化してみせる。悲劇を悲劇と見せて陳腐化させない演出(技)が輝く。メリル・ストリープ。
愛について上書きされた方の記憶を、人生について書かれたそれよりもむしろ擁護する。ロマンスを可能にするフィクションのマナー。
剥き出しの生の風景とトリッキーな性(フェチ)の噴出が、宗教画の如き構図に収められている。祈りを捧げたい。
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文化が歴史(解釈)もなく、故に権威でもなかったら、それは文化ではない。
“遺物”が訴える問いに、絶えず応答を試みるリディアの周囲では、絶え間なく応答を妨げるノイズが(物理的にも、そうでなくとも)溢れて>>続きを読む
草稿を燃やされる苦しみはとても共感する。
怪我がほんとに痛そう。演技力と美術力。
キャシーベイツの隠せない理性的な表情と裏腹に、彼女の起伏が激しい感情が狂気をより不快にさせる。
Misery w>>続きを読む
断片情報しか映らないデジタル画面が、サスペンス的世界観とよくマッチする。
現実をインターフェースにして回帰する亡霊が、しかも殴ってくる。ぶっ飛んでて面白い。