たかやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

たかやん

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誰のせいでもない(2015年製作の映画)

3.5

記録として。
公開当時映画館へ行ったので細部は覚えていませんが、唯一いまだに覚えてる印象的なシーンがひとつ。
別れ話が平行線のまま小休止する際にお互い窓から外をぼんやり眺めるんですが、この眺めている窓
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モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

2.5

ギャレスエドワーズが「GODZILLA」の監督起用されるきっかけになった低予算怪獣映画ということで、期待してたんですが…。

映画のタイトルこそ「モンスターズ」ですがメインはロマンスであくまでサブとし
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別離(2011年製作の映画)

4.0

冒頭まずパスポートをコピーする場面から始まる。これがコピー機側からのカメラなのが面白い。読み取る際の光によってパスポートの証明写真がうっすら浮かび上がる。
ラストの画もなんとも象徴的で「ある過去の行方
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

数年前に一度見て以来の再鑑賞。スピードスケートのように顔が隠れている人物タートル役がデニーロで、主人公演じるジョナサンプライスが「パイレーツオブカリビアン」シリーズのキーラナイトレイのパパ役だったこと>>続きを読む

DEAD OR ALIVE 犯罪者(1999年製作の映画)

4.2

尊敬するジョニートー監督を町山智浩さん曰く「香港の三池崇史」だそうですが、その三池崇史作品そのものをクローズシリーズくらいしか見たことがなかったのでいまいちよくわからなかったもんですが、これを見ると納>>続きを読む

ワイルド・アパッチ(1972年製作の映画)

4.5

〈BSプレミアム録画視聴〉

いくつか西部劇映画を見てきましたが、これほど白人と先住民との関係性の核心部に迫るものを初めて見ました!


アパッチ族が先住民居留地から集団脱走し,それを討伐するべく若い
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東京原発(2002年製作の映画)

3.8

役所広司都知事が「東京原発誘致」を提言する真面目に原発を「三谷幸喜」風に茶化した1本。

内容が内容だけに憤る方がいてもおかしくないですが、3・11以前はこういう映画を撮れたという事実だけは見過ごせな
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.0

有人火星宇宙船カプリコン1の乗組員3人が打ち上げ直前に船外に連れ出さられ、ある場所へと向かうことに。そこには…。

という冒頭の一連の流れの掴みはばっちりで、僕のサスペンス脳に強烈な刺激を与える。
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ジョン・カーペンターの 要塞警察(1976年製作の映画)

3.7

ダークスター、遊星からの物体X、
ニューヨーク1997、ゼイリブ、
パラダイム、ハロウィン、スターマン、
と続きジョンカーペンター作品8本目。


今回は、転居直前の警察署を襲撃する
若者不良過激派グ
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コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

パパシュワちゃんの娘救出劇。

冒頭まず、
シュワちゃんの顔の前に
筋肉をアップするショットに爆笑!

電話ボックスを投げ飛ばし
警官10人ほど同時に吹き飛ばす
筋肉アクションには大爆笑!!


ただ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.0

「少年と偏屈爺さんの交流」
はどうしてこんなにも画になるんだろう?

安定感であり安心感を持って最後まで見れる。

逆に言えば、
その安定感を打破する、唸るような
シーンやカットはどうしても乏しくなる
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

2.0

マイケルムーア「ボウリングフォーコロンバイン」
の挿入アニメーションのような内容を想像しての鑑賞。

「放送禁止用語は放送禁止で正しいの?」
というような真面目な問いかけがあるものの…。

下品極まり
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BROTHER(2000年製作の映画)

3.5

町山智浩さんの言葉をお借りするなら、武さんの映画は基本的にはシチュエーションを変えての「変奏曲」。

その変奏曲の中でも今回は舞台がロサンゼルスでの日英合作と他作品とは毛色が違う。

それゆえに日本の
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.4

ミステリートレイン、ナイトオンザプラネット、ストレンジャーザンパラダイスに続きジムジャームッシュ作品4本目。


純文学を読みたくなるような気分のときが彼の映画を鑑賞する自分の中の旬。

今回も1人の
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アンナと過ごした4日間(2008年製作の映画)

4.0

一言で紹介するなら
地味な男の女性ストーキング映画。

それゆえに
中学高校の休み時間に教室の隅で
1人でポツンと過ごすような男子学生を
「キモい」としか思わない人、
特に生理的に受け付けない女性は
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.0

〈BSプレミアム録画視聴〉

やっぱり最後まで
金髪ポワロさんがしっくりこない。

例えばコナンの目暮警部の金髪姿が
しっくりこないのと同様でしょうか。


それでも
テレビの2時間サスペンスを見るく
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スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

3.0

リアルに配管工のマリオ兄弟と
クッパをデニスホッパーが演じる実写版マリオ。

例えば
「パイレーツオブカリビアン」シリーズの
ビルナイ扮するデイヴィジョーンズのような
CG技術が当時は無かったから仕方
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.7

あまーい青春恋愛ものかと思いきや…苦い。

一緒に時間を過ごしているグループが急にどうしようもなくつまらなく感じてしまった個人的な記憶をフラッシュバックさせられる。

僕にはこの映画のような劇的なきっ
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

4.2

ジャケットだけ見ると
ゆるーいアメフト映画かのようですが
決してそんなことはなく、燃えるスポーツ映画。


刑務所内での囚人チームvs看守チームの試合
というあらすじの時点で高ぶり、
実際の試合シーン
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フライングハイ(1980年製作の映画)

4.2

普段コメディ映画は見ないものの、金城一紀の小説「映画篇」の中で触れられてたこともあって鑑賞する。

なんじゃこりゃ!?

「数撃ちゃ当たる」と言わんばかりのギャグ連発。

その中のひとつだけ紹介すると
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陽だまりのグラウンド(2001年製作の映画)

3.0

キアヌリーブス扮する借金まみれの
堕落した日々を送る主人公が
シカゴ低所得住宅の少年野球チームのコーチ稼業を
始めたことをきっかけに更生していく野球映画。

子どもたちを初めて
メジャーリーグの球場へ
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.5

キムタクがどのドラマでもキムタクであるのと
同様の印象をトムクルーズに対して拭えなかった。
この映画では違う。
トムクルーズ特有のキラースマイルをナルシズムを
完全封印した冷酷な殺し屋に。
彼が苦手な
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ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

3.3

デニスホッパー扮する大富豪の住む超高層ビル下で
ゾンビがうじゃうじゃっていう設定は
アメリカ社会を皮肉めいて好きなんですが…。

ゾンビの存在する世界で
何で貨幣価値がそのまま残ってんの?等の
疑問に
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.0

原作漫画「風の谷のナウシカ」の元ネタとあって映画の話自体は恐ろしく深遠。

なのであらすじを簡単に書きたくない気持ちと、そもそもこの映画のあらすじを僕は簡単に書けるほど消化できてないことの両方がある。
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

4.0

〈BSプレミアム録画視聴〉

愛のパワーバランス崩壊後の「love」という言葉の空しさ。殺意と殺人の境界線の曖昧さ。考えさせられることが多い実りある1本。

ただ強いて言えば最終盤のヒロインの台詞は、
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.2

いわゆる底辺ものとして
直進してくかと思いきや
安藤さくらのパンチのキレが増すと伴に
映画自体が加速する。

延々喋るクソオヤジ店員と
若者「まじっすか」店員の破壊力。

試合シーンでは新井浩文以上に
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裏窓(1954年製作の映画)

3.4

魅力たっぷりの舞台セットから
シルバニアファミリーで遊んでるような
楽しさを終始覚える。


ただその一方で
サスペンス的な面白さをあまり感じなかった。

1シチュエーションで
ほぼ全編をカバーしたサ
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海底二万哩(1954年製作の映画)

3.5

(BSプレミアム録画視聴)

ディズニーシー某アトラクションの元ネタ映画。 今でこそチープさを感じるものの、特に巨大イカとの対決シーンなんかは公開当時の子供だったら身を乗り出して見てたに違いない。
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天国に行けないパパ(1990年製作の映画)

3.4

パッケージ裏のあらすじの時点で面白い。
いや、むしろ面白すぎるゆえアイディア負けしてる。

したがって、上手に自分好みに脳内演出すると楽しく最後まで見れます。

名探偵ゴッド・アイ(2013年製作の映画)

3.0

この内容だとせめて
100分以内に収めて
テンポよくいってほしいところ。

核となるべきシウマン事件に
興味が全くわかないのが致命的。アンディラウとヒロインのコミカルなやりとりはそれなり楽しいだけに。
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.3

opのカットでまず魅せる。マッチの火から始まり、葉巻でバトンを繋ぐ。
「世界は変わっていくんだ」と言いつつも前向きに世界を捉えるユーモアをアルパチーノから学ぶ。

ハックマンのストリップ中のアルパチー
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真田幸村の謀略(1979年製作の映画)

1.0

久しぶりの大外れ。猿飛佐助の妖術があると思いきやしっかり大河ドラマをする。戦闘シーンも特にそそられず。

松方弘樹演じる真田幸村はもはや天下人のオーラが…。

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.8

人形浄瑠璃を用いたシーンがあるという前情報を持ってたので、
それでタイトルが「ドールズ」かと1人で早合点する。

映画を観ていくと…あれ?
どうやら違う。

複数形であることにもっと注意すべきだった!
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ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.0

どうせ兄弟が決勝でぶつかるんだろ?という予定調和感はどうしても拭えない。

ただ、再び飲んだくれる父を見つめる眼から抱きしめるまでの一連の所作で涙腺にまずジョブを、ラストバトルの劇中歌(ザナショナル「
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