感想咀嚼しきれない。
いろんな国のいろんな思惑が渦巻く1940年代に、共通して『負けたくない』という思いがあって。その『負けたくない』相手に対する考えに根差したら、人間はどんな汚いことでもやる。>>続きを読む
オンライン試写会にて。
例えば、旅館の広縁で、お茶を置き、漂う茶の香りを味わいながら、窓の向こうを見る。見知らぬ土地の景色の中で、飛んでいる鳥を眺めたり、宿の前の道を歩く人や走る人を眺める。木々がざ>>続きを読む
精神疾患持ちで被害妄想激しい独身童貞おじさん(こう書くといわゆる弱者男性だが、お母さんからクレカ渡されてるので括りとしては微妙)が、お母さんが死んだので実家に帰る、というおはなし。
単純に記せばこう>>続きを読む
ワイワイガヤガヤの劇場。これぞ映画よ。アーニャの人気さ。ヨルさんの天然さ。ロイドさんの苦労人ぶり。ボンドの賢さ。『ブタのヒヅメ大作戦』と『未来少年コナン』を組み合わせたかのような豪華さ、楽しさ。これぞ>>続きを読む
テアトル新宿の一挙上映にて。素晴らしい。ひさしぶりに観たが、吹っ切れた式、かっこよすぎ。
テアトル新宿の一挙上映で。『いまのお前なら、殺してやる』の場面が好きすぎて鳥肌が立った。素晴らしい。
カウリスマキ、おかえり!
まったく変わってないね。それがすごくうれしい。
コロナの時期、全作品観たのがいい思い出。
もう新作が観られないかなぁと不安だったけれど、観られてよかった。
もうそれだけで感無>>続きを読む
今回は埼玉県の映画ではなく、滋賀県の映画。だから、前回の劇場の盛り上がりに比べると、埼玉県の観客の置いてきぼり感が強い。新所沢レッツシネパークでの鑑賞の思い出。
まるで観るつもりはなかったが、ネット上で見かけた〝容赦と救いがない〟という評価と、〝PG12指定〟の文字。これはしっかりと怖いはずだ、と確信。鑑賞。
2023年の邦画ベスト1。
想像以上のおぞまし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まだ日本がGHQ統治下の昭和22年にゴジラがやってくる。物語自体は戦中から。予測していた時代よりもさらに日本が復興しきれていない時期が舞台でまず驚く。そんな中で現れるゴジラ。米軍はソ連を刺激したくない>>続きを読む
いつもの岩井俊二作品だった。
そう、いつもの。『リリィ・シュシュのすべて』『花とアリス』のような雰囲気があるなぁと思いつつ、通して見終わると『リリィ・シュシュのすべて』のアレンジのように見えなくもない>>続きを読む
おもしろかった!
ただし、モンスターパニックものとして!シスターはしぶとく、頑丈でなきゃ務まらない!!
津久井やまゆり園の事件を題材にした作品。
なにが正しいのかわからず、どうしたらいいかいっしょに悩み続ける宮沢りえとオダギリジョーサイドと、正しいないし、真実とやらに辿り着いてしまう磯村勇斗サイド。君>>続きを読む
『オオカミの方』同時上映の『骨』。
1901年の製作で、しかも施設の建設中に発掘されたフィルムで、これ!?
と、思いきや、そういう設定。
延々、骸骨みたいな少女の不気味な儀式を見せられる。父親と母親>>続きを読む
疲労が出てしまい所々で寝てしまったのだが、寝ていても悪夢、目覚めても展開されているのは悪夢。通しで観ていたら悪夢から抜け出せなくなったかも、と思えば、寝て正解だったかもしれない(よくない
アイヒマンが処刑された日の3人の視点。それにしても、ホロコーストを取り扱った映画を観ると、新たにおぞましい体験談を知る。今回は灰の話。ユダヤ教は土葬だから、火葬にされただけでも辛かろうに、その灰を除雪>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ふはっ! と、笑いが漏れる映画。
ATGやヌーヴェルバーグっぽいなぁと思っていたが、パンフにそれらを参考にしていると記されていて膝を打つ。それでも日本のアニメーションとして成立していたし、新しい風も感>>続きを読む
ヤン・ヨンヒ監督の3人のお兄さん家族は北朝鮮の平壌住まい。監督と、お母さん、お父さんは日本の大阪住まい。タイトルのソナはお兄さんの娘。つまり監督の姪っ子。
北朝鮮のマンションで暮らす兄家族たちと監督>>続きを読む
良くもなく、悪くもなく。かなり良いけど。中途半端な感じが否めず。
小さなツッコミどころは目を瞑ってもいい、と思えるけれど、結論は蛇足な気がする。
おもしろかったけれど間延びして感じが否めず、途中途中で寝落ちしてしまった。アクションシーンはすごいけど、まだやるの?、と思う事がしばしば。2時間版が欲しい。
このレビューはネタバレを含みます
前半1時間はいらない。
当時の時代背景とかの説明はともかくロマンスは映画のテンポを崩してしまっていて余分に思えた。
上映開始から1時間が経過して関東大震災が発生してから、多少はテンポよくなる。ビビり>>続きを読む
展開最高。キャラクター最高。オチも最高。
自分の見てきたゲームやアニメの元ネタがたくさん詰まっている。
夜中に一気見して正解の素晴らしい映画だった。
ニューヨーク!ニューヨーク!ニューヨーク!(監獄だ>>続きを読む
人類最後のメリークリスマス。
それでも薬飲んで死ぬのはギリギリまで避けたいなぁ。罪のない脱走兵が拷問を恐れて塩酸を飲んだり、舌を噛み切って死ぬのと同じだし、できれば、アートみたいに最後の最後まで疑い続>>続きを読む
何の予備知識もなしに観たら『牛若丸』だった。だが、轟音、轟音、轟音の嵐と、出演者たちの異常なまでのギラギラした迫力に圧倒される2時間だった。浅野忠信おっかない!
でんでんが、イカれてるを通り越してイカれきってる。なんだけれども、実は最初から最後まで社本含めて全員がイカれきってる。画面を埋め尽くす血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血の海。オール冷凍食品な>>続きを読む
登場人物の誰も彼もが嘘をついてて笑ってしまう。でも、それで回っているところがある。その嘘に乗せられることもある。その嘘に救われることもある。誰も幸せになれない真実と、誰もが幸せになれる嘘があるなら、後>>続きを読む
落ち着いた雰囲気の映画。スタイリッシュな近未来のLAで、イーサン・ホーク演じる主人公の、熱意が胸に迫る。その熱意が、周囲の人々の賛同や共感を呼び、得する方よりも、彼の後押しをする方に流れていくのが、す>>続きを読む
宮崎駿版の『天使のたまご』。
ただし、押井守は34歳の時に作ってから色々な経験をしたから作家としてのステップアップに繋がったし、若かったから演出を抑えられたからアート映画としての評価にも繋がったし、結>>続きを読む
映画を見ながら、見ているこちらの表情が死んでいく感覚を味わった。
全編に漂う雰囲気をうまく言い表す言葉が見つからない。倦怠感、絶望感、虚無感。ぜんぶひっくるめたようななにか。言葉は少ないけど、感情の揺>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ツッコミどころはもちろんあるけれど、この際、すべて無視する。
この映画は、灰原哀という『名探偵コナン』のヒロインにとって、本来ならば叶わないはずの夢が、奇しくも叶ってしまった物語だ。それも、灰原さん>>続きを読む
邦画のオールタイムベスト。
大人たちの不意に訪れた夏休み。
眩いばかりの砂浜と、海辺の家。お酒飲んで、花火やって、演芸大会もする。ふらっと現れた女は、一夏の恋の象徴か。たけしたちが子供のように遊び回る>>続きを読む