半変人のお調子者さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

松田優作の目力と高倉健の渋さがとにかく良い。

松田優作の目を見開いたあの顔、一度見たら忘れられなくなる。本当に怖い…

終盤、佐藤を殺すか悩む描写をほぼカットして、即警察署に連行する所も良かった。ニ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作の恐竜を人間世界に解き放つという衝撃のラストから4年。
恐竜達と人間の共存の可能性をどのように示してシリーズを締め括ってくれるのか、とても期待していた、んだけど…

もうおじさんなのにお色気ムンム
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

普通に良かった。
自分は自身の失敗とか嫌な事とかを帳消しにしたいと常に思ってきた人間だから結構この話は刺さった。

ただこの話をバズ・ライトイヤーでやる必要性は感じなかった。オリジンだからあのバズとは
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

言いたい事が無いわけではないけど、結構ニコニコで観てしまった。
序盤からもう楽しすぎるし、Welcome To The Jungleのシーンが本当に楽しい笑
この先ここだけ何回も観てしまうかも笑

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犬王(2021年製作の映画)

3.4

ここまでライブ感が高い映画だとは思わなかった。しかも能とは言ってるけど普通にロックライブ。(しかも曲はQueenっぽい)
ライブシーンの満足感は中々に高くて思わずノリノリになった。

ただ結末がめちゃ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

覚悟はしてたけど、結構キツい。(良い意味で)
誰一人善人はいないし、思ったよりとんでもない結末だし…
まさかあんな形でタイトルが回収されるとは…

『愛がなんだ』では共感度100%の役を演じられていた
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.3

お互いに必要としているくせに強がって、くっついて離れてを繰り返す二人がもどかしくも愛おしい。

アラナと喧嘩したゲイリーが「俺だって運転できるし!」と言わんばかりに車で飛び出して、めちゃくちゃ目をあち
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

みんな大好き…かどうかは分からないけど僕は大好きなスクリームシリーズの5作目。
ウッズボローに再びゴーストフェイスが現れ、シドニー、ゲイル、デューイは再び殺人鬼に立ち向かう事となる。その頃妹がゴースト
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

100%共感不能のキャッチコピーは伊達じゃない。この女、悪過ぎる。敵対する事となるマフィアのボスが霞むくらい純粋な悪。悪い度で言えばSWのパルパティーンと並ぶくらいの悪さなんじゃなかろうか。ここまで悪>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

80年代の人気映画ではあるけど、今となっては古臭さ、青臭さを感じてしまうトップガン、36年振りの続編…本当に大丈夫かなぁなんて気持ちを全て吹き飛ばす最高のOP。開始1分でもうニッコニコ。結局一作目好き>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

ウルトラマン全く観た事ない門外漢の自分が観ても、結構面白く感じたし、ウルトラマンの戦闘もお腹いっぱい観られて大満足。

ただちょっと詰め込み過ぎで総集編みたいに感じてしまった部分も正直ある。
あとラス
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

同じ時間、地球上の5つの都市のタクシーを舞台に物語が繰り広げられるオムニバス映画。

2時間で5つの話をやるから、それぞれの話が短いんだけど、そんな中でもそれぞれの登場人物の考え方や人生観がしっかり描
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オーメンIII 最後の闘争(1981年製作の映画)

2.3

大人になったダミアンと7人の修道士の闘いを描くシリーズ完結編

悪魔の子である事を受け入れたダミアンが何を始めるのか!?と思えばやる事は赤ん坊を殺しまくるという地味でめちゃくちゃ胸糞悪い所業。悪魔に操
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

4.2

ヤコペッティ初体験。

何これ…めちゃくちゃ面白い…
次々と画面に映し出される衝撃映像、それに被せられる皮肉に満ち満ちたナレーションと美しい音楽。

決して忘れる事のできない映像体験を叩き込まれる10
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スペル(2009年製作の映画)

3.6

汚い老婆の懇願を無下にした結果、呪われてしまった女性。3日間の間に呪いを解いて、地獄へ引き摺り込まれる運命を変えることができるのか。

因果応報的な話ではあるものの、そんなに主役の女性が悪い人には見え
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死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.8

死霊のはらわた三部作の最終作ではあるけど、1作目のホラーとコメディが共存していた感じはう無くなって完全にコメディと化している笑

基本、アッシュの英雄譚ではあるんだけど、めちゃくちゃ高圧的で、それなの
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

マルチバース展開でストレンジのドラマがおざなりになるのではないかと心配だったけど、全くそんな事はなく、どちらの要素もしっかり両立させている驚異的な映画。

世界の運命がかかった重要な場面で多少の犠牲を
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

甥っ子ジェシーと彼に振り回される伯父ジョニーが愛おしいと同時に、子供が強制的に大人にならなければいけない葛藤が描かれるとても切ない映画だった。

この映画の中でジョニーはアメリカ各地の子供にインタビュ
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.1

「ダイハード3と同じような爆弾だな」なんて思ってごめんなさい!!
あの映画よりもちゃんと二液混合型という設定を活かして、あと何故渋谷が舞台なのかという理由付けもしっかりあるクライマックスの展開素晴らし
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.9

これまで一度も怪我も病気も喉が痛んだ事すら無い男とめちゃくちゃ身体が脆い男。

両極端にいる二人の男が邂逅した時に起きる事とは…

流石シャマランとしか言いようの無い内容だったし、オチには素直に驚いて
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16ブロック(2006年製作の映画)

3.9

人が変わろうとする事に遅すぎるなんて事はない。変われないなんて事はない。
銃をバンバン打ちまくるような映画かと思ったら、人生観についてしみじみと語るような映画で驚いた。おまけに警察の汚職が関係してくる
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.7

冒頭数分に撮り直した1のダイジェスト版がついた、続編なのに前作の予習が不要という珍しい一作。
ブルース・キャンベルの一人芝居が凄まじすぎて笑える。
右手に悪霊が取り憑いて自分の頭めがけて皿をぶつけまく
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モービウス(2022年製作の映画)

2.9

昨今規模が大きくなりがちなヒーロー映画とは一線を画すSSU。
今作もヴェノム二作と同様に、良い意味でスケールが小さい。
割と良い奴なヴェノムとは違って、ちゃんとがっつりダークヒーローなのも良かった。
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.3

前作よりは乗れたし、面白かったけど、打ち切り対策なのかなと勘繰ってしまう程、大慌てで風呂敷を畳んでいる印象を受けた。
クイニーの闇堕ちも、クリーデンスの件も、ダンブルドアとグリンデルバルドの血の誓いも
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

2.7

つまらなくはないんだけど…
結局大した事は殆ど起きてないし、あの人の闇堕ちが唐突すぎる(これについては後述)し、結局気分が上がる所はホグワーツだし、ジェイコブ活躍しないし、魔法生物要素激減だし…

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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

好きっていくら思っても、相手から返ってくるとは限らない。

ここまで好きな相手に尽くした事がある人は少ないと思うけど、決して返ってくる事は無いと分かっていながらそれでも相手を思い続けた経験のある人には
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.9

とにかく松岡茉優が素晴らしい。
上の句は論理的展開だったのに、結局感情論かい!とかマル秘ノートせっかく貰ったのにあんまり活かせなかったな…とか机君の初勝利ちゃんと見せてよ!!!!とか色々言いたい事はあ
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

競技かるたという個人競技を無理なく団体戦として描写している事が凄い。
また、"気持ち"とか"想い"の押し切りではなく、弱点克服という極めて論理的な方法で主人公達が勝利を勝ち取る展開もとても良かった。
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ネットワーク(1976年製作の映画)

4.1

視聴率の為に手段を選ばないテレビ局は昨今のSNSユーザーの暴走に近いものを感じるし、「国家なんてものは存在しない。大企業や貨幣システムが今の国家なんだ。」という全くその通りな台詞まで飛び出す。

随分
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パラサイト(1998年製作の映画)

3.2

ポンジュノじゃない方のパラサイト。

面白いは面白いけど、なんか煮え切らない。
中盤で主要人物が考え出す解決策に何の根拠も無い事が凄く気になった。
学生が主要人物である為、寄生生物の生態については完全
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.3

子はかすがい、ならぬ猫はかすがい。

なんと言ってもこの映画の一番の見どころは終盤の超長回し修羅場。ピリリとはしてるけどどこかのんびりとしている修羅場。だけどめっちゃ画面に釘付けになるし、めっちゃ笑わ
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.3

愛って何なんだろうなんてしみじみ考えてしまう映画だった。

過去の告白失敗を今でも引きずってる自分からすると、多田の立ち位置は人ごととは思えなかった…あんな事は絶対に無いと思うけど笑
ていうか中盤のあ
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大陸横断超特急(1976年製作の映画)

4.1

巻き込まれ型サスペンス映画の大傑作。

何度殺されかけようと、何度列車から放り出されようと悪役を追いかける主人公が凄い。
しぶとさで言えばマクレーンと同等かそれ以上かも笑

ロジャームーア007の名脇
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オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

3.0

うーん、めっちゃ普通。
前作と大体同じ話で、新しい展開がほとんど見られず退屈だし、スプラッターシーンも進化したのかと思ったけど別にそういうわけでもなく、本当にただただ凡庸な物を100分見せられた感じ。
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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(2020年製作の映画)

3.2

長野五輪での日の丸飛行隊の悲願の金メダル。
その裏で人知れず活躍したテストジャンパーの話。

長野五輪の金メダルの話は一部始終をリアタイで見守っていた父からよく聞いていて、大体の話は知っていたつもりだ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白いです。(速水編集長の真似)
騙し合いバトルなんて銘打って、騙されないよ〜なんて思ってたのにまんまと騙された。
脚本が上手いのか、僕が単純なのか…
まぁ登場人物達の騙し合いではなくて速
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