キクラゲさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キクラゲ

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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.5

映像をあのようにするのは賛否両論あるのかも知れませんが、個人的には現代との地続きの感じが強調されて、非常に良かったというか怖かったです。牧歌的な空気と死体まみれの世界が交互に来るのが非常に恐ろしい。終>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.7

長くなったところで特に面白さが増すわけではないですが、良くも悪くも腑に落ちる部分は増えました。

探偵事務所23 くたばれ悪党ども(1963年製作の映画)

4.4

見直し。

ああ楽しい。ただ次作の『野獣の青春』と比べる(そっちのが先に観たもので)とやや物足りなさが。

初恋(2020年製作の映画)

4.8

三池節全開の大傑作。タイトルの出方からして三池汁たっぷり。

ベッキーだけはちょっと残念だったものの(でも頑張ってたとは思います)、その他の役者はドンハマり。アクションの位置関係が分かりにくいのもクラ
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ウォーターシップダウンのうさぎたち(1979年製作の映画)

4.5

「子供向けにしてはハードな映画」と思って鑑賞しましたが、子供とか関係なくハードな映画でした。将軍が味わい深い。

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)

4.2

前2作と比べると物足りなさがありますが、物語上必要のない不穏な登場人物や、殺人親子の絆、エリザベス・ベリッジの笑ってるようにも聞こえる渇いた叫び声など見所はたくさん。クライマックスはちょっとくどかった>>続きを読む

荒野の渡世人(1968年製作の映画)

3.2

タイトルから時代劇かと思っていましたが、サムライ・ウエスタンでした。

アバンタイトルはマカロニっぽくてなかなか期待出来たのですが、本編が始まるとまあタルいタルい。日本映画のロマン感が悪い意味で爆発し
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極道黒社会 RAINY DOG(1997年製作の映画)

4.0

やっぱり三池崇史っぷりが発揮されているロマンティックな映画。誠実な終わり方ですなあ。

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.6

過去作はマック・G版を観たのみ(しかも結構前なのでうろ覚え)。

え?まだ編集とか途中なんじゃないの?と思ってしまうレベルのはっきり言って大失敗作だと思います。話めちゃくちゃ、編集チャカチャカ、構成グ
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

5.0

オリジナル版と特別完全版は以前観ているものの、結構前なので違いはちょっとしか分からず…。

とにかくIMAXで観れたことの興奮がすごいです。大画面で観たことで家で観た時よりスッと(かつなんかぐにゅんと
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カバーガール(1944年製作の映画)

4.0

とにかくレストランからの一連のシーンが最高。

すべてが狂ってる(1960年製作の映画)

4.6

そうか、鈴木清順も原点はヌーヴェルヴァーグにあったのか、と気づかされた…と思ったけどこの映画以前に何本か撮ってるので原点ではないのかしら。カット割りが変に理屈っぽくなっていない分大島渚の『青春残酷物語>>続きを読む

処刑軍団ザップ(1970年製作の映画)

4.5

『ザ・クレイジーズ』のBDを買ったので予習として。

駄作というイメージが強かったのですが、いざ観てみるとめちゃくちゃ楽しかったです。とにかく狂犬病患者が素晴らしく、めちゃくちゃ楽しそうにナタを振り回
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廓育ち(1964年製作の映画)

4.3

舐めてかかったらなかなか良い作品でした。

ラストシーンはありきたりではあるもののカックイイです。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.8

見直し。

言わずと知れた大傑作。

前に観た時は正統派のヒーロー映画だと思っていましたが、今回見直してアンタッチャブルズ一味もかなりダークな面が強いことを確認。デ・パルマ色もちゃんといっぱい入ってて
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ペン偽らず 暴力の街(1950年製作の映画)

3.9

気合とメッセージが強すぎて正直映画としてはイマイチに感じてしまいました。真っ直ぐな人たちは観ていて気持ちがいいものですが、ほぼ全員がそうだとちょっと…。
あともうちょっと怖さを観せてくれてもよかったか
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バットマン(1989年製作の映画)

4.6

見直し。

コミックは未読のためどこまでが誰の色かは分かりませんが、やっぱり印象としてはティムバートン色がかなり強いダークファンタジー。バットマンのグレーっぷりが非常に良いです。ジョーカーとの確執が上
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

4.4

初エゴヤン

典型的ムラ映画なのかなーの思ってみていたらいい意味で裏切られました。セリフでも何度も出て来るように、もっと根本的な人間の怒りについての映画なのではないかと思います。おつむが弱めの自分には
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

2.8

冒頭のナレーション?から離れてしまった心が戻らず、楽しみ方が分からない映画でした。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ブラック・コメディの大傑作でした!

『ヘレディタリー』同様の作り込まれた(箱庭感の強い)画面構成が今回も題材としっかりマッチ。コミューンを無意味に悪としても善としても描いていない点も素晴らしいです。
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日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

4.6

見直し。
制作経緯を知らないのでよくこんな映画をこのキャスティングで作ったなあと感嘆。

暗殺事件ダイジェストはそれぞれ取り方を工夫しており(主観映像になったり、インタビューみたいなシーンが出てきたり
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

これはちょっととんでもない映画でした。

全編(擬似)ワンカットによる緊張感と没入感はハンパでなく、何度か「ワッ」と声を上げてしまうくらい怖かったです。

ワンカット風映像というのはある瞬間を切り取る
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

4.4

話はあってないようなものですが(だからこそいいのでしょう)、勢いと登場キャラクターの魅力とストップモーションの愛くるしさでかなり楽しめました。
特に牧師が好み。ただ字幕がちょっと…。

恋と太陽とギャング(1962年製作の映画)

4.3

『花と嵐とギャング』と比べるとやや劣りますが、それでもすこぶる楽しい作品。終わり方の切れ味もなかなか最高です。

三原葉子が今回も踊りますが、そんなに変なダンスじゃないのはやや残念でした。江原真二郎は
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

4Kリマスター&劇場では初鑑賞。

リマスタリングされたことや大画面で見たことで細かい表情や風景などのディテールが以前観た時より詳しく観れたのが嬉しい限り。もちろん迫力も凄いです。

見直して気づいた
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ああ爆弾(1964年製作の映画)

4.7

まさに邦楽版ミュージカル映画。でも一番好きなシーンは銀行のところだったりします。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

シナリオに粗はあるものの、どんどん思ってもいない方向に転がっていく感じが非常に楽しい作品でした。特にカーチェイスシーンが非常に楽しかったです。

『犬神家の一族』を連想させるシーンが多々ある(屋敷が湖
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.8

名作初見シリーズ。

映像がすごい白人酋長モノなんだろうなー、4時間長いなー、くらいの舐めた感じで観に行ったら完全に打ちのめされてしまいました。こんなにアイロニカルなド傑作だったとは…。初めて観るのが
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キャッツ(2019年製作の映画)

4.0

詩集、ミュージカル共に未見。

おそらくアップで表情を抜くことと体の曲線を見せることを目的とした猫人間(以上受け売り)のビジュアルに衝撃を受け鑑賞。

巷の評判は悪いですが、なかなか楽しめました。説明
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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

4.6

相変わらずイヤーな感じの映画。

とにかく田中絹代が凄いです。表情から声の出し方、歩き方まで全て素晴らしい。

本人の評価は低いそうですが、ストレートに描きすぎているからなのでしょうか。居心地の悪い映
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.9

今更ながら初見。

ただならぬダイジェスト感が『哀愁の花びら』みたいで良かったのですが、肝心の曲がほとんど合わず、ガッツリとは乗れませんでした。歌唱シーンが長い上に話あんまり進まないしなー。戦闘シーン
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