ロンしたことないさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ロンしたことない

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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.5

細かな心の機微を切り取る表情へのズームイン、
完璧な選曲と気持ちのいい音楽の入り、
重厚感ある映像美、
グザヴィエ・ドランのセンスに魅力される。

音、映像、構図、画面に映る全てを
フルに活用した卓越
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.8

ウェス・アンダーソン6作品目。
映画館で見れて至福のひと時ですた。

今作、『ウェス・アンダーソン』
本屋とかスキ場所いくと興奮して便意生じる現象が
開始10分で起こってヒヤヒヤした。
それくらいすき
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.0

夏の眩い光に照らされた美しいシチリアの中で
始まり、終わる、2人の悲劇の恋物語。

同性愛に閉鎖的な1980年代のシチリアの人々の生々しい拒絶に目を瞑りたくなる。
そしてラスト。この作品がノンフィクシ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

-

夫さんが霊安室で起き上がったシーンで
わたしは目の前が真っ暗になりました
演出でしょうか。

(もっかい見ます・・・)

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

前作に続き、笑える愉快なゾンビ映画。
でもしっかりグロ汚いとこがありがたい

続編では 4人対ゾンビ に加えて、
ちょっとした人間関係のいざこざや
タラハシーの家族(のように思う)愛が
描かれてて感動
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猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

4.0

最近、寝る前にショートフィルム・アニメを
見るのがすきです。てことで今日はこれ

どんな短編にでも
抜群の作画に心に響くテーマ性。
ピクサー凄いや〜。

猫ちやん可愛いくて最高でした。
おやすみなさい
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

4.5

わ〜〜〜良すぎ映画でした。

不器用で、愛すべき父の話。
ドタバタホームコメディかと思いきや、
かなり胸の奥にジン、とくる作品。

奇想天外な面白い設定を
ロビン・ウィリアムズが熱演。
家政婦は別の女
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

お洒落なコメディサスペンス。

みなさん言うように、
確かにウェス意識してそう 笑
特に カメラワーク、構図、小物。

でも総合してベーシックなサスペンスを
洒落た映像で楽しめるので良きですた。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

子ども視点で描かれる戦争、
ナチスとユダヤ。

ジョジョの戦争、ナチスへの天真爛漫で
盲目的な憧憬に笑っていいものか正直戸惑う。
言葉の通りのブラックユーモア。

終盤30分、純粋な子どもと残酷な史実
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

静寂でいて滾る、小河ケイコの生の記録。

無駄のない語り、生活音、環境音のみの音、
起伏のない展開は映画というよりも
現実じみた記録。
聴覚障害者を主役に置きながらも、
それを普遍として描いているのが
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ハングリーゴースト(2023年製作の映画)

3.0

レズビアンの女性が彼女がいることを
カミングアウトする話。ではあるけど、
勢い任せにした方がうまくいく事もあるよね
って言われてるみたい。

明るい気持ちになれました。

禅 グローグーとマックロクロスケ(2022年製作の映画)

3.5

ヒーリングショートアニメーション。
禅、とあるように心整う。

鳥獣戯画を映像にしたような印象。
味わい深い作品でした✹‪

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5


ウェスアンダーソン5作品目。
ウェス色濃ゆめな作品。

フレンチ・ディスパッチ誌を
映像で読む体験。

雑誌のノンブルで区切られた章ごとに
繰り広げられる劇中劇はパラパラと雑誌の
特集ページを見てい
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.6

繊細で、本能的な愛の話。

雨の納屋での求め合うキスシーン。
ロマンチックな場面なはずなのに、
降りしきる雷雨がそれを許さない感じ、
2人を否定する感じが良かった。

初 クサヴィエ・ドラン作品。
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

死神とスーザン、死神とビル、
2つの物語が互いに影響し合いながら
並行して展開されていく。

そこに激しい起伏はないものの、
盛り上がりを知らせる重厚な音楽、
語らずとも視線から感じられる心の機微、
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

映画としての完成度、高っぁ。

軽快で聡明な詐欺師、アバグネイルと
地道な捜査で彼を追い続けるハンラティは
さながら『ルパンと銭形警部』のよう。
女性の心を簡単に奪ってしまう所は
ルパンと大違い。。
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美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

4.0

これは刺さる。

実写×クレイアニメで描かれる
ダークポップな短編ラブコメディ。

ビビッドなウェスアンダーソン、な配色と
テンポの良さに2回続けて見た。
15分の時間もちょうどいい。

『the l
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.9

Summer of 85が最えんど高だったので
映画館でオゾン作品みたく鑑賞。

男尊女卑を軸に、フランスコメディ節を
たっぷり効かせた作品。
重たい問題を軽快に、爽快に、提議する。
フランソワ・オゾ
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ブルー・アンブレラ(2013年製作の映画)

4.0

無機物に命を灯す、ピクサーアニメーション
ほんとうに素敵。

この作品は特に映像が綺麗。
青の傘が落ちていくロングショットの
画がかなり好き。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.5

ちょっと前に見た③

ドン・ドンデン返し付の
サスペンススリラー映画。

出会いのミスリード、殺人、
ドンデン返し×2までが90分で
テンポ良く展開される。

真犯人の殺人シーンはちょとシュール

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと前に見た②

本作を最初に見てしまったが故に
他同オチ作品をフルに楽しめなくなった
ってくらいに解離性障害オチの中でも
秀逸だた。。

確信を持たせない程度の違和感。
うまいな〜〜。綺麗に騙さ
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アス(2019年製作の映画)

3.5

少し前に見た①

社会派ホラー映画。
ラストのドンデン返しに至るまでに
散りばめられた伏線の数々。

「何かが起こりそう」と緊張感が解けない
反面コミカルな調子もあり緩急が上手い。

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

見たテンションのままに脳死れびゅう。

チープな舞台セットに、カメラを意識した
役者、大袈裟なカメラワーク。
この作品自体が1つのショーになってて、
映画として見ると陳腐に見える世界観こそが
よりショ
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デスティーノ(2003年製作の映画)

3.0

あのダリがディズニー??
2度見したので見てみた

たぶん話としては
石像になってる何かしらの神と
女の子の恋のシンプルな話なんだろうけど
難解にしてしまうダリの芸術たるや。。。

節々にダリを感じら
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紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.8

紙飛行機で結ばれる6分間の恋の物語。

口紅以外をモノクロにして
恋の始まりを知らせる演出がお洒落。

これぞ!
ディズニーショートフィルム!最高!

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.5

見る人に対して直感的なアプローチで
中途聴力障害を負った男性の人生を描く。

曇った音、
静寂に際立つホワイトノイズ、
爆音と静寂の切り返し、
耳をつんざくノイズ、
作中全ての音からルーベンの耳の状態
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.5

直近に「女王陛下のお気に入り」を見て
しまったせいでオリヴィアコールマンが
アン女王にしか見えなくて集中できなかった
ので簡単に。

密度高く描かれるヒューマンドラマ。
光の表現、映像が美しい。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010年製作の映画)

3.4

中1?中2の時、毎週のようにTSUTAYAで
レンタルしてたの思い出した。
学校の図書館でギリシャ神話に関する本
読み漁ったなあ〜〜〜

ドラゴンや異類異形の造形、空間が
ハリポタ感あるなと思って見て
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

どこまでも欲望に忠実で、狡猾で、愚直な
人間くさい3人を中心に描かれる
アン女王の寵愛を巡ったドロドロの愛憎劇。
鉛のような重さのある作品。

とにかく
3人の女優の演技合戦が見どころ。

サラとアビ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.0

狂気はあるけど満ちてない、
ホラーとも心理スリラーとも言い難いし、
う〜〜〜〜ん。

カルト的な怖さはあるけど、
何かしらに振り切りが欲しかったかなあ。
社会へのブラックジョークだとしても
所々動機が
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン4作品目

3兄弟、母、父、との関係性や旅の背景が
語られないまま始まるハートフルな
ロードムービー。

長男次男三男の性格や日常を会話劇を
通して見る手に想像させる。
想像の余白
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.7

会社の先輩に教えてもらって鑑賞

平凡で内気な男の子が
スパイダーマンとして覚醒して世界を救う、といった王道なストーリーではあるけど
マルチバースの世界観が加算されることで
意外性のある展開になってた
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン 3作品目
すでに恋。

「毒あるかわよい世界観がすき」と
全作品にレビューを残しそうなので
とりあえず構図周りをテーマに見てみた。

百番煎じの感想です
あとめちゃ長いです

-
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン2作目。

異なる質感の映像が混在してて、
空想と現実の間を見てるような気分。
変てこで、良い。

あたり前だけども
映像、色彩、演技、カメラワーク、音楽の
全てを意図してこの「変
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