ロンしたことないさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ロンしたことない

ロンしたことない

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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

女性の男性嫌悪と男性社会を皮肉的に
サイコホラーに落とし込んだような作品。

日常的な恐怖と意味深なシーンが
交互にジットリと進む。
終盤はジットリどころかヌメヌメしてる。

ほんと男って、と
女って
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

超正統派エクソシスト映画。

対話してくれて、鎮静剤が効くタイプの
悪魔さんにジワジワくる。
あと顎関節症重症すぎる可哀想に。

悪魔映画のお約束を真面目に
やってくれるので楽しい作品です。

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.5

グロに全振りしたストーリーが
少しチープな印象。

途中で犯人読めちゃうけど
最後のシーンは良かった。

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.9

SAWシリーズ、久しぶりの続編とのこと。
今作から入っても全然面白かった。

最後、デモゴルゴンやないかい。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.5

未完の映画『別れのまなざし』を巡り、
人生 と 記憶 とフリオ と対峙。
ミゲルの半生を共に追想した3時間。

人の過ぎゆく人生。
気づけば大切なものを失い続ける。
居場所 やりがい 愛する人 そし
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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005年製作の映画)

4.3

ちいさい時大すきだったシリーズの1作。

ストップアニメーション特有の
命の宿ったキャラクター造形が愛らしい。
今見ると作品の完成度の高さに感心感心。

デカウサギ相変わらず怖い。

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.9

超風刺を超SFで。

わかりやすい弱者社会を
現実世界とアニメーションを融合した
不可思議な近未来社会で展開する。
まさしくブラックユーモアな作品。

2030年てあと6年だびっくり。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.2

エクソシスト VS 悪魔 VS 天使
の分かりやすいガチバトルかと舐めてたら
ジャンプスケア頻発でビビり散らかした。

ダークファンタジーな世界観を
違和感なく構築する舞台セットや映像への
一貫した作
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

物理的にも走って走って、
人生も追い風に乗って駆け抜けた
フォレストガンプの半生。

その半生の中で、
人が幾度となくすれ違うチャンスを
彼は素直と努力でモノにする。

人も運命もチャンスも一期一会。
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

シュワッテェアッと3分間くらいしか
知識のないウルトマラン。
のシンシリーズの作品。

古き良きな粗めの映像に、
日曜日の朝を思い出した。

デカ長澤まさみが良い。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

久しぶりに🦖🦕
いくつになってもわくわくする。
色褪せない名作〜〜。

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.8

女って怖い が過ぎる、
人間のエゴむき出しのドラマ。

作中、無駄なBGMはなくとも
フローレンス・ピューの
堂々たる異様な存在感によって
変な緊張感が流れ続ける。

ラストカットの間合いから、
エン
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アルベルトの手紙(2021年製作の映画)

3.9

『あの夏のルカ』
アルベルト視点のスピンオフ作品。

マッシモさん、
体もデカければ器もデカい。
とってもあったか作品。

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.9

ルカとアルベルトの友情は眩しく、
異種族への理解は心がぽかぽかする
ピクサーらしいひと夏の冒険譚。

日常へのキラメキを忘れた社会人に
染みる。私です。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

女性という性につきまとう
結婚、出産、子育て、中絶、情緒不安定な
感情を現実的なトーンで描く。

フランシスの聡明な無邪気さに
チクリとしながらも、子供の存在に
救われる3人や大人が微笑ましい。

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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

4.1

怪物も掟も禁断の森も何もかもが虚構。
虚に恐れることが虚を存在させる。
「形のない恐怖」を描いたスリラー作品。

思いもよらない結末に着地する、
シャマラン監督らしい1作でした。

アイヴィーの勇気と
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.8

あるメイドと名家の跡取り息子との
秘密の恋の輪郭をなぞるように辿っていく。

ジェーンの複数の時代が、同じ時を
流れているかのような文学的な構成を
絵画のように美しく耽美な映像で見せる。

しっとりと
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.4

家庭内監禁、外界との遮断。
それによって育った無垢な大人こども。
すごく気持ちが悪くてすごく怖い。

彼の作品は本当に「欲」の表層化。
エロを目的としないド直球な性的表現が
ただただグロテスク。

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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

4.0

警察官殺人鬼 VS 認知症殺人鬼

アルツハイマーの曖昧な記憶で、
見る手をラストまで翻弄する。面白い。
信用ならない語り手に見事に惑わされた。

記憶がなくとも習慣と根底にある思想は
変えられないや
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.8

2人の恋と国の行く末が絡むことで
単なる恋愛ものを超えた感動のある作品。

メインキャラクター2人が普通の容姿で
素朴な心の持ち主で、作品に抵抗感なく
入り込めた。

国同士争いのきっかけがアホすぎる
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1


アリアスターによる「母性」の体現。
今作では 母親 を 呪い として描く。
ある意味で究極の人間ドラマだった。

めくるめく場面転換や主観的なアングルは
ボーの思考や不安そのもので、
見る人は終始「
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

見惚れる程の同人オタクへの解像度の高さと
「好き」への情熱に感動する作品。

何かを好きになるのにも
誰かを好きになるのにも
年齢なんて関係ないよ、と
あたたかく、力強く、教えてくれる。
サイン会のシ
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

4.6

小ちゃいときにやってて怖そうだから
見れなかった作品〜めちゃ良っっすぎた。

ストップモーションとは思えない質感で、
生者と死者の境界を超えた切な愛情を描く。
二者の世界が対照的に映されるのもまた興。
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

4.1

健やかなる時も 病める時も
愛し 敬い 慈しむ。
そんな誓いの言葉を生きる、
老夫婦のドキュメンタリー。

命の限りを愛を持って生きた爺ちゃん。
ドデカい愛で爺を支える婆ちゃん。
これが 結婚 で、こ
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僕と彼女のファースト・ハグ(2020年製作の映画)

3.8

潔癖症とズボラの凸と凹な2人の
テンポ良い中華ラブコメ。

潔癖症になった理由、は
ふつうにボロボロ泣いちゃった。

愛のちからってすごいね

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.5

10歳の少女に訪れた心と身体の
居心地の悪さを描いているようにも、
単なる少女のイタズラにも受け取れる。

核心に迫ることはせず、曖昧に
だけども強く心揺さぶられる作品。

ミカエルがらしくあれますよ
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

若気の至りあどけなシャラメ。

ホットでサマーでナイトな、
それ以上でも以下でもなかった。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

国を越え、性別を越え、
許されなかった愛の再会の話。

自然と涙が流れてしまう、
静的で詩的な演出。無音ですらも
胸の奥にある感情を感じさせる。
再会のシーンは特に胸に焼き付く。

グッとくる、の言葉
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.0

チャンシルさんの小さな再生ストーリー。

自分にとっての支柱が無くなったことで
自分と、周りの人と、幽霊と向き合い、
小さく転がる福に気づく物語。

私にも、意外と福はいっぱいあるのかも。
なんだか気
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ザ・クロッシング(2021年製作の映画)

3.8

少し前に見た『オオカミの家』を
思い出しながら鑑賞。

全編手描きのアニメーション。
熱量と意思が力強く伝わる。

鮮やかな色彩の映像と暗いストーリーの
コントラスト。何度も絶望した。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

多感な時期の高校生が向き合うLGBT(Q)。

花言葉「あなたを守る」。
誰かのための行動や言葉が自分本位に
なっていないか、とハッとした。

エンディングの演出には目が覚める。
だけども同時に耳を閉
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

前作も見たけどMARVEL初心者すぎて

すぱいだーまんいっぱいいる!
映像めっちゃきれー!作画かっこいー!

の、あほの感想しかでてこなくて懺悔。
スパイダーマン界隈も色々大変ですね。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.1

かなり陰気で官能的な青春映画。

性に、身体に多感な思春期の
感情の揺れ動きや大人の情事への憧れが
3人の女子視点で展開される。

マリーも男性も翻弄する魔性の
フロリアーヌ。参考になります。