ゆにけさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゆにけ

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ダンボ(2019年製作の映画)

4.0

いつものティム・バートンテイストの毒っ気を薄めてストレートにテーマを表現した作品。
アニメと比べて、こちらはもっとドラマチックに展開し、わかりやすい敵も、泣かせるポイントもあった。
後半にはダンボ自身
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ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.5

瑞々しいジュブナイルムービーだった。
若いって怖いもの知らずで危なっかしいけれど、その行動力が羨ましくもあった。
私がサリンジャーの作品を読んでたらもっと深い感じ方ができたのかな………

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.5

好きなテイストの映画だったが、観ている私も終始孤独感に苛まれていた。
美しい宇宙の映像と何故か煤けて見える人間の対比を感じて、寒々しくどんよりしたりする。
ロイの流すエモーショナルな一筋の涙には胸がつ
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

3.5

この作品によって初めて知った事件、とても興味深いものだった。
そして、人間の弱さを見せつけられた辛い作品でもあるが、コリン・ファースの達者な演技でとても面白く観賞した。
誰にとっても不幸な結末だったろ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ビル・ナイ、ライアン・レイノルズらを見たさに。
おっさん声のピカチュウがまた可愛いくて気にいりました☺️
ポケモンが沢山出てきて楽しめたのも⭕

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

トニー、あなたがあの素敵な奥様に愛されてる理由がわかりましたよ✨✨

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

胸を打つ作品であることに間違いないが、これが実話だということの重さ、インドの抱える過酷な環境に思いを寄せると流れた感動の涙も止まるようだ。
サルーはラッキーな、ごく恵まれた一握りだったのだ。
裕福で理
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

理論的な部分は私には理解できなかったが、別の星々のリアルに思える風景描写や、哲学的とも思える異次元空間の表現、学者たちの葛藤とか、多面的で深みのある内容を堪能した。
マット・デイモンが悲しい存在だった
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.7

それはそれは美しい風景の中に静かなる怒りと哀しみを溶け込ませた作品。
深き理解者であったビル・ナイの紳士然と威厳のある立ち居振舞いには惚れ惚れした。
彼に用意された結末は辛すぎたのだが。
街の実力者は
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.2

前半、サイバー犯罪への恐怖でゾワゾワしながら見ていたが、後半、何故あんなに陳腐な展開になるのか……大体、サイコパスとおぼしき人間はあんなにギャーギャー騒がないと思うわ。
一挙にやっすい狂人になって終わ
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.6

シアーシャは面差しがほっそりしてメアリー・スチュアートの肖像画にそっくりだったなぁ。
そして、エリザベスの方には癇症のイメージを持っていたが、本作では少し違うキャラだった。
とはいえ、メアリーに抱く複
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.6

何だよ、これ😅
いったいどういう結末になるのか、ハラハラ(ていうほどでは無いかな……)試聴。
全体に漂うキッチュな感じと二転三転するスピード感が飽きさせず最後まで一気に行けた。
なんたって、悲壮感の無
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.7

ギンズバーグ女史のインテリジェンスと一徹なスピリッツには感動する。
使命を持った人間の強いこと!
そして夫の助け、同じ志を持つ家族の関係は本当に羨ましい限りだ。
ひとつひとつ社会の歪みに目をむけてくれ
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.6

途中から夫の小物感が露呈して苦々しく見ていたが、過食も過剰な性欲も、乏しい才能ながら手にしている虚構の名誉に、「物書き」であるというプライドが満たされていない故なのだろう。
一方、妻の力量は、名前が出
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

予備知識が無いゆえ、期待もせずに見始めたが、なかなかの良作ではありませんか😊
怪しさ満載の登場人物に奇怪な行動、見ているこちらも訳がわからないまま猜疑心で一杯に。
結末、というかオチにそれほど新しさは
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名もなく貧しく美しく(1961年製作の映画)

3.9

小林圭樹と手話で話す高峯秀子の儚い美しさは特筆すべき。
そして、二人が語る無音の言葉は人として忘れてはいけない矜持、謙虚さとひたむきさがストレートに現れる。
加えて、愛情溢れる原泉の演技、特に最後の慟
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乱れる(1964年製作の映画)

3.8

電車の中で涙ぐむ義姉のシーンが美しくて悲しくて私も涙が流れたほどだ。
感情を抑えに抑えて去ろうとする義姉の決意を揺り動かす義弟の行動は、子供っぽく危なっかしいと思っていたが、あの終わりは何だ………
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.5

主人公の反芻によってストーリーが進む、テンポの良いミステリー。
説明的セリフのお陰で状況の理解がしやすい。
主人公のウォルターが悪事に加担するまでが短絡的過ぎて「大丈夫か?おい」ってなるが、想像通りに
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.9

このような興味深い犯罪があったのかと、とても面白く視聴した。
不遇をかこつ日々の生活に荒んでいく中年女の精神が腹立たしくも痛々しい。
メリッサ・マッカーシーの他の作品は観た記憶がないが、良い役者だね。
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孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.6

辛い過去の無い「未來」で生きること、それは一つの道であろうが、グレースにとっては幸せではなかった。
デルは「記憶」を人の生きた記録として残していくことに余生の意義を見いだした。二人の行動から、其々の過
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.5

私の思い込みを二度三度と裏切ってくれる面白い作品だった。
戸惑いと哀しみを浮かべたナオミ・ワッツの表情に、真実はどこにあるのかと想像をかきたてられる。
悲しくも暖かさのある終わりとなるが、思い出すと、
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アウェイクニング(2011年製作の映画)

3.3

100年前の英国のボーディングスクール、美しきレベッカ・ホール、雰囲気たっぷりのロケーション……とても好みのシチュエーションだったが、内容的には少し物足りないかも。
効果音で怖がらせてもらったが、哀し
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早春(1956年製作の映画)

3.5

崩壊しかけた夫婦関係の再生を軸に周囲の人間関係の機微を描いた佳作。
岸恵子や扇千景の美貌は眼福だが、何とも牧歌的さえ見える東京の風景と紋切り口調の台詞回しが時代がかっていて、笠智衆のお馴染みの話し方だ
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.4

豊満な体躯から醸し出される場末感、これだからケイト・ウィンスレットが好きなのよ。(本来はゴージャスな美女ですが♥️)
若い男性と過去の夢にすがってるオバサンなんて、ありがちで哀しいけれども、良〜くわか
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浮雲(1955年製作の映画)

3.6

成瀬監督のエモーショナルな映像がとても好きだ。
若く綺麗な女性が自分勝手な男とくっついたり離れたり、何故ここまで執着するかと思うが、「恋は思案の外」なのだから仕方ない。
高峰秀子が魅力的だが、インテリ
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