Marieさんの映画レビュー・感想・評価

Marie

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海誠って陶芸家みたい。
見るたびにきれいに繋がった世界の緻密さが更新されていく。
今回はティムバートンの映画観た後みたいな感覚。

円、環、めぐるもの
それを根底として、たくさんの温かい思いがつなが
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.9

それぞれに信じるものや許せないものがあって、善悪の線引きもあやふやなまま進んでいくのが日常だと思う。
やってしまったことは決して変わらないけれど、ただの事実を述べる文字列だけでは表せないたくさんのもの
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.1

長く一緒にいるとその関係は何を言っても不動なものに感じるんだろうか
気持ちが深ければ深いほど、与えられなかった一つのものが自分の落ち度のように思えてしまう
自己嫌悪と嫉妬が何より自分に向かうことを知っ
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

破れてしまったものは少しずつ少しずつ
つづくっていけるんだよという
切実な前進

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.1

やりたかったことが多かったんだなぁという印象
歌がとてもよろしい

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.8

「この映画なかなか良かったわよ」と言っていた我が母を初めて大人だなと思った。

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.5

私も、美女の普段見せない豊かな髪を覗き見したい。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

自分の人生をもがくのは誰しも変わらないんじゃないかと最近思う。
女や男という型に収まっている方が多少は楽なだけであって。
最後にそのシーンを持ってくるなんて卑怯だわ、二人の今まで全てが色づいて息が詰ま
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

日の当たるところとそうでないところの対比が胸に刺さる
明るいところに居続けることを諦めたくはない
個々の集まりでしかないはずだ、国よどうして薄暗い形しかとれないのか

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.4

自己中心的な美しい人はいつも勝手に遠く遠くへ行ってしまう。
私がそれを手放せないでいる間に。

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

4.0

かわいいが弾けすぎて悶絶。
見るもの全てがきらきら不思議で幸せがいっぱいだった季節があったことを思い出して、今だって同じ世界に生きてる。

椿の庭(2020年製作の映画)

3.1

便利とか効率とかそういうものの対極。
暮らしを慈しむ目があり、当たり前のようによく働く手がある。
変わらないために少しずつ手を加えてきたものを手放すのは恐ろしいけれど、
変わらないために変わっていくの
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

「作家、というか脚本家なんですけど、坂元裕二が好きで」
「あ、僕もです」

“坂元裕二”も、私と誰かの共通項目。

裸足の季節(2015年製作の映画)

3.4

5人の姉妹それぞれがきっと誰の心の中にもいて、
彼女たちと一緒にどう生きていくのかの選択をしている。
自分で選択をするのが当たり前の環境にいるのは、ただの運かもしれない。
まどろみの中の幸せな季節はい
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.9

私たちは物事を短いスパンで考えすぎなのかも。
大きな流れの一端に触れさせてくれる映画。
美しいし、ありのままだし、大切。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.1

絵がきったないんだけど笑笑
正直に言うと、好きでした笑

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.6

闘いは続く。
落としどころが見つからなくてずっと宙ぶらりんなパレスチナ問題を、とても注意深く的確な比喩に使っている。
愛し合う二人がすることは、相手の話を聞くこと。
愛は憎しみだなんて言ってくれるな。
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.2

どうして今日を繰り返すのか、生きている意味も、明日のことも分からなくて
ただ都会の吐き出す息の中にいるんだけど。
隣にいる人と分からないことを言い合いながら、同じものを見て目を合わせるだけでいい。
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.8

壊したくないものほど、こてんぱんに壊したくなって
自分の中身が沸騰して止めようもない時があって
だけど一つずつ拾ってくれる人がたった一人いることが
生かせてくれる
瞬間でも

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

キャスティングをしてくださった方に全力感謝。
NYの魔法は暖色の灯りと大きな窓が雨に曇ることに起因するのかも。