eikichiさんの映画レビュー・感想・評価

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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.4

最高にクール!
音楽も映像も素晴らしい。美しすぎるサイコ野郎をさも普通に、平然と淡々と写していてそこがまた良い。

タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.6

こんなにズシンときて、やるせなく感じてしまう作品は久しぶりかもしれない。終始、抽象的な問いと暴力が溢れていて疲れる。でも、みてしまう。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クライマックスはさすがタランティーノってかんじ!アドレナリンぶあーみたいな。

約3時間と長いけど、終始、ブラピはかっこいいし、シャロン・テート事件を扱ってるだけにどう着地するんだろうと考えながらみれ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.8

恵比寿ガーデンプレイスでやったピクニックシネマにて鑑賞。

公開当時も映画館で3回もみたくらい好きな作品。

淡々としてる中にも温かみがあって、登場人物が愛おしい。

年齢を超えた友情に感動。汽車の中
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.4

エンターテイメントとしても十分楽しめるし、決して物語としても浅くない。骨太さも持つ。何よりメッセージ性があってわかりやすい。

想像を超えるおもしろさだったし、終戦の日にみれて良かった。

普段、大き
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月と雷(2017年製作の映画)

3.6

智の自分がいたことを証明できるのは自分だけだから、その痕跡を回るというのは共感できる。きっとそれを共有することが幸せのひとつのあり方なのかもしれない。

そういう意味では当時を懐かしく思い、実際会いに
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.3

万引き家族よりこっちの方が好き。個人的に是枝監督は昔の方がいいなー。

家族って難しいよねってことがとてもリアルに描かれている。ちょうど帰省中にみたからどんぴしゃ。ほんと難しい。こちらも変化するし、あ
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主戦場(2018年製作の映画)

3.6

出てくる人出てくる人胡散臭いけど、声高に叫んでいるのをみると正しく見えてしまうから怖い。

自分から進んで情報は取りに行かなきゃいけないし、何より自分ごととして関心を持ち続けなきゃなと思った。

韓国
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

ライ麦畑でつかまえてがこれ見よがしに出てきたり、君の名は君の名はの男の子が出てきたりと個人的にピンポイントで楽しめたところがあって良かった。エンドロールみたらちゃんと神木くんだった笑。

アニメだけあ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.7

友人がこの作品をイラストにしてインスタで投稿して知った。そのコメントが印象的でずっと気になってて満を辞して鑑賞。

1年に2日しかやらないルミネ荻窪の屋上で鑑賞。風が心地良かった。

鑑賞前は25年の
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よこがお(2019年製作の映画)

3.6

淡々と進んでいく中にも後から振り返るとすごく緻密さを感じる。

時系列を変えてるところが良い。

1つの事件でこんなにも人って変わるんだっことが主人公の演技はもちろん、見た目で伝わってきた。何よりタイ
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.6

クライマックスまで大きな展開はないけれど、ずっとボディブローをくらっているような感覚。視覚的にも痛いし、胸も痛くなる。

あまり多くを語らない作品だけど、引き込まれる。

くちづけ(1957年製作の映画)

3.5

ピアノに合わせて歌うシーンは心が通い初めて心が通い合った瞬間ってかんじで良かった。

資金調達の為、お母さんのマンションへ直談判へ行くシーン好き。

ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

4.5

初見の今もすごく好きだし、興奮しているけど、時を経てもっと好きになりそうな、いや、人生において大切な作品になる気がする。

親子の絆、男同士の友情を扱った作品は世の中に多くあるけれど、それらとは一線を
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.6

ずっと夢うつつにいるような感覚を味わえる。夏の真夜中にみたい作品。

夢のカリフォルニアもこの作品の雰囲気と合っている。

早春(1970年製作の映画)

3.5

童貞が職場の年上の女性を好きになる話。

まったく共感出来ないけど、テンポよくコミカルに進んでいくからどんどん引き込まれる。

音楽と性のメタファーが素晴らしい。ラストは衝撃。

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.3

声に出して笑って、うるっときて終わってみるとなんだか感情が忙しかった作品。

家族の死を扱った作品の中では穏やかな方だけど、けして死を軽く描いている訳ではない。ユーモアと役者さん達の自然な演技でできて
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

仕事への向き合い方、組織での自分の立ち位置、大切な家族のこと。社会人駆け出しの自分には国の為、家族の為、自分の為に命を削り働く彼らが物凄くかっこよく見え、羨望の眼差しを向けていた。自分もあんな風になり>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

2.8

黒沢監督ということでけっこう期待したけれど…

あまり情報が入って来ないウズベキスタンに触れることが出来たのは良かった。

プロフ?なんか聞いたことある響と見た目だなーと思ってたら、そういえば日本橋の
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.1

男臭い男同士の物語。

冒頭の1930年代という華やかな時代と音楽から世界の端っこギアナへ裏切りにより飛ばされる。

セクシーなスーツに身を包み、セクシーな女と愛を語っていたところからの落差は半端なか
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.7

バビエルバルデムとペネロペの夫婦共演ということで期待して鑑賞。

この2人は勿論だけど、誘拐されるイレーネ役の女優さんの演技は素晴らしい。俳優陣の演技力でこの作品が成り立ってると言ってもいいくらい。
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嵐電(2019年製作の映画)

3.6

現実と異世界の境目が曖昧なのが良かった。村上春樹の作品を思い浮かべながらみていた。例えば、カフカとか。

方言指導を介して一組の男女の距離が縮まっていくかんじがなんとも微笑ましく良かった。

主役の女
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.6

会社の先輩に勧められて鑑賞。

最初は登場人物の多さとかに戸惑うけど、最後はまとまってすっきり!笑

夜中?夜明け?にみていたから睡魔と格闘しながら鑑賞してしまった。それでもテンポの良さは伝わるし、音
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コレット(2018年製作の映画)

3.9

コレットの人生はミッシーと出会う前後で分断線が引かれている。

ウィリーと出会ったことで文学に目覚め、ミッシーと出会ったことで自分を解放することに目覚める。

この作品の感想にマッチしてるかわからない
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.8

自分が背負って生まれてきたものを、乗り越えて行く姿はただただ美しい。

何かがない者、何か持って生まれてきた者さえも同じように苦しみ、もがく姿に心打たれた。

イーサン・ホークのコンプレックスが滲み出
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.5

大学生がヴィンテージの本を盗む、ハラハラする話なのかなーというふわっとした期待で鑑賞。

いい意味で裏切られた。話しの落ち着く先がそこか、そうきたかとじわじわと興奮した。

真実と現実、当たり前に存在
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.7

バックの音楽の使い方が凄く上手い。予備知識がないとついて行けなくなりそうなところも、それで一気に引っ張ってくれる。

鑑賞前、タイトルかっこいいけど、ちょっとくさいかなーと思ったけど、バッチリはまって
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ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ(2018年製作の映画)

4.3

こんなに知的好奇心が満たされたのは久しぶり。

もともと歴史が好きで時代背景をある程度理解していたので、とても楽しめた。あ、ベルヒテスガーデンだ!みたいな笑

権力者と芸術。政治と芸術。芸術というファ
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.5

友人にすすめられて鑑賞。いやー、なめてた笑。何かに打ち込むって素晴らしいね。
なんか独りよがりに青春きらきら〜ってかんじじゃないし、感情移入できるし、自分の高校時代を振り返ってしまった笑

そして、あ
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バイス(2018年製作の映画)

4.2

めっちゃ期待してみたけど、前回作のマネーショートの方が良かった。
ただ、米政治の知識がないからなのかも。或いは、笑いがちょっとなんというか、コメ寄り?作りすぎてるといった印象。
でも、やっぱりクリスチ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

愛がなんだのぼくなりの答えは愛は食物連鎖。
こじらせてる女の子は掴み所がない男が好きで、その男にも好きな女がいてと。まあ、掴み所がないというか所謂、クズなんだけど。
なんか今を映してる作品だなと思った
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サンセット(2018年製作の映画)

3.7

危うさが常に漂う作品だった。人物をアップにしたり、砂埃が立ち込めていたり、雰囲気が良い。
ただ、サウルの息子同様、途中寝てしまった。監督と相性合わないのかな笑。世界観は凄く好きなんだけど、眠くなってし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

その時代の音楽知っていればもっと楽しめたのに…!という悔しさと、差別や偏見を乗り越えていく爽快さが同居して複雑な気持ち笑
奥さんに書く手紙のくだり好き。
音楽の知識は村上春樹の作品でけっこう勉強できそ
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

他の人もけっこう言ってるけど、シアーシャ・ローナンが中心に話が進んでいく。レディバードも良かったし、追想なんて最高でした。ほんとに躍進ぶりがハンパない。女王の貫禄出てました。
女王の気高さが溢れてて、
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.3

テレビドラマを大画面で味わう贅沢な時間だった笑。朝倉あきが大活躍ってかんじ笑。
自分がサラリーマンってこともあるから、共感というか、日本の組織ってこんなかんじたよね感はあった

運び屋(2018年製作の映画)

3.4

犯罪に手を染めていく話なのに、ある意味淡々と話が進んで行って不思議な感じ。
この作品の良さがまだ充分にわからないのが悔しいと同時に、もっと人生の酸いも経験した後またみたい

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