1950720さんの映画レビュー・感想・評価

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新しき世界(2013年製作の映画)

4.5

やっと観た。

本当に面白かった。文句のつけようがない。
韓国映画は好きなんだが、残酷シーンに弱いので結構難儀するのが本音。アクションは勢いでいけるけど拷問シーンがダメなのだ。始まりから血だらけのオッ
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追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

3.6

どういう話かをあらかじめ知ってから観た。

冒頭かかる曲、李香蘭の「夜来香」が観客を一瞬にして作品の世界に引き寄せる。

ベトナム華人としてかつてイギリスに移民してきた母親と、亡くなった息子。ゲイであ
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.2

早稲田松竹イップマン3本立て。この企画には感謝しかない。

これも春の公開時に何度か観賞したが、マイク・タイソンとの勝負の緊迫感はもとより、観るほど好きになる味わい深い映画だった。

まず2度目からオ
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.0

早稲田松竹のイップマン3本立てで何度目かの観賞。

6年前初めて観た時CG丸出しながらオープニングの素晴らしさにまず震えたが、何回観てもやはりいい。このシリーズのクオリティを高めている要素はいくつもあ
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.6

早稲田松竹でウィルソン・イップ監督版イップマン3本立てという素晴らしい企画。ありがとう早稲田松竹。
この序章は何回観たか分らないほどだが、上映されるとなるとまたいそいそ出かけるくらい好きだ。

かつて
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

2.7

ゾンビ映画はゾンビから逃げ戦うからが本番。予算の都合でずっと戦うわけにはいかないだろうが、コックニーと呼ばれるロンドンイーストエンドに住む労働階級者の言葉や文化的背景をさほどわかっていないこともあって>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

さすがカンヌ映画祭で話題になっただけある。おもしろかった。

ゾンビジャンル映画は低予算の作品も多いため、冒頭人間関係に時間を割きすぎてゾンビが大量に登場するまで時間がかかるものもあるが、これは早めに
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

朝鮮戦争により生き別れになった家族。別れ際に父から家長として家族を守れと託された長男の人生を描いた映画。

日本でも戦後同じように歯を食いしばって生きて来た祖父や父はいただろうし、今なお世界中において
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ホワイトハウスに執事としてアイゼンハワーから7代の大統領に仕えた1人の男の話。

これはアメリカの歴史のなかでも、特にアフリカンアメリカンの人権問題、公民権運動に関する歴史をひとつの家族になぞらえて、
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人間ドラマエンターテイメントとして上質の作品。なんといっても俳優陣が素晴らしくいい。今、世界中で吃音を乗り越えるイギリス国王を演じられるのは、このコリン・ファースしかいない。彼を支えのちに強い友情が芽>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

3.1

ドラマから観ていると、このキャラクターたちにはすでに親しみがある。相変わらず話はかったるいし面白くないが、それをチャラにするアクションを楽しみにしているのと、頑張ってアクションを見せようとする振り切っ>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

様々な話題が先行した作品だが、ほとんどを無視してまずは観賞。主役のガル・ガドットは、なるほど素晴らしく魅力的で出演シーンは彼女に釘づけになった。

アクションシーンは、使い古されたと思われたスーパース
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大捜査の女(2008年製作の映画)

1.3

莊文強と麦兆輝、この二人の監督は、骨太なストーリーの組み立ては上手いけど、いわゆるスター映画を作ることに向いてないらしいことがよく分る。

以前観たドニー・イェンの『三国志英傑伝』でも思ったが、今回の
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.3

バディムービーはキャラとケミストリーが大事。ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンのコンビは期待通り。たまたま吹き替えに設定されていたので、そのまま観はじめたが、サミュエルのFワードを聞かな>>続きを読む

RE:BORN(2015年製作の映画)

3.9

かつてここまで応援したくなる映画があったろうか。

稚拙な部分もある、演技の好き嫌いがあっても不思議ない、ぬぐいきれない自主映画の香り。しかしそれらをはるかに凌駕するアクションシーンがあれば何の問題も
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無限の住人(2017年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

書くのはやめようと思っていたが、気が変わったので記録。公開時に観た。

主役については、やればできる俳優であることはドラマ宮本武蔵で知っていたのでかなり期待していた。極端に言えば、アクションさえよけれ
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

ちょこちょこ観てはいるものの、実はアメコミ超人ヒーロー系は苦手なのだが、評判通りのおもしろさだった。

ピーターがスパイダーマンになるきっかけや事件を省いたのは英断。アベンジャーズに憧れる普通の高校生
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.8

エドガー・ライトの「これを撮るんだ!」という熱意と執念に圧倒された幸せな113分。知ってる曲がかかるだけでテンションましましになる。素晴らしい体験だった。

ただひとつだけ、2度目の銃声と音楽の音ハメ
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忍びの国(2017年製作の映画)

2.0

主役である大野智の脱力系キャラクターは悪くなかった。鈴木亮平もいい。石原さとみはめちゃくちゃ可愛い。伊勢谷友介の一太刀はさすが。

が、残念ながら映画としておもしろくない。撮影時間がなかったのか雑さが
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ソルト(2010年製作の映画)

2.4

もうこの先作られることはないだろうアンジェリーナ大暴れ映画。

応用爆発技術っていい響きだ、自分も学びたい応用爆発技術。前半の緊張感と、彼女がCIAから脱出し追手を振り切り、NYに向かうまでが面白かっ
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ウォンテッド(2008年製作の映画)

2.9

最近アンジェリーナ・ジョリーの大暴れを観てないなと思い、ついまとめて観てしまった。キックアスでお馴染みマーク・ミラー原作のコミック(画 : J・G・ジョーンズ )を元にした映画。

主人公のさえないサ
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.3

アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞を獲った作品。アメリカ人というかハリウッド映画界は本当にクリント・イーストウッドが好きなんだなぁ。

十代の時は自分もかなり入れ込んでいて、セルジオ
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プレステージ(2006年製作の映画)

2.8

原作からそう改編したのに、映画として面白くならなかったのはノーラン監督故か。

いや、ものすごく好きな監督作もあるし、この個性が悪いわけじゃないけど残念ながら百発百中とはいかない。この映画は核になる嫉
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

2.0

前編後編同時に観たので、2本まとめた感想として。

膨大なページ数の原作をどう取捨選択するのか、大変な作業だった事は想像できる。ましてや宮部みゆきである。当然バッサリ切った部分やなかには登場しない人物
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

2.3

前編後編同時に観たので、2本まとめた感想として。

膨大なページ数の原作をどう取捨選択するのか、大変な作業だった事は想像できる。ましてや宮部みゆきである。当然バッサリ切った部分やなかには登場しない人物
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別離(2011年製作の映画)

4.6

世界の映画祭で受賞も多く評価も高いという観る前の期待を、遥かに上回る完成度にまず驚いた。ものすごい見応え。

宗教観に強弱はあるものの、ジェンダー、経済格差、介護はどこにでもある問題。そして登場人物の
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.0

エイリアンとのロードムービー。ヲタクには夢のような映画。友情、障害(アクション)、成長、恋が盛り込まれた普遍的なストーリーながら、主役が中年のサイモン・ペッグとニック・フロスト、宇宙人があのビジュアル>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.3

ゾンビ映画をほとんど観たことないので躊躇してたけど杞憂だった。評判の良さに頷ける秀作。これでもっとゾンビ映画を見ていれば何倍も面白いのだろうと思うと、ちょっと口惜しい。

以前、アメリカ人が想像するイ
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

2.0

目を見開いた美女のアップから、カメラが徐々に引いていって彼女が刺し傷のある遺体として横たわっていることが分る。その真上からの俯瞰ショットにツイッターのコメントが重なる。やがてコメント文字が消え、タイト>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

万引きした娘を迎えに行ったスーパーの事務所で、村田幸雄に初めて出会うシーンが、観る側としてはすでに分っているだけに、めっちゃ恐かった。

その後、わずかの時間で自分の店に一家を連れてゆき、その足で社本
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凶悪(2013年製作の映画)

1.9

センセーショナルな実際の事件を元にしていても、「映画」としておもしろくない。記者の妻がひたすら気の毒であった。日本中にこんな家庭がどれほどあるだろう。

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.9

面白かった
冒頭血の溜まった床を少女が滑るショットからしてやられた感
安っぽいゴア表現とか、暴力エンタティメントコメディとして、めちゃくちゃ楽しかった。
特にラスト付近、星野源の頭に・・・は声出して笑
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

満島ひかりが泣きながら諳んじるコリント人への手紙一第13章に尽きる。

主役3人がとにかくいい。俳優、監督、この才能の「むきだし」感は凄い。
「勃起を恥じるな、いや、愛を恥じるな」という台詞が最高に気
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パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)

2.5

面白くなるまでが長かった。一番よかったのは雨が降りだし窓を見たら劇団ひとりがホースを抱えていたショット。

告白(2010年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作も読まず、内容も分らず、なんとなく公開当時流行っていたという雰囲気だけ記憶にある程度で初観賞。

非常に面白かったが、多分原作のプロットの作りこみがよくできてるのだろうなと想像。構成自体は原作通り
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あの子を探して(1999年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

1999年のチャン・イーモウ作品。

あの素人の子供達からあんな演技を引きだせるとは。プロに対しても台本をその日分のペラ1枚しか渡さないのが普通の中国映画だからこそだろうか。素人を使った映画というのは
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