はるなさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

はるな

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あん(2015年製作の映画)

4.0

河瀬直美監督の感性と、樹木希林さんの表現力が、ふんわりと、そしてしっかりと絡みあった、とても素晴らしい作品でした。

「あ〜、もうこの世には居ないんだなぁ、樹木希林さん」

居なくなって初めてわかる.
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大統領暗殺(2006年製作の映画)

3.5

「BS世界のドキュメンタリーです」と言われて観たら、多分信じてしまう位、真面目に真面目に描いたフィクション作品。
まだ近代史を勉強していない小学生が観たら、JFKとレーガンとJWブッシュは、みーんな狙
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リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(2009年製作の映画)

3.5

リーマンショックから12年経ち、新型コロナショックを迎える今、この作品はまた新たな教訓を与えてくれます。
2008年のリーマンショックが、世界を震撼させる迄の4日間を、シンプルに、そしてリアルに描いた
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.5

前作で受けた程の新鮮さは無いけれど、続編となる今作品もスピード感溢れる、「スカッ!」とする展開でした。
エンターテイメントであるマジックを、同じくエンターテイメントである映画で表現すると、こんなに面白
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.0

まぁ、アメリカのクリスマスには、この様な作品がセットなんでしょうね。
やはり日本のクリスマスはどこかお祭り騒ぎで、この作品の様に、家族に根付いた日とはいい難いと実感。
豪華俳優陣ではあるけれど、コメデ
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.5

「実話なんだぁ」が素直な感想。
ヒトラーを描く視点は、映画 ドラマ ドキュメンタリーと沢山ありますが、この視点は初めてだなぁ。
TSUTAYAさんでいえば、ヒューマンが強いけど、ドキュメントであり、ラ
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.5

2015年の作品
5年前には、ここまでの精度があったんだろうか?
だとしたら、5Gに突入した今、更に更に凄い事になっているはず...
と、思わず身震いしてしまいそうな作品でした。

英国郡と米国軍に合
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オマールの壁(2013年製作の映画)

4.0

面白い!

あまり馴染みのないパレスチナ自治区内が舞台となる作品。
3人の、幼馴染である純粋な若者が、秘密警察に翻弄され、恋に悩み、やがて引き裂かれていく。

何を書いてもネタバレになってしまうほど、
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の素顔(2011年製作の映画)

3.0

鉄の女マーガレット・サッチャーを、まぁ見事な迄に演じ切ったメリル・ストリープにあっぱれです。
その表情に仕草に口調が、まるでそこにサッチャーがいると錯覚させてくれます。

ただ、物語の視点が、晩年患っ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.0

ミッションインポッシブル第6弾
あのテレビシリーズの面影は無く、完全豪華娯楽作品と化していますが、「まぁ〜、しゃーないか」と割り切り、自宅で鑑賞(なら観るなよと突っ込まれそうですが^^;)

導火線に
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イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.5

2008年作品として観ると、よくある近未来SFと言ったところで、一つの軍事機密、一つのAIマザーとの対峙、ハラハラドキドキのアクション映画ですが...

5Gの現在、スマートシティーではこの作品に描か
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.5

いいなぁ、この感じ^ ^
80年代の爽やか青春コメディ。
「ホームアローン」しかり、親や先生、その他諸々の大人に対抗するには、子供ならではの知恵が大切!

まっ、サラッとスカッと観れるスマッシュ作品で
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.0

久しぶりにウディアレン作品が観たくなり、この作品をチョイスしました。
生まれながらのセレブって、ほんの一握りなのに、庶民の大半はその世界に憧れを持つ。
仕方ないですよね、私もそのひとりです^^;

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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

また新しい、そして斬新な表現方法が生まれた。
CGやワンカメラ、特殊メイクにモノクロ...などなど、数々の表現方法があるけど、それらとはまた違った驚きです。

ドキュメンタリー作品と言えばそれ迄だが、
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ザ・ウォール(2017年製作の映画)

3.0

ワンシチュエーションでの撮影に、スナイパーの孤独と緊張感を表現しようとしたのだと思いますが、少し単調でした。
敵の姿が全く見えない、圧倒的に不利な状況でしたが、その事がかえって不公平感を生み、イマイチ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

5.0

このシリーズを世に送り出したジョージルーカス監督と、9部作最後のメガホンをとってくれた J Jの勇気に、感謝の気持ちを持って、エンドロールを噛み締めました。

いやぁ〜、「素晴らしい!」の一言。

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真実(2019年製作の映画)

4.0

スタッフや役者と共に作品を作り上げる、是枝監督の真骨頂の様に思えました。
特にカトリーヌ・ドヌーブに対する敬意がそこかしこに溢れ、彼女の魅力を最大に引き出せる様な気遣いをスクリーンから感じます。

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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ビートルズに対する愛が溢れる作品!

ここで、選曲から曲順迄、何を書いてもネタバレになるので、グッと我慢しますが、終始ノリノリの、あっいう間の2時間です♪

イギリスユーモアが絶品のリチャードカーティ
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.0

トム・クルーズって、作品を選ばないと言うか、なんでこんなの選んじゃうんだろうね?
タイムループの世界も、敵のフォルムも、未来の戦闘スーツも、なんもかんも普通。

見た目はまだまだ若いけど、演技力のある
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.5

初めから最後まで「やられたぁ〜」と何度も涙が溢れ出す。
かと思えば、笑いのツボを何度も突いてくる。
王道のストーリーでありながら、散らばめられた名シーンと名セリフに、インド映画の進化を感じました(上か
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.0

原作と映画化された作品に、差(違和感)を感じさせない、さっすが山田洋次監督だと納得。

数々の受賞で話題になった、タキさん演じる黒木華さんの演技が好きです。
じわじわと、内に秘めた想いが、表情や足の運
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.0

穿った見方だけど、「なんでNetflix限定なんだろう?」「なのになんでアカデミーにノミネートされたんだろう?」というのが頭から離れないままでの鑑賞でした。

1970年頃のメキシコRoma
貧富の差
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.5

「大統領候補で、しかも州知事がこんな事するかぁ?」
と思いたいけど、現実にアメリカ大統領の信じられないスキャンダルが数多く報道されてているので、「あり得るなぁ」と(汗)

誰もが理想と正義感に満ち溢れ
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ハートビート(2016年製作の映画)

3.5

かっこよかったぁー!
でも、惜しかったぁー!

「フェーム」や「センターステージ」の様な、未来を夢見てダンスアカデミーに通う、眩しくもどこか危なっかしい若者達を描いた、王道の内容でした。

今の時代を
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

「ボヘミアンラプソディー」「アリースター誕生」と言うおせち料理があまりにも美味しく、次はデザートとばかりにこの作品を鑑賞。

ふとした弾みで、コンプレックスだった体型が理想の体型に生まれ変わったと思い
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

「スター誕生」と言う事で、予めある程度の展開はわかっていた。
さらに「ボヘミアンラプソディー」で身体中の感動を絞り出し切った後の鑑賞だったので、そこまで期待せず映画館へ・・・しかし!

やられましたぁ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

公開ほどなくして劇場鑑賞。

オープニングのタイトルファンファーレで早くもハートを鷲掴みにされた私。
自分の心臓の鼓動が早く大きくなるのがはっきりわかる。

そして「いざライフエイドへ!」

まだ始ま
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

アランドロンのドキュメント番組をみて、思わず鑑賞。
完全犯罪で、金と女を手に入れ、幸せすぎるアランドロンがいう「太陽がいっぱいだ 最高の気分さ」が印象的。
そのあとの、予期もしないラストシーン。そし
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

「うわぁ、本物のプーだ!」
スクリーンに映ったプーさんを見た第一印象です。

最近ユアン・マクレガーの作品をスクリーンで観ていなかったけど、こんなファンタジーのユアンもなかなかいいなぁ。

仕事に忙殺
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

久々にいい作品に出会えました。

スタンドバイミーやスターウォーズ、バックトゥーザフューチャーなどへのオマージュを散らばめつつ、作品自体にはしっかりしたオリジナリティーを感じる。
なにより、登場人物が
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

マイナス30°の世界
寒がりの私には想像もつかない。
そんな超寒冷地帯で起きた殺人事件に、吸い寄せられるように係っていくジェレミー・レナーの表情が切ない。

物語自体はいたってシンプルですが、極限の寒
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

スティーブ・ブシェミ見たさに映画館へ。
期待通りの狂気ぶりを見せてくれましたが、それにもまして、その他俳優陣の豪華なこと!

スターリンの補佐役として、彼の死後書記長となるジェフリー・タンバーの弱気な
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最後のランナー(2016年製作の映画)

2.5

大好きな作品で、DVDまで所有している「炎のランナー」

この「最後のランナー」、物語としては「炎のランナー」後日談とされていますが、中身は全くの別物。
前情報としてわかってはいたし、むしろ中国天津で
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

やや強引ですが、外人(日本人以外という意味です)って本当にエンタテイメント対して本気なんです!
「外人」くくりは失礼ですが、日本人くくりで考えても、アクションで世に出たスターがミュージカルや演技派で大
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.5

今年の正月に観た今作品、ようやくレビューを書ける位まで感情が収まってきた。

言い出したらキリがない...

j.j.のメガホンで生まれた、復活SWの象徴とも言うべき主人公のレイの扱いがぞんざいだし、
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ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

3.5

年内最後の仕事を終え、今年の締めくくりはやっぱり「第九」と、友人達と久しぶりに映画館へ行ったのは2017年の年末。
ベートーベン第九&バレエ&ドキュメント作品、しかも舞台のラストは日本東京。
「これは
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