詩郎さんの映画レビュー・感想・評価

詩郎

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ジャン・ルノワールの小間使の日記(1946年製作の映画)

3.4

こんな軽快でコメディ的な要素のある物も撮れるのか
でも流れ的にはメロドラマだった
それにほぼ?全部?セットで撮影してた。30年代は屋外で撮ってだけど
切り返しはやっぱり使う傾向にあるのかもしれない
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赤い天使(1966年製作の映画)

4.0

切断されて乱雑にバケツに入れられた四肢は軍医の苦しみの暗喩のよう
極限の状況のもとでも欲のままに生きる人間たちを描くことは監督が言っていたことを体現していると思った
爆薬を多く使って戦場を再現すること
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盲獣(1969年製作の映画)

3.8

身体への偏執、フェティシズム。このセットよく作ったな。五感を使って楽しむ芸術ってちょっと考えさせられるなあ。映画って触れないもんなあ。
彼らがたどり着いた究極の快楽ははたから見ると狂気だけど本人たちは
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獣人(1938年製作の映画)

3.0

これが詩的リアリズムというものらしい。けどよくわからん!
「河」とこの作品を見て思ったけど画面の真ん中に人を配置するときはその人にピント合わせて背景はぼかしがちなのかな?
ジャン・ギャバンは宇宙刑事の
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The Ghost(英題)(1982年製作の映画)

-

Ich konnte gar nicht den Film verstehen!
Die Ausschnitte waren lang und die Aufstellung der Mensche
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(1951年製作の映画)

3.6

恋心や人生が不確定な河の流れと水面の揺れで表現されているようだった
筋肉の動きにあわせて形が変わる体に反射した太陽の光みたいな、それこそ形が定まることのないものの美しさを捉えていると思った
効果音を削
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ナチ刑法175条/刑法175条(1999年製作の映画)

3.0

Was die Opfer dem Geschichtsforscher erzaehlt hatten waren grausam. Sie haben nicht als Menschen geg>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

-

Ich habe das auf ein Buch, dass Andre Bazin, ein franzoesischer Filmkritiker, den Film hoch eingesch>>続きを読む

カット/オフ(2018年製作の映画)

3.0

先生いわく、ドーン!みたいな勢い任せではなくじとーっと静かに見る人の心に侵食していく感じがドイツ映画っぽいらしい
そこそこ驚かしあったけどな
「もっと死を見えるようにすればいいのに」みたいな台詞が好き

処女ゲバゲバ(1969年製作の映画)

3.4

目隠しをされて危機的状況にいるのをなんとなく把握できてない二人とそれを見ている組織の人間たち、星をもてなす謎の人たちは滑稽。でも非道な面も持ち合わせている。星がボスと呼ばれることで力関係も協力関係も解>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

3.7

物の配置から人の体そのものまでとにかく左右対称にこだわって撮ってると思った。
腐るところだけ音楽が一周回って軽快な感じがするのは、観察対象なのもあるけどあの二人は腐るということに安寧的な物を見いだした
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キートンの鍛冶屋(1922年製作の映画)

3.5

リズムの良いドタバタ。これがスラップスティックコメディというものか。何かの本で読んだ、「人物像がどうのこうのよりもそこにある身体の動きの方が先にたっている」ということがよくわかると思った。

ゆけゆけ二度目の処女(1969年製作の映画)

3.8

白黒の血は本来何色だったのか。彼らがいる屋上は開かれているようで閉鎖的な感じがする。また彼らの生がどっかに行くか行かないかの瀬戸際みたいな感じもある。どうして一度地下へ降りたんだろうか。
出かける
D
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.9

映画のポスターが掲載禁止になったときの「良いからだめなんじゃないか?」っていう台詞にいろいろ詰まっているように思った。暴かれたくないものを晒されたら晒した人や物を潰しにかかるみたいな。当時の映画業界と>>続きを読む

美女と液体人間(1958年製作の映画)

3.0

円谷特撮では馴染みの方がたくさん出演していて楽しい
ケムール人をカラーで見たらこんな感じなんだろうか。溶けるところが光る通り魔みたい。後に出てくる特撮作品の元を感じられる。この時代のセットってこんなに
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ウルトラQザ・ムービー 星の伝説(1990年製作の映画)

3.0

実相寺作品でよく見る構図とか移動撮影はよく出てくる
こういう人が簡単に触れてはいけない何かっていう題材は好みだから楽しめた
風習は見せ物じゃないんだなあ

みぽりん(2019年製作の映画)

-

市民税!!
噂に聞いてたトンデモ展開
すべての説明がついてないけど、もうそれでもいいじゃないか…と思うトンデモ具合
みぽりんの異常な演技は結構イライラした、すばらしい

小人の饗宴(1970年製作の映画)

3.7

動物、全部ほんものだよな
登場人物はみんな小人だけど、そんなことよりも人間として描きたかったんだと思わされる。彼らの暴動はなかなか過激なものではあるけど、それを強調しようという意思が一切ないのか効果音
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

3.1

必要最低限の音楽
それ以外はほどアギーレが迷い混んだ密林とそこに暮らす生き物たちの音しかない
不気味さもある静けさと銃火器の音が不釣り合い
とにかく撮影よく最後までやりとおしたなと思う作品
なんでクラ
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ドイツ零年(1948年製作の映画)

-

確かに映像と映像をぶつけてそこに新しい意味を生み出すためのモンタージュ使ってないように見えた
奥行きを使ってモンタージュを使わなくても表現できることは表現してる
これがリアリズムというやつなのか…?ち
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

-

日本語、英語字幕なしかつガチサイレントで見たので正直全然意味がわからなかったけど監督は顔が一番の芸術品だって考えてたんじゃないかなって思った
とにかく顔に物を言わせるように思えた

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

2.8

圧倒的畏怖を持って接するべき人間を越えた存在みたいな見た目で海岸から登場する土方巽の口からインターンという現代的な言葉が出てくるのがアンバランスでおもしろかった。しっかり人間なんかいと思ってしまった。>>続きを読む

仮面の誘惑(1988年製作の映画)

3.8

やっぱり佐野さんいいなあ…
ロシアンルーレットの当たりをいつ引くかというよりは緊張感の中で映像によって語られるそれぞれの過去
そしてやっぱり出てくる鏡。視線と二面性を感じさせる素敵な演出
二人の大人が
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アッシャー家の末裔(1928年製作の映画)

-

自分が読んだ本によると、スローモーションを使ったのは幻想的な雰囲気を出すためというより日常では感じることのできない時間の流れを見せるためだったそうな

テオレマ(1968年製作の映画)

3.3

????
わけのわからない訪問者ってビジターQを感じる
ブルジョアは落ちて、使用人は聖人に。訪問者が家族をぶち壊してみんなの立場が逆転しちゃったってことなのかな?
画面が震えてるのがなんとも不穏

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黄金時代(1930年製作の映画)

3.6

タクシーを待つ目が見えない人を蹴り飛ばしたり司祭を窓から投げ飛ばしたり、子どもを容赦なく銃殺したり、道徳はどこへ行ってしまったんだっていうくらいわけわかんない。そして愛する女には一直線の男。キリンを窓>>続きを読む

死の王(1989年製作の映画)

4.0

人の死を淡々と、そして時に倒錯的に映し出す。三原色にこだわった色使いが強烈だが美しい。死ぬんじゃなくて、生きるのをやめさせるという同じようでなんとなく違う言葉に監督は何を込めたかったのかな。
Der
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ネクロマンティック2(1987年製作の映画)

3.6

2も相変わらず過激でございました
マークと普通の関係性を築こうとしたけどやっぱりロブが良かったんだね、だから最後首だけ取り替えたんだね、顔がロブなら体は何でも良かったんだね…でもまたそのうち腐らないか
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