50/50のジョゼフ・ゴードン=レヴィットとセス・ローゲン、監督のジョナサン・レヴィンが再結集したクリスマスコメディ。
基本ハングオーバーみたいだけど、そこに思春期真っ只中の中学生的なノリが加わり、こ>>続きを読む
クリス・ヘムズワースは本人が真面目に演じていても、そこはかとなく大男としてのおかしみが漂うところが好きなのだけど、ここまでコメディ色が強いと、やり過ぎと感じる。(ゴーストバスターズでケヴィンを演じたと>>続きを読む
「ある男」は、安藤サクラの涙からはじまる。(クライマックスで涙を流した「万引き家族」とは対象的に)彼女の涙がトリガーとなり、スクリーンに惹き込まれる。
「ある男」はサスペンス風のストーリーだが、登場>>続きを読む
アニメ世界への扉(Enter the Anime)は、監督のアレックス・ブルノワが「アニメの魂を探る」と東京で様々なクリエイター出会う作品だが、アニメはほぼNetflixの作品に限られ、既視感の強い凡>>続きを読む
ケヴィン・ベーコン接待しすぎじゃない?とも思うが、おもしろ温かなクリスマス・ストーリー。「13日の金曜日」や「フットルース」とかのネタも、ガンのはしゃぎっぷりが伝わってきて楽しくなった。30分くらいに>>続きを読む
カルロス・ゴーンの逃走劇よりは、延々と勾留が続く人質司法や弁護士の立ち合いを認めない取り調べなど、日本の問題点が目についてしょうがなかった。タイトルのThe Curious Case~というのは、日本>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怖い映画を観たい!と思い、前情報なしで観に行ったのだけど(A24ということも知らずに)まったく、怖さを感じられずに残念。
殺人が起こる前までは良かったのに。
前菜は良かったけどメインディッシュがいまい>>続きを読む
湯浅監督の作品には、いつもLIVE感があると思っていたので、ミュージカル風な作品とは相性がいい!と感じた。
平家物語は語り継がれた物語なので、どんなビジュアル・音楽でもありなのは便利!
時が止まった世界で
水面に波紋が重なり合うような
静謐で繊細な物語
語られない言葉や描かれない行為に
彼らの未来を祈った
率直に言えば、もっと怪獣との闘いを観たかった。子どものころは怪獣との闘いに胸を躍らせたので。セフィラス星人は良かったとしても、他のバランスは良くなかったと思う。
緊迫感やアクションがほどよい感じ。主人公のリビーが親切にされすぎたり、登場人物たちの動機づけが弱いのが欠点だけど、そこまで感情移入しなくても、わりと楽しめる映画だったかも。
トム・クルーズとジェニファー・コネリーが並んでいるだけで、80年代の夢の続きをみているような、魔法をかけられたような気分になった。(ふたりでセーリングをしたり、娘が突然帰ってきてティーンのように慌てる>>続きを読む
何回か観ていると思うけど、毎回ドッグファイトの位置関係がよくわからない。きっと、方向音痴のせいだ。昔はアイスマンは嫌な奴だと感じていたけれど、今の印象は「ちょっと変わった奴」程度。マッチョでもないし。>>続きを読む
あらすじは知っているし、音楽も聴いたことがあるから「ロミオとジュリエットでしょ」と軽い気持ちで観ていた。最初は、登場人物たちに距離を感じていたけれど、一級品の歌やダンスで、徐々に自分がジェッツやシャー>>続きを読む
子どものころ惹き込まれるように「死霊のはらわた」を観たときの胸の震えを(一瞬だけれど)思い出して、涙が流れた。サム・ライミのどの作品よりも「死霊のはらわた」に近かったし、まさかMCUでこんな気持ちにさ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ピーター・パーカーの言動・選択にイマイチのれず...というか拒否感を持ってしまったので物語に集中できなかった。グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)の活躍には大満足。
インターネットの世界観が現実をトレースしているようで、あまり魅力を感じなかった。(人間たちはアメブロのアバターみたいで苦手)でも、ヴァネロペがプリンセスである理由も描かれていたし、ラルフの成長は嬉しく>>続きを読む
何でも壊してしまう男「ラフル」と何でも直してしまう男「フェリックス」、そしてプログラムが壊れてしまった少女「ヴァネロペ」など、完璧じゃないキャラクターたちが、ゲームの世界で喧嘩したり、成長したりする物>>続きを読む
ビージーズの曲がザラザラとした70年代のニューヨークにとてもマッチしていた。この映画の曲って、今でも使われていてすごい。
前作でも感じたのだが、政治家はどこかヒューズが飛んだ(自分で飛ばした)人たちだから、それほど彼らに共感はできない。(劇中で小川本人も語っていた)
しかし、家族や支援者たちは普通の人たちだ。
妻の明子さ>>続きを読む
終末世界なんだけど、ダメ人間の主人公がイジメられることもなく、わりと優しい世界なところが良かった。
主人公の妻モニカ(ハン・イェリ)とその母スンジャ(ユン・ヨジョン)が素晴らしく、ほとんど母と娘の物語として映画を観ていた。2人にはアジアの香りやユーモアがあり、特に花札シークエンスは絶品。スティーヴン>>続きを読む
ノマド(漂流者)として生きるファーンと共に、その過酷さも追体験しながら、ノマドとはどういうものか、その生き方の本質が迫ってくる。
ノマドになるきっかけは経済危機だったが、ノマドとして生きていくという>>続きを読む
善悪の境界線上でゆれる登場人物たちから目が話せなかった。ステレオタイプは少しずつ崩され、最終的には一人ひとりに愛おしさを感じてしまう。家族の喧嘩シークエンスは、アメリカ版男はつらいよみたいで面白かった>>続きを読む
ストップモーションアニメの作品では、結構珍しい世界観で、アンバランスな感覚も含めて楽しめた。1人で完成させた情熱にも脱帽。声と音響は馴染めなかったので、次回作があるならブラッシュアップに期待したい。
門脇麦と水原希子の取り繕わない演技は、むき出しの人間味のようなものが伝わり、現代のリアルなストーリーとして、胸に入り込んだ。過去最高の王子様感がある高良健吾を交えた3人のケミストリも素晴らしい。
小>>続きを読む
イ・ジュヨンの控えめな演技と静かめのストーリーの相性がよく、チュ・スインの内面の動きが、かえってダイナミックに伝わってきた。お母さん役ヨム・ヘランの演技も緊張感があり、物語を引き締めていた。イ・ジュヨ>>続きを読む
誰もが世間と折り合いをつけて生きていると思うのだけど、三上は妥協ができない。出所したばかりなのに沸点が低く、喧嘩っ早くて、周りに迷惑ばかりかける。はじめは親切心を持って接していた人たちも、次第にイライ>>続きを読む
小気味良いテンポのおかげで、あっという間に時間が過ぎる。時間がキーとなる誘拐事件なので、ドライブ感も生まれてくる。ウェットになり過ぎないところも良い。
「仁義なき戦い」が現代に蘇ったようで、どこか寓話的でもあるけど、役所広司・松坂桃李をはじめとするキャストの好演が独特な世界観を確立させていた。
あらためて観返したのだけど、料理のビジュアルが全部素晴らしかった。料理が主役かも。誕生日会のシークエンスは少しはしゃぎ過ぎかなと思った。
実話なだけにドキュメンタリーのようでもあり、海上での人質体験を過剰に味わえる。トム・ハンクスの演技がリアルすぎて、鑑賞後はどっと疲れた。
推しを応援する市井の人として、存在感を消した松坂桃李の演技が見事。その空気感がまわりの仲間の存在感も引き立て、アイドルを推すことの楽しさや悲しさみたいなものを体感させてくれる。感傷的過ぎず、わりとドラ>>続きを読む
冒頭、主人公の小春に次々と不幸が降りかかるテンポがとても良かった。
その後は、おとぎ話的に幸・不幸が乱高下するのだけど、寓話的なシークエンスと現実的なシークエンスが演出を変えながら入り混じるので、ちょ>>続きを読む
声に力のあるキャストが揃っていて、声で杣人を体現していたのじゃないかと思う。柄本明、伊藤英明、光石研、マキタスポーツの声が特に良かった。
「東京ラブストーリー」みたい...と思って観ていたら、鑑賞後に坂元裕二脚本というのを知って驚いた。
趣味を通して知り合うというのはリアルだと思うけど、カルチャーの数が増えるたび現実感は薄くなるような気>>続きを読む