三四郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

三四郎

三四郎

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エデンより彼方に(2002年製作の映画)

3.0

キャシーの親友エレノアの態度でわかった。同性愛よりも黒人男性と白人女性が親しく付き合うことの方が黒人社会の人々にも白人社会の人々にも受け入れられなかったということ。
奥さんはこの先どうやって生きていく
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

2.0

小説家気取りの彼氏、最悪だなぁ。こんなうぬぼれ男に惹かれるヒロインもどうかと思う。一応、この映画は、ヒロインの成長物語なのだろうが、全然成長が感じられない。冒頭の長々と続く自己紹介からも知性が感じられ>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.0

大学卒業後、ジャーナリストになる為にニューヨークへ来たヒロインが、畑違いの一流ファッション雑誌の編集部で働く話。
なかなかどうしておもしろい。人生とは何か、仕事とは何かを考えさせられる。

オシャレに
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魚影の群れ(1983年製作の映画)

1.0

駄目だ…。つまらないし長いし疲れた。皆んな、体を張った演技をしてる。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

南部の差別は酷いな。ゲストとして招待しておきながら、控え室とトイレは土地の慣習に従い、白人とは別で、黒人専用のものを使わせる。いや、南部の人々にとっては、黒人のピアニストは、サーカスの見世物(動物芸)>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

1.0

いや〜長かった…。まだ終わらないのかと何度暗闇の中で腕時計を見たことか…。
この映画の内容が真実か否かはわからないが、ドイツ・オーストリアで何度も何度もエリーザベトの人生を映画化するのだから、彼女の後
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.0

パトリシア・クラークソン目当てで鑑賞!いやぁ、綺麗だった。金髪碧眼の美女。現役の女優さんの中では一番知的そうで笑顔が素敵で好感が持てる。エレガントで優しくて…、あんな奥さんが家にいたら「結婚はいいもん>>続きを読む

クイズ・ショウ(1994年製作の映画)

3.0

大衆の人気が人間をおかしくする。
テレビ業界に限ったことではない。映画界もスポーツ界も文学界も政治家だって。
実力で頂点に上りつめた人でさえ、大衆の人気がプレッシャーとなり押しつぶされるのだから…。
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

2.0

この映画の中で、王室のイメージを守ろうとする人たちが登場するが、イギリス王室のイメージは、何百年も前からそんな品行方正ではない気がする…。ジェントルマンの国ではあるが、イギリス王室はスキャンダルの多い>>続きを読む

土砂降り(1957年製作の映画)

3.0

冒頭、会社の課長、佐田啓二、岡田茉莉子がビールを飲むシーン。結婚話をしている際に流しのアコーディオン弾きが演奏していたのは、灰田勝彦の「森の小径」だ。佐伯孝夫の歌詞がまた良くて好きなんだよなぁ。

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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

2.7

なかなか辛い真実だった。
最後、道枝駿佑が蒔田彩珠に対して声が掛けられず、謝ることができず、何も知らない彼女の後ろ姿に深々とお辞儀する演技、素晴らしかった。失礼だが、ジャニーズでもいい表情といい演技が
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レジェンダリー 約束のリングで(2010年製作の映画)

2.9

スポーツ青春映画としては、イマイチの作品かもしれないが悪くはなかった。幼馴染のガールフレンドの頭が少し弱そうな設定を180度変えて、眼鏡をかけたガリ勉の超優等生タイプにした方が面白かったんじゃないかと>>続きを読む

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.0

小学生の頃、両親とテレビで見た。最後、黄色いハンカチ1枚がヒラヒラしてるのかなと思って観ていたら、なんと沢山の黄色いハンカチ!この作品はコメディだったのか!?と仰天したのを覚えている笑
ハンカチの多さ
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

2.5

このインド人の運転手さんはアメリカ国民として誠実に生きているが…。甥やその友人たちが不法移民として捕まっている姿をこの映画は同情の視線で描いているような気がして、あまりいい気持ちはしなかった。
日本は
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ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

2.5

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』のパトリシア・クラークソンが綺麗だったから、彼女の出演作品を観てみようとこの映画を観たら、びっくり仰天映画だった笑 あらすじ読んでないし、ジャンル確認し>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.0

話題作だから観に行こうと思っていたのに、気づいたら上映が終了していた作品。結構早くに終了していたから観客があまり入らなかったのかしら。
『大統領の陰謀』や『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と同じ
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影なき男(1934年製作の映画)

3.5

MGMらしい艶やかで洗練された都会的映画。実にテンポが良い。探偵映画だけど、シリアスではなくコメディタッチ。人気シリーズだったことに納得。
紳士然としつつとぼけた感じのウィリアム・パウエルと愉快な若妻
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元気で行かうよ(1941年製作の映画)

4.7

素晴らしい!大好きなんだよなぁ、こうゆう明快明朗闊達映画!松竹大船が誇る超豪華オールスターキャストを配しかつおもしろすぎる傑作だ!適材適所の配役といい、全体の流れといい、会話のテンポ、構図、全てがお美>>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

3.0

大学2年生の時に見たが、アメリカの青春映画とは思えないほどシビアな内容だったと記憶している。
先生が教室を去る時、クラス全員が「オー!キャプテン、マイ キャプテン!」と言ったわけではなかった。青春映画
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ナチュラル(1984年製作の映画)

3.0

あの木製バットで打った時の乾いた音がたまらない。ロバート・レッドフォードが48歳の時の作品だが、カッコよさは健在。

アイリスの息子の父親はやはりロイだった。若きロイが夢を掴むため故郷を離れる前の晩、
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夜の片鱗(1964年製作の映画)

2.0

暗いなぁ。惨めで残酷。ヤクザは嫌いだね。
ストーリーが進むにつれ男と女の立場が逆転するが、男としての機能がなくなった後、男が女の機嫌を取るようになるその姿…。
どうも桑野みゆきの顔が苦手な為、哀れとい
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.5

「映画が救いだった、映画が一番好きだった。時には価値のあるものを作る必要があるんだよ。誰かの大事な1時間半を費やす価値のあるものをね」

ベルリン留学から帰国する飛行機内で観たが、未だに忘れられない科
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ブルグ劇場(1937年製作の映画)

4.8

鑑賞後、あゝ有意義な時間を過ごした、観てよかった、そう思わせてくれる粋なウィーンらしい作品。
ヴィリー・フォルスト監督好きだなぁ!洗練されていて格調高い、なんとも品のいい作品を創る監督だ。生粋の維納っ
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涙くんさよなら(1966年製作の映画)

2.0

ジュディ・オングの歌は「魅せられて」しか知らないし、「魅せられて」を歌っている妖艶な彼女しか知らないので、若い頃の姿が意外だった。どこにでもいそうな素朴な顔の女の子だったんだなと思ってしまった。

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路傍の石(1938年製作の映画)

4.6

なんとも感慨深く、胸に迫る美事な文藝映画。
友情って素敵だなぁ。母子の愛情って素敵だなぁ。そしてなんと母親が美しいことか!母親役の滝花久子(田坂監督の奥さん)の控えめな演技とその憂いを含んだ表情には静
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次郎物語(1941年製作の映画)

4.6

心に沁み入る深い深い感動的な映画。

次郎は優しく性根のいい子だ。
次郎役の杉幸彦とお浜役の杉村春子が印象に残っている。杉村春子は背中で語れる女優だと思った。偉大な女優だ。

母親が亡くなった後、次郎
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會議は踊る/会議は踊る(1931年製作の映画)

3.6

ドイツ人が想像する幻のウィーン!
貴族、踊り、音楽、歌、ホイリゲ(ウィーン周辺の庶民的な造り酒屋)。
内容の全くない映画だが、ドイツ人のイメージするウィーンを観ることができ興味深い笑 ウィーン人云はく
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未完成交響楽(1933年製作の映画)

4.0

わが恋の成らざるが如く、この曲もまた未完成なり

ドイツ・オーストリア映画が輝いていた時代の作品。
大学時代に観たが、素敵な楽聖映画だった。愉快でロマンチック。美しい女性、美しいお嬢さんがズボンをはい
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

2.5

2時間の長い映画なのに、なぜか内容があまり詰まっていなかった気がする…。クライマックスも特になく、えらくあっさり解決して終わった。長く感じなかったのは良いのか悪いのか笑
竹内涼真が見るからに善良で誠実
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この虹の消える時にも(1966年製作の映画)

2.0

この作品の翌年の日活映画『夕笛』でも松原智恵子は盲目の女性を演じている。この作品での演技が評価されて再度盲目の役を演じることになったのかしら。

盲目の彼女に自己紹介をし、自分の趣味、容姿を説明するシ
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かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

2.0

くだらなさに慣れてしまった笑 昨日見た2019年版の方が笑えたなぁ。
サンフランシスコ工科大学へ行く設定で別に良いのだけど、なぜそこ?

それにしても、こういう青春学園ものを見ると高校時代が懐かしくな
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

2.0

アニメ好きの会社の人が、この作品の漫画とアニメ版が面白いと言っていた。映画のことは特に何も言っていなかったが、漫画は読まないし、アニメを観るほど暇じゃないということで、映画を観た。結構笑えた笑
これだ
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サムライ(1967年製作の映画)

2.0

侍と殺し屋を一緒にされちゃたまんないよね。侍はヨーロッパで例えると騎士だよね…?西洋のオリエンタリズムって…理解できない。
アラン・ドロンの雰囲気だけで成立してる映画だった。それ以外の感想が浮かばない
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幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

2.5

「人生には良い時もあれば悪い時もある 最後に港に着けば良い」
落ち着いた雰囲気でイギリスが舞台なので、イギリス映画だと思って観ていたらアメリカ映画だった。
前半はゆっくり丁寧に描き、最後の約10分で時
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ターミナル(2004年製作の映画)

2.0

映画だからこれでいいのかもしれないが、空港で好き勝手しすぎじゃないか?笑 噴水作っちゃっていいのか?そして何よりも国境警備局ってこんなに甘くていいのか?
国境警備局主任のディクソンは嫌な描かれ方をして
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あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

1.0

ふとアラン・ドロンの映画を観ようという気になり、観てみたら、ほとんど登場しないじゃないか!笑 観る映画を間違えたと途中で後悔。完全なる選択ミス。映画はいかにも1960年代の若者たちに向けて作られた感満>>続きを読む