三四郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

チップス先生さようなら(1939年製作の映画)

4.8

科白良し、俳優良し、女優良し、ウィーン麗し、学園万歳、この映画豪華すぎ!
この作品に出会って本当に良かった!
原作小説よりいいんじゃないか!?

古き良きイギリス。いや、未だに伝統あるパブリックスク
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浅草の灯(1937年製作の映画)

4.3

この映画は、浅草オペラありし頃の粋な古き良き大正時代のノスタルジー漂う傑作なり。今じゃもう忘れられてしまったかもしれぬ、いや、公開当時も既に失われていたかもしれぬ日本男児の粋な仁義ドラマを描いている。>>続きを読む

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)

1.0

ヘミングウェイの原作の良さを全く活かせていない失敗作。重要なシーンを削っている…。

たしかヘミングウェイ自身、この映画が気に入らず途中で席を立ち、酷評したんじゃなかったかしら。違ったかなぁ。

大学
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

1.0

独文科の教授が好きだった映画。
ドイツ文学好きのあの子も好きだった映画。
私には良さがわからなかった映画。

さよならをもう一度(1961年製作の映画)

3.1

サガンの小説だと『悲しみよこんにちは』よりも、この『ブラームスはお好き』の方が好きだ。

バーグマンは若かりし頃の美しさはもう失われている。
パーキンスが「僕は一種の間奏曲だったんだ」と言うところで『
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0

ホームレスのような黒人少年をあたたかく家族に迎え入れ、我が子同然に育てる…こんなことなかなかできることじゃない。
たとえ裕福であっても、いや裕福だからこそ余計にできないことだろう。

民主党派か共和党
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.0

私のタイプじゃないけれど、メグ・ライアンが出ていれば安心して観ていられる!
そう知った18歳の冬笑
彼女の名前があれば、ハッピーエンドのロマンティック・コメディってわかるもんね!

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.0

高校3年生の冬にやたらとケーブルTVでメグ・ライアン主演の映画を放送していたので、その時に観た。

子供の頃から母親に付き合ってヨーロッパのなんだか暗い不条理なモノクロ映画とか、私が好きな歴史ものの戦
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バルトの楽園(がくえん)(2006年製作の映画)

3.0

高校1年生の時、音楽の授業で観た作品。
なかなかどうして良い作品だったように記憶している。
この映画は広島の話じゃないけれど、広島は似島のドイツ人捕虜からサッカーとバウムクーヘンを教えてもらった。

ドラムライン(2002年製作の映画)

3.5

高校時代に音楽の授業で観たが、ドラムをたたくカッコ良さにシビれた。
ドラムの闘いがスポーツの闘いのようで熱くて面白い作品だった。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.0

アラン・ドロンがかっこよすぎて、アラン・ドロンみたいになりたい!と思った子供時代が懐かしい笑 なれるわけないのにね笑

ラストで腐った友人の死体が引き揚げられるあの気持ち悪いシーンがなければ大好きな映
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マトリックス(1999年製作の映画)

2.5

父と金曜ロードショーなどで観たが、小学生だった私にはあの薬がポイフルに見えて笑

5つの銅貨(1959年製作の映画)

3.0

『グレン・ミラー物語』よりも深刻な話だった記憶がある。子供だった私には、あまりにも辛く心が痛かった。

たしか、トランペットを川に捨てようとするシーンがあったような…?なかったかな…。

ビルマの竪琴(1985年製作の映画)

3.0

小学校低学年の時、両親と家で観た。
主人公の決断は、子供の私には納得いかず、歯がゆかった記憶がある。絶対に日本に帰った方がいいのに…と。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

金曜ロードショーとかで両親と一緒に観たが、とても面白かったと記憶している。
街並みが美しくて、物語の世界観も好きだった。

大学時代、ストックホルムへ旅行した際、友人がやけに興奮しているのでどうしたの
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.0

子供の頃、なぜかこの映画を観る機会が何度もあった。家族でも観たし、友達の家でも観たし。
記憶にあまり残っていないが、心が痛いような切ない印象が強い。

隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)

4.0

名匠島津保次郎監督による完璧な松竹蒲田調映画。1936年、松竹の撮影所が蒲田から大船に移転し「蒲田調」から「大船調」へと呼び名が変わったが、中身は変わらない。小市民の日常をあたたかい目線で軽快に描いて>>続きを読む

ハリウッド玉手箱(1944年製作の映画)

3.0

「話せただけでお腹いっぱいになるよ!」
綺麗だな〜かわいいな〜バーバラ・スタンウィック!笑
なんてチャーミングなんだろう。
my sweet heart, Mein liebes Herz!

ジョー
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別れの曲(1934年製作の映画)

4.0

ドイツ・オーストリアの楽聖映画は偉大だなぁ。感嘆せずにはいられない。

映画製作する際の創作だろうが、「別れの曲」の歌詞がまた素晴らしかった。

私の心の中で歌が響く それは小さな歌
秘めた愛に満ちた
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明治天皇と日露大戦争(1957年製作の映画)

3.5

小学校低学年の頃は、戦争映画が好きだった。日本が勝つと分かっているので、安心して観ていられたように思う。
母云はく「子供って残酷なものが好きなのね」と思っていたらしい笑
再見しないとなぁ。

天皇・皇后と日清戦争(1958年製作の映画)

3.7

忘れもしない。
これを観たのは小学校3年生の時。私が歴史、特に近現代史が好きであることを知った母が借りて来てくれたビデオだった。
この時初めて、大本営が広島に移っていたことを知り感動した。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.0

中学2年生の時、英語の先生から「英語の言い回しの勉強になるよ」と薦められ、DVDを借りてきて家族で観た。両親が懐かしがり楽しんでいたのが印象深い。

当時はタイムスリップものが苦手で、映画でも小説でも
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春の夢(1960年製作の映画)

2.0

いやぁ、この作り物の世界に全然ノレなかった笑 ストライキとかデモとか赤旗とか苦手だから、思想的にも合わなかったなぁ。岡田茉莉子はいつも通り上手かった。この人、どの映画でもどんな役でも自然に演じられて凄>>続きを読む

群衆(1941年製作の映画)

4.8

“Hello, John”
この時のバーバラ・スタンウィックのとろけるような甘美な表情は忘れられない。
大学の講義でチラッと見た『深夜の告白』の時の彼女は、前髪パッツンで全く美人には思えず、この女のど
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乙女のゐる基地(1945年製作の映画)

2.5

「空から轟沈」の歌が聞けて良かった。このとんでもハップンな歌詞の作詞者が日本を代表する詩人西條八十というのが不思議でならないが、旋律は素晴らしいんだよなぁ。
半年後には「リンゴの唄」で有名な松竹映画『
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激流(1944年製作の映画)

3.0

コマ飛び、音飛び甚だしいが、高峰三枝子のご尊顔を拝めるだけで有り難し!笑
彼女が一番美しかったのは1940年代だなぁ。
いつも涙涙の役だけど、この涙が美しいんだ。この人に泣かれて何も思わない人がいるだ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

1.0

大学卒業の年、大学院で「サイレント時代の女性監督たち」を研究している女性の先輩から強く勧められ、観なきゃなぁと思いつつ後回しにしていた。後回しにしていたのは、あらすじを読んでも全然惹かれなかったから。>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

1.0

佐久間さん、早稲田の学生か!哲学専攻ということは文学部か!と思いながら観ていた笑

こんなこと言っちゃいけないが、なんともチープなつくりの映画だった…。特攻隊の話は哀しくて辛くて涙なしには観られないが
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Ein toller Einfall(原題)(1932年製作の映画)

4.5

美しい女はそれだけで罪だ。
吉田拓郎じゃないけれど、„まるで大理石のように“ なんて歌いたくなるね笑

ドロテア・ヴィークの作品を観たくて調べているとこの作品に行きついた笑

YouTubeに主題歌
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.8

「敗者の美学」非合理的で日本人にしか納得できない結末ではないだろうか。
冒頭のアメリカの戦闘機と大和の戦闘シーン。大和からの射撃がアメリカの戦闘機に命中し歓喜する日本兵たち。しかし、米兵は煙を上げなが
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嵐を呼ぶ十八人(1963年製作の映画)

1.0

カープの試合が見られて良かった笑
この頃は12年後にカープが優勝するなんて広島市民でさえ思ってなかっただろうなぁ。

社会のはみ出しものを描いた作品はあまり好きじゃないんだよなぁ。皆それぞれ問題を抱え
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

2.5

この映画を観ながら「三菱」の文字が頭から離れなかった。
小学生の頃、毎日、ニュースから流れてきた「三菱」「不正」「リコール」の言葉。これが脳裏にこびりついており、「三菱」グループに良い印象がない…。
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

2.8

典型的な自己中男とフェミニスト女、いや、単純バカなアメリカ男と理屈っぽくて他人を見下すフランス女どちらも好きになれないなぁ。

双子の娘がいるにもかかわらず、結婚せずに一緒に暮らし続けている。もっとお
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.0

図書館で予約したら1作目が貸出中で、2作目から見ることになった笑
ヒロインのジュリー・デルピーを初めて観たが、綺麗な女優さんだなぁと思った。冒頭で1作目のシーンがいくつか挿入され、すると、現在の彼女が
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

1.0

予告編は面白そうだったけど、登場人物が多過ぎて収拾がつかなくなった感じかしら。なんだかえらく表面的な話だった。

結婚(1947年製作の映画)

3.0

「今夜って楽しい晩は今夜しかないんだもの」
やっぱり良いなぁ松竹大船調。科白が優しいんだよなぁ。現実の厳しさも描きつつ、最後は家族愛のあたたかさで包み込む。

上原謙は本当に優しい受け身役がよく似合
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