三四郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

三四郎

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ハワイ・マレー沖海戦(1942年製作の映画)

3.5

戦後、GHQが「攻撃シーンはすべて実戦の実写記録フィルムだ」と信じて疑わず、東宝にフィルム提供を強要したそうだ。
それほど、円谷英二の特撮は見事だった。ミニチュアモデルと実際の海戦で撮影されたもの、ど
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敵機空襲(1943年製作の映画)

3.3

空襲警報発令までの過程がなかなか興味深く描かれている。アメリカは東京空襲にムキになってるんだからって、この頃にはわかってたのか。傘貸し、隣組、仕事の手助け、助け合い精神が強調されいている。そして、ブル>>続きを読む

迎春花(1942年製作の映画)

3.9

清々しい軽快な映画だ。スケートシーンから始まり、アイスホッケーをしている!なんてモダン笑
李香蘭(山口淑子)がアイスホッケーをしていて、しかもバックスケーティングまで見せてくれる笑 驚きの連続!

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決戦の大空へ(1943年製作の映画)

3.2

海軍記念日における東京での行進の話をする時、正座で背筋を伸ばし、今までの会話とは雰囲気がガラリと変わった。
軍艦マーチと共に、東京駅、宮城を拝して九段へ…そして靖国神社。

予科練生活をスマートに描い
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

2.5

一番最初に観た『オーシャンズ8』が一番面白かった笑
やっぱ映画は女優さんが出てこないとつまらない。それも美人女優が出てこないとね。

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

2.5

長い。妊娠中のジュリア・ロバーツ変装作戦は面白かったけど、それ以外は冗長に思えた。

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

2.5

「シリーズ」と聞けば、制覇したくなるのが人間の性でしょう。
と言いつつ、「007」も「インディ・ジョーンズ」も挫折してしまったけど笑
面白いか否かは置いといて、とりあえず制覇しよう!

ブラッド・ピッ
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Liebe kann lügen(原題)(1937年製作の映画)

4.8

ハッピーエンドでなんとも感動的な話じゃないか!
ドロテア・ヴィークの教師役がまたよく似合う!こんな綺麗な先生なら何時間でもいいから個人授業を受けたいものだ笑

1942年、『女生徒』というタイトルで公
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.0

まさにエンターテインメント笑 作品に奥行きは無いが、楽しめたからそれで良し。
英語訛りのドイツ語ってこんな感じなのか!と思った笑 ドイツ語だけれどドイツ語に聞こえない。
私の好みではないが、アン・ハサ
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ハゲタカ(2009年製作の映画)

2.5

「企業も人間と同じ生き物です。生き残っていくためには、夢や希望が必要です。こんな時代だからこそ、こんな時代だからこそ、夢や希望を語るリーダーが必要なんです!」
熱い映画のはずなんだけど、何かが足りない
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七つの会議(2018年製作の映画)

2.5

藩のために命を懸ける、侍の生き様、大いに結構!
欧米の企業のあり方が進んでいるとは限らない。映画の話とは全然関係ないが、アメリカなんて資源があるからうまくいってるだけで、一人一人の能力と技能は日本の方
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プラーグの大学生(1935年製作の映画)

4.9

「ドイツ映画界一の美男子」「ドイツの名花」と謳われた美男美女が主演していて面白くないわけがない!!

古都プラハに響き渡る学生たちの陽気な歌声!冒頭から心を掴まれた。

フェンシングシーンの高揚感、ア
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.5

いつになったらアメリカ頼みの考え方から抜け出せるのだろう。情けないよなぁと思いながら観ていたら、ドイツが日本に協力してくれるという展開に。
「かの国」と言ってはいるが、アメリカを批判する映画はなかなか
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求婚(2022年製作の映画)

2.5

ハンガリー語だったのか!一体どこの映画で何語で話しているのかしら…と思いながら観ていた。映画のあらすじには、1920年代が舞台と書いてあったが、なんとなく街の雰囲気と服装などから、第1次世界大戦前が舞>>続きを読む

モンスター上司(2011年製作の映画)

1.0

『見知らぬ乗客』の超劣化版?
上司も最悪だったが、部下3人組もお馬鹿さん過ぎて…、この悪乗りコメディ映画についていけなかった…。軽快なコメディが観たかっただけなのに、とんでもないものに引っかかってしま
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Die unmögliche Frau(原題)(1936年製作の映画)

4.8

ハリウッド映画並みにテンポが良いドイツ版スクリューボール!!実に愉快!
ドロテア・ヴィークの理知的な表情、透き通るような清楚な美しさにただただ恍惚としていた。

女社長と若きエンジニアの初対面シーン。
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東京のえくぼ(1952年製作の映画)

2.5

日本版フランク・キャプラ万歳!といった映画だった笑
上原謙はゲイリー・クーパーかジェームズ・スチュアートで、丹阿弥谷津子がジーン・アーサーと言いたいところだが、ジーン・アーサーには高峰秀子が良かったな
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

涙が止まらなかった。最初から最後まで涙涙涙、ひたすら涙。
福島の訛りが朴訥でまた涙。観てよかった。

観るには体力がいりそうで…、いつか観ようと思いつつずっと避けていた。何が起きていて何がどうなってい
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

1.5

これは実に考えさせられる映画だ…。この映画はイギリス国民のための映画であり「勝者」の映画だ。イギリス人が見るならいい、そしてイギリス人が高評価するのはまあまあ良いとしよう。
しかし、これに対して我々日
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

2.5

辛いなぁ。父親の心も息子の心も一生癒えない傷を負ってしまった。

川で溺れたのが息子でないことに安心する父親。その後、親子でレストランに入り、「なんとかなるさ、生きてればな」と、普段食べないようなもの
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(1952年製作の映画)

2.5

1952年の映画だが、戦前の1930年代前半の映画のような人物造形とストーリー展開で戦後の作品とは思えぬ違和感があった。
何というか、若い女性はどんな人でも過ちを犯すものだとでも言うような…?

特に
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好人物の夫婦(1956年製作の映画)

3.0

津島恵子が出てるからてっきり松竹映画だと思っていたら、東宝だった笑 日本画家である池辺良の飄々とした演技と津島恵子の良妻ぶり、そのいじらしさがなんともよかった。

一人旅を思い立った池辺良に津島恵子が
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砂漠の鬼将軍(1951年製作の映画)

2.0

イギリスやアメリカといった敵軍から称賛され、英雄扱いされるというのが凄い。しかも、この映画は、戦後わずか数年で敵国アメリカが製作したのだから…、一体どんな立派な軍人だったのかと思わずにはいられない。高>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

1.0

登場人物で好感が持てる人が一人もいなかった…。
みんな頭は良いのだろうが教養がなさすぎる。ハーバード大学の学長だけが唯一まともな人だった。
教養とは、人の心がわかること、すなわち相手の立場に立って考え
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パッチギ!(2004年製作の映画)

1.0

正直最低だった。
学芸会の演し物のようだった。

大学時代にザ・フォーク・クルセダーズの「イムジン河」を知り、メロディと歌詞が良いのでよく口ずさんでいた。

この歌が映画『パッチギ!』でも歌われている
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グレン・ミラー物語(1954年製作の映画)

3.8

小学校3年生の時、母の持っていたCDでグレン・ミラーのジャズが気に入り、毎日勝手にCD棚から取り出しては聴いていた。それで映画好きな母がこの映画を借りてきて観せてくれた。想い出深い作品。
ピアノなんか
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.5

父親と二人で大爆笑しながら観た記憶あり!
子供ながらに松たか子に一目惚れ。本当に綺麗な人だと思った。

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

2.8

小学校低学年の時に父親と家で見た。
記憶が正しければ、生放送のラジオドラマの話?で録音室とトラックだけで物語が進んでいった気がする。当時の私は、場所が動かないことに窮屈さを感じ不満を覚えたが、鑑賞後、
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D2/マイティ・ダック(1994年製作の映画)

3.5

大体において、シリーズものは2作目がつまらない笑
世界ジュニア選手権にダックスがアメリカ代表として出場するが、ドイツ代表と戦う時は、ドイツを応援していた笑
足が速いが止まれない選手に憧れて、その選手
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飛べないアヒル(1992年製作の映画)

4.5

子供の頃、テープが擦り切れるまで何十回も繰り返し繰り返し観た作品!アイスホッケーに目覚めたのも、上達するためのヒントを教えてくれたのも、すべてこの映画だった。
ダックスよりホークスが好きだったんだよな
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陸軍士官学校(1937年製作の映画)

3.0

1937年に撮影されたものを再編集した1974年版を鑑賞。
英語、ロシア語、ドイツ語の教官がそれぞれその国を表しているようで興味深かった。ドイツ語の教官は黒板に「DEUTSCHLAND」(ドイツ)と大
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若者のすべて(1960年製作の映画)

1.0

小学生の頃、母親から一緒に観よう!と言われ家で観た作品。

「大学時代に名画座で観て感銘を受けたんよね〜」と懐かしそうに言うから、感動ものなのだとワクワクしてたら、なんとも陰鬱で、しかも強姦シーンまで
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新婚道中記(1936年製作の映画)

4.5

大陸的な心を持っている笑 寛大な心をこのように表現するのがいいね!
夫との離婚騒ぎの中、オクラホマのガタイの良い新たなボーイフレンドは「君たちは本当に仲が悪いの?」「私の彼に対する態度を見ればわかるで
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旅路(1953年製作の映画)

2.5

戦前から戦後の日本を代表する名脚本家・池田忠雄の作品故に、かなり期待して観たのだけど…、それほどでもなかった。原作は、大佛次郎の朝日新聞連載小説『旅路』。月丘夢路、佐田啓二、岸惠子、笠智衆と、キャスト>>続きを読む