あやめんさんの映画レビュー・感想・評価

あやめん

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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.5

絵本を読んでるような映画だった。自分の中に物足りなさというか気掛かりな部分もあったけどそんな感覚こそがこの映画の良さでもあるのかもしれない。最初はトトロ的なやつなのかなと思ったけど星ばあはちゃんとしぶ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.0

ボクちゃんが爆弾で半べそかいてたところが可愛すぎて1番笑った。ドラマシリーズから全部見てきてるから「これ伏線かもな」とまでは分かるし最後にどんでん返しが来ることも知ってるけどそれでもやっぱり面白い。自>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.5

ちゃんと色々と予習してから観ればよかった。無知な状態では思うように言葉が出ない。ただ私はめぐみの気持ちがなんとなく分かったし女だからとかは関係なしにどこか周りに溶け込めていない感じが苦しかった。だから>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.5

子供の頃に観たことあるんだけど内容を思い出せなくてもう一度。堤真一さんの演技の巧さに圧倒され続けるだけの2時間。ラストに湯川学がぽつりと呟いた言葉が頭から離れない。この作品のテーマが愛だとして石神は世>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

夏の夕暮れ時に薄暗い部屋で見た。岩井俊二監督の世界観は自ら入り込まなくてもスッと包まれて馴染んでいくというか。森七菜ちゃんのあどけなさに作品そのものが救われていた部分は間違いなくある。言わずもがな他の>>続きを読む

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.0

最近こういう豪華なキャストの無駄遣い作品多くないですか?メッセージ性が強いのはとてもとても伝わるんだけど響くものがあまりなかったのがちょい残念。色んな対象を侮辱する演出は割と現実世界とリンクしていて爆>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

2.5

綾野剛と成田凌というキャスティングだけで見たけどよく分からなかった。多分原作も個人的には得意なジャンルではないだろうしシンプルに合わなかった。中途半端に気持ち悪くて中途半端に怖くて長く感じてしまった。>>続きを読む

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.5

池松くんは相変わらず安定に良い。妻夫木くんも相変わらず長男が似合う。これが父親と息子たちではなく母親と娘たちならまた違った形になるんだろう。家族は無限に色んな形があるから無限に物語も生まれる。余命宣告>>続きを読む

かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.5

有村架純ちゃんは応援したくなる役が本当に似合うよねえ。血の繋がらない子供を育てる母であり負けず嫌いの新人運転士であり可愛くてまだまだ若い女性であり。色んな表情を見せてもらえた。國村さんは最近人を殺す役>>続きを読む

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.0

だいたいの展開が序盤で分かってしまったからラストスパートまでまあまあ退屈だった。個人的な意見だけどキャスティング間違えてないか?人気の若手俳優とかLDH系を使えばいいと考えがちな日本映画界にいつもモヤ>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

予告が面白い映画って大抵予告を超えられないから嫌だね。主人公と殺人犯の2人が抱えるトラウマは彼女たちにしか分からないもので観てる側はどう捉えてどう感じるべきなのかが難しかった。感動させたいのか共感させ>>続きを読む

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.5

ファンタジー映画を観るのが久しぶりすぎて体がすぐに慣れなかった(笑)万人受けはするんじゃないかなとは思う。タイムリープ系はなんだかんだ面白いし。山崎賢人の顔面の良さにうっとりしてると内容が入ってこない>>続きを読む

誰かが私にキスをした(2010年製作の映画)

3.5

好きなキャストが出てるという理由だけで映画館に行きDVDまで買った作品だから完全に偏った感想しか言えない。でも本当に脚本はクレイジーすぎるから和訳ちゃんとしてくれの気持ち(笑)全体的な構成とか編集は好>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

映画館にも観に行ったしレンタル始まってからもすぐ観たし今回は3回目。あまりにも私の中で名作すぎて日常の端々でこの映画を思い出してしまう。自身と重ねてしまうとか憧れを抱くとかはないんだけど、この人生にフ>>続きを読む

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.0

なんて言えばいいか分からないんだけどドラマみたいだった。OPといいBGMといい地上波で見たい感じの映画だった。綾野剛と北川景子のキャスティングはかなり画が映えるし話題性にはなるし映画館に行くか迷ってた>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

時代が変わって展開していく中で人間の気持ちの変化が読み取り辛い映画だった。「普通になりたかったけどなれなかった」か。ここまでヤクザが世間から非難されなくてもとは思うけどだからといってヤクザに同情できる>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

B級映画のようなあの展開さえ乗り越えれば胸いっぱいでエンドロールを迎えられます。私の好きな俳優陣がこぞって出演してるもんだから永遠に続いてほしかったよ。吉尾は幸せもんだなあ羨ましいくらい幸せもんだあ。>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

また史上最高の若葉竜也を更新しちまった。映画の定義なんてあるようでないもんなんだよ。映画っぽくない何かをお金払って映画館で観るのが最高なんだよ。ありそうでない日常をスクリーン越しで経験することで満たさ>>続きを読む

彼女(2021年製作の映画)

3.0

ピンク髪の希子ちゃん推せる。なんていうか2人ともズルいんだよなあ。純愛を通り越して堕ちるとこまで堕ちていく姿は美しいようで汚らわしくもあった。真木よう子の不憫さに同情してしまうわ。男があんなんだから女>>続きを読む

台風家族(2019年製作の映画)

4.0

こんなのあり得ないとか馬鹿馬鹿しいとか言ってると映画なんて成り立たない。こういうくだらなさが好き。途中から陳腐な展開に傾きかけたけど、そもそもの土台が散らかり放題だからそれすら愛嬌。画面の外の観る側よ>>続きを読む

ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.5

色んな作品でちょくちょく観ていた萩原みのりちゃん、がっつり観たのは初めてかもしれない。恋愛がまだ遊びの延長戦みたいだった中高生時代。友達同士で彼氏がバトンタッチされるのはそこまで珍しくなかった。安全な>>続きを読む

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.0

沙莉ちゃんらしい立ち位置だなとは思ったけど勿体なさもあるというか。人の痛みや苦しみが分かりづらい割にみんな「痛いです苦しいです」とバンバンアピールしてる感じがくどかった。偏見とか差別とかを口にしている>>続きを読む

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.5

韓流っぽいなあと思ってたらやっぱり原作は韓国だった。眩しい光が印象的な映画。こういう画、今まで五万と見てきたなあと思うシーンはあったけどキラキラ恋愛映画で終わらない感じは良かったかも。三木監督の作品で>>続きを読む

最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.0

しんど。ずっと「家族って何?」は永遠のテーマだったけど改めて気付かされた。この空気感しんどいなあ苦しいなあ嫌だなあがビシバシ伝わってくる作品だった。父親の通夜と葬式の隙間に差し込まれた家族の過去。親と>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

最近は気を抜くと林遣都に恋しそうになるから駄目だ。勝手にふるえてろで衝撃を受けてからのこの作品。みつ子の心の闇もめちゃくちゃ分かる。「この感覚はこの世で私しか知らないでしょきっと」なんて拗らせていた部>>続きを読む

トラさん~僕が猫になったワケ~(2018年製作の映画)

3.5

何年か前に観た「猫は抱くもの」の猫は完全な擬人化だったのに対してこの映画は着ぐるみの擬人化。個人的にかなりかなり違和感があった(笑)注目度や観客受けを考えると人間にするしかなかったのかもしれないけど無>>続きを読む

包帯クラブ(2007年製作の映画)

3.5

柳楽くんの演技の上手さにビビる。この時代の映画が好きで、この時代の高校生が好きで、なんだか眩しくって一生懸命に見えて涙が出る。幸せになる方法とか傷つく理由とか本当に人それぞれなんだと思った。ワラたちの>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.5

観る前からこういうストーリーだろうなと思いながら観たらそういうストーリーだった。息子が人を殺した(かもしれない)と分かった途端に全方向から向けられる刃。どちらが悪者かもはや分からない。ドラマや映画では>>続きを読む

僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.5

渡辺大知にこういう役をさせたらピカイチ。全ての言動に「美帆ちゃんが好き」が溢れていて、情けないんだけどこういう人に愛される女が一番幸せだと実感する。思わせぶりをしているつもりがなくあの距離感に存在する>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

絶対に映画館で観た方が面白かったやつ!けど観に行こうとまではならなかった!邦画のグロさって洋画にはない内面的な厄介なものがある。もうやめてもうやめてとストップをかけたくなる容赦なさ。犯人だったあの人の>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.0

湯を沸かすほどの熱い愛を観てからすっかり期待値が高くなった中野量太監督の作品。父がもし認知症になったら私は何ができるんだろうかと考えた。父に心底惚れ込んだ母と遠く離れた心配性の姉が居たとして私ならどう>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.5

行定監督はジャニーズ相手にも容赦ないから勝手に大倉くんファンが心配になった。過激的で刺激的かつ美しい描写。ただそれを映したいだけにも見えるけど、成田凌という存在がしっかりと「描く意味」を見出していた。>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

5.0

中学生の頃に初めて観たときからずっと大好きだったジョゼを映画館で観る機会があった。画面の大きさや音の環境が違うだけで全く受け止め方が変わる。ラストのジョゼの後ろ姿、あんなにも逞しかったなんて。恒夫はい>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

松坂桃李が今まで歌NGにしてた理由ってそういうことなのかな?どっち?(笑)キャストがかなりかなりかなり好みという理由だけで観に行った。特に太賀くんと若葉くんが出ている作品は無条件に好き。ハロプロはミニ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

タイトルそこで出るのかあ!!!と鳥肌が立つタイプの映画。観終わった後に頭の中にずっと三上さんの姿があった。現実でも忘れられない人って必ずいるけど、三上さんもきっと色んな人にとって「忘れられない人」にな>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

坂元さんの作品をずっと見てきた私からすると若者たちの間で社会現象のようになりつつあることが不思議な気持ち。一字一句、指でなぞりたくなるような愛おしさは本当に色褪せない。映画が始まったその瞬間から「坂元>>続きを読む