これ原作ポストモダン小説かな?となるあの特有の空気。セッションよりはアメリカンサイコに近い。ダークコメディですね。
手品もお歌もチョコレートも沢山出てきたけれど、不思議と魔法は感じなかった。
好きとか嫌いとかではなく「おまえは"これ"なんだよ」と言われている気分になった。トラウマということではないけど一生忘れない映画。
2023年リバイバル上映にて鑑賞。今敏作品の劇場鑑賞はリアルタイムで観たパプリカ以来。
全編鮮烈に脳を焼くのだけど、監督が主演声優の来歴を知って変更したというラストシーンが一番印象に残った。
一作目は似たようなものだったジョン・ウィックシリーズがどんどんマーベルっぽいバカ映画と化す一方、マッコールさんは風格ある暴力紳士として磨きをかけていた……
ゴッドファーザーぽいのはもちろん、ニューシネ>>続きを読む
ブロムカンプみたいな悪趣味要素以外とくに印象に残らなさそうなタイプの完全新作SFをぜひ劇場で。
美点:
・ゴジラ登場シーンはシン・ゴジラから進化した完成度の高いCGIで満足できる映像
・エキストラなど終戦直後の雰囲気を大事にした映像
・展開の読めるクライマックスを超えてからのオチがいい
欠点:>>続きを読む
ワビサビ0%、うつけバイオレンスと湿度の高いユーモアと権力への意志120%。
おれもおまえもゲイのサディスト。
良い:良質でハートウォーミングなコメディ、いくつかのネタは本当にツボにハマる。レゴムービーのようなおもちゃ映画らしい凝った映像。
悪い:最近のワーナーっぽいクドさ。インターネットの悪いところに影響され>>続きを読む
ヘビー級のドラマ。MBJを信じてよかった。
前作もそうだったけど「対戦相手は悪役ではない」というロッキーサーガの伝統が今回特に活きてると感じた。
概要:世界一のゲームシリーズ、スーパーマリオの「魔界帝国の女神」以来30年ぶりの映画化。「逆にアリ」的な評価だった前回に比べ今回は任天堂の原作者的な立ち位置の宮本茂が共同製作なのでオリジナルに忠実なつ>>続きを読む
概要:ジャンルで言えば超自然ジュヴナイルスリラー
良い:
・イーサンホークや子役の演技
・スティーブンキング(原作者の父)や荒木飛呂彦作品を彷彿とさせる熱量の高い展開
悪い:事件が起きる前にもある暴力>>続きを読む
大人の映画。やさぐれ半分、人生の楽しさ半分のマッツ・ミケルセンが味わえる。
概要:映画人の貫禄がついてきたベン・アフレックが描く「アルゴ」以来の実話もの。盟友マット・デイモンとしては「フォードvsフェラーリ」の感動ふたたびなるか、といったところ。
良い:
・負け犬ハッスル大逆>>続きを読む
概要:人間ドラマ、SF(ファーストコンタクト)、ミステリーと、観る人によってジャンルの変わってくる不思議な映画。アマプラの掘り出し物(海外でもBlu-rayが出ていないそう)
美点:役者の演技だけ、特>>続きを読む
概要:冷戦終結前夜の時代。国境を跨いでテトリス販売権をめぐる競争、交渉、友情、家族愛がドッタンバッタンする。
良い:歴史ドラマや実在人物のキャラ立ち。
悪い:スパイ映画的な脚色が過剰に感じるかも。
総>>続きを読む
概要:「映像の暴力」の魔術師、スピルバーグの分身である「寓話の人」の幼年期から映画業界入りまでを描く。
良い:カメラがありのままに場面を捉えることの、列車事故のような暴力性、残酷さに魅了され、戦慄する>>続きを読む
概要:庵野監督の単独実写映画にはカラッとした世間評がなく、何が飛び出すのか不安視されていたが…(「式日」好きです)
良い:存外に(失礼)エンタメとして誠実なシナリオとキャラ造形。燃える。
悪い:劇場で>>続きを読む
概要:タイトルに反映されていないが同監督による漫画「THE ORIGIN」シリーズの時系列をベースとした新作。
良い:程よくリファインされたメカとオリキャラのサザンクロス隊の存在感。子供たちの中ではマ>>続きを読む