いろはすさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.3

愛憎劇!としか言いようがない。

美しいから見てられる愛憎劇。

愛憎劇に呑まれつつも踊ることを大事にするのはやめないマチルダが魅力的。
そりゃ好きになっちゃうわ。

この時代から32回転フェッテとか
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.4

原作が気になるように作られてるなと思った。こんな綺麗な映像の元になった文章はさぞかし綺麗なんだろう。

先日地上波でやってたバラエティ番組のせいで、鈴木亮平さんを観ると大学の先輩だっていうのが何より先
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.6

公開当時は小学生で、気になってはいたけど観てなかったと記憶してる。

深夜に子供も楽しめる映画を見て重たい気持ちになるシリーズ②
(①は昨日の「ファミリー・ゲーム」)

成人して、結婚願望を生々しく感
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ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

3.8

疲れた心に沁みる名作。

恋愛も親子愛も、実際生きて経験してるとそんなに綺麗じゃないし正直疲れることもたくさんあるけど、それでも捨てたもんじゃないなと。

こんなに上手くいくわけないんだけど、でもどっ
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.9

賛否が分かれそうと思った。わたしも2回目は観なくていいかなという気持ち。

わたしはそもそも人がバタバタ死ぬようなものが好きじゃない。でも、人がバタバタ死ぬ系の中ではかなり好きかもしれない。

つらい
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

4.0

明るく楽しく観れる映画として最高。

王道アメリカンコメディとしての完成度が高い。
歌がとにかく素敵。

そもそも名作である「アニー」をうまく現代のアメリカに落としこんでいて、とにかく観てて楽しい。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

なんだかんだ言ってこのお母さん好きだ。

明るく描かれてるけど、真剣に受け止めたら重たい話。
頭が悪くて人を愛するのが下手くそなだけで悪い人じゃないんだろうなと、登場人物数名に対して思う。

それでも
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

少し前に鑑賞。

小さい頃にみた家族が帰ってきた。

憧れのお姉さんだったヴァイオレットが歳下のかわいい女の子になってた。

やっぱり楽しい作品。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

今まで観た邦画の中でかなり好きな方。

5年くらい後に観てたらまた違う味がしてたような気がするし、5年前に観ててもまた違う味がするような気がする作品。

とりあえず2021年の今観れてよかった。

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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

2.2

食わず嫌いはよくないと思い、日本のアニメ映画を観てみることにした。
心の調子が優れないので、あまり刺激が強くないものを選びたかった。

たしかに刺激は強すぎなかった。

きっともっと純粋な心で、10年
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.8

ずっと泣いてた。

面白くて愛しいお話。

猫は犬になりそこなったらしい。

まわり道 4K レストア版(1975年製作の映画)

4.5

「パリ、テキサス」に続いて鑑賞。

ヴェンダースの良さ、そしてナスターシャ・キンスキーの美しさに魅せられてしまった。

静かで大きくて面倒な感情をいっぱい受け取って、心地のいい疲れを感じた。

考えて
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

日を開けてもう一回観たい。

しみじみとよいなぁ…と感じた作品。

映画を好きで観てるけど、この営みに何の意味があるのだろうと思うことがある。そんなくだらない悩みを蹴散らしてくれる作品。

パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.3

ずっと観ていられる気がした。
あっという間に終わったと感じて映画館を出たらびっくりするくらい時間が経ってた。
映像もストーリーも素敵すぎて映画館で見れたのが嬉しかった。
観終わった後パンフレットを買い
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やさしい女(1969年製作の映画)

4.5

一番好きかもしれないってくらいよかった。

派手な映像はないのにどんどん惹き込まれていって、あっという間に終わった。

静かで激しくて醜くて美しい感情を感じる作品。わたしの奥のほうにもある感情がめいっ
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.4

友達2人と一緒に鑑賞。

ディズニープラスが多言語に対応してくれたので、イタリア語音声で鑑賞。
イタリアが舞台らしいので。

イタリアの作品はイタリア語で観るのやっぱ最高な気がする!

終わる頃にはボ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

美しい犯罪者の話ときいて鑑賞。

おしゃれな犯罪映画、好物だなあ。
意外と家族ものな側面もあって胸がギュッとなる。

家族に対して何を思って行動していたんだろうと考えるのをやめられない問題作。
わたし
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ピーター・パン2/ネバーランドの秘密(2002年製作の映画)

3.4

そろそろ観れなくなると聞いて。

ディズニーの続編で主人公が大人になったやつ、だいたいアタリ。
他にはリトル・マーメイドやメリー・ポピンズなんかがある。

変わってないウェンディに胸がギュッとならざる
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.2

夜中に母がつけてたから鑑賞。

普段なんも考えずに過ごしてる曜日、どれもテレビ番組の内容とか細かいことがちょっとずつ違うよなあと。
そこの演出にグッと心を掴まれた。

オカルトチックなテーマなのに、堅
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ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.6

しょーもない男としょーもない女の汚くて純粋な恋の話。

わかる、わかるぞ、好きすぎるとどう頑張っても褒められないし誰のためにもならない要らない行動しちゃうんだよな、わかる。
熱い恋って一途な行動だけす
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母という名の女(2017年製作の映画)

3.5

かなり好きなテーマだった。
こういう主要登場人物全員クズじゃねえかって感じの映画が大好き。

この前見たヴィオレッタに続いて、母親ってそんなにすごい存在でなくて所詮人間だし所詮女。
めちゃくちゃ考察を
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.7

不器用な女たちの物語。ずっと美しいけど寂しさがある映像だった。美しければ全部オッケーみたいな、そんな安直な世界じゃないよね実際。

愛したいと思ったってそんなにうまく愛せない。親だからうまく子を愛せる
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アナスタシア(1997年製作の映画)

3.5

ディズニーっぽくて好きそうと勧められて鑑賞。なるほどディズニーっぽさはある。

実在のロシアロマノフ朝王家をテーマにしたお話。魔術とか喋る動物が出てくるあたりは子供向けだけど2月革命のお話。

王道プ
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

王道アメリカ映画
令和のファッション映画
安心して観れるタイプのディズニー

動物がかわいいところに古き良きディズニーを感じる
やっぱりディズニーに動物は欠かせない

物語としてはとてもよくできてるし
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ジェルミナル(1993年製作の映画)

4.2

濃厚で悲しい映像作品

いろんな人のいろんな物語を考えさせられる
愛情が悲しさを際立たせる

だれも本心から他人の不幸を望んでいるわけではないのに、みんながみんなを不幸な方向に追いやってしまうのがひた
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ナチス第三の男(2017年製作の映画)

2.7

制作国が制作国なのでこっぴどい描かれ方するんだろうなと思って鑑賞

ひたすら残虐さが強調される一方、虐殺しまくってた人も息子に対しては優しかったりする
けど、本当は優しい人だったんだなあって感じの感情
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

感情ぐっちゃぐちゃになった

正直序盤とか観ててしんどいレベルでアダルトシーンが気持ち悪い
これをカッコイイって思わなきゃいけないの?しんどって思ってたら、カッコイイって思わなくてもいい作品だとわかり
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.8

くたびれた生活をしている人々への賛美歌のような作品

とても褒められたようなもんじゃない、人間らしくそれなりに欠点もある、生活に張り合いなんてない、そんな人間に彩りをくれる優しい作品

終始映像や色合
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.6

王道ミュージカルコメディ映画、不朽の名作、そんな感じの言葉が似合う作品

無声映画時代の女性スターってなんでこう嫌な役にばっかりなるんだろう、少しかわいそうとも思ってしまった

1950年代につくられ
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シンプルな情熱(2020年製作の映画)

3.9

今のわたしが観るべき作品だった

恋したら誰でも馬鹿になるよね、うん

最初は女が助手席に、最後は男が助手席に座ってるのがなんとも言えないこの感じ

途中途中にあるガラス越しの描写が好き

どんなにや
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

4.0

原題 "The Aeronauts"
邦題「イントゥ・ザ・スカイ」

翻訳フェチのわたしの心をくすぐるタイトル。astronautはみんな知ってる単語だけど、aeronautは知らなかったしたぶん造語
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

ヒッチコック作品3作目

名作と言われる理由がわかるカメラワークに音楽に演出
ショッキングな映像は少ないのに気味悪く見えてしまう不思議

人怖作品として2020年代の我々が観るにはパンチが足りない
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汚名(1946年製作の映画)

3.5

ヒッチコック作品2作目
ラブロマンスサスペンス

「ロープ」でヒッチコックを知ったのだけど、サスペンスとしては「ロープ」の方が好き

この作品の魅力は暑苦しいくらいのラブロマンス描写、それと対照的な重
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.8

観たいとずっと思ってたやつ②
古いフランス映画を見るのは初めて
曲が醸し出す雰囲気がフランスっぽい

戦時下の子供2人の友情なのか、初恋なのか

身体は小さな子供だけれど思うこと感じることは大人と同等
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ロープ(1948年製作の映画)

3.4

静かな迫力を感じたヒッチコック作品
派手じゃないのに力がある

ヘイズコードの強さを感じる作品
今同じテーマを扱ったら違うエンディングになりそう