モカさんの映画レビュー・感想・評価

モカ

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

2.5

キッドを前面に押し出してるわりには、平次と和葉の恋模様の方が強く感じられた。ミステリーよりもラブコメ寄り。
毎回頭のなかで主題歌の歌詞から映画内容を連想してみるけど、今回はあんま関係なかったかなあ。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

変則的すぎて原作よりも映画の方が難しかったぞー
でも、よくあの分厚い本を3時間に綴じ込めたという印象。

戦争という環境に後押しされれば、核自体はオッペンハイマーが存在しなくとも他の誰かが手掛けていた
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

4.0

無神論者で進化論者のダグラス・アダムス最高です。
原作が好きだったが、映画版は初めて観た。バカバカしさの裏に科学が詰まったこの感じ、やっぱり好きだなあ。終始宗教への皮肉が心地良い。

キャストも豪華だ
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キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

4.0

第二次大戦下、戦争に翻弄される市民を描いたこの作品。ずっと気になってた。

市街地においての普通の暮らし、普通の人生が引き裂かれて行く様は、派手な銃撃戦や輝かしい英雄譚よりもずっと現実味があって身近に
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.7

〈フランス料理×移民問題〉

初めつんつんした人たちが、料理を通して心を通わせていく過程がほほえましい。
移民の人々にもっと目を向けて!という、カティによる社会へのアピールは、お料理映画の枠を越えて心
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.7

都会で生きるピエトロ、山を愛するブルーノ。対称的な二人の友情がとてもとても良い。
二人の人生を追体験するような構成で、個人的には感情移入しやすかった。

かの地では有名な巡礼地らしい八つの山。タイトル
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スモーク(1995年製作の映画)

4.3

人間くさくて凄くいい。
人生に完璧さなんていらないんだと思わせてくれる。

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

3.8

16年間幽閉されていたカスバー・ハウザーはもちろん興味深いけど、19世紀前半のドイツの街並、食事風景、時代背景も良く出ていた。牧歌的な景観を眺めているだけでも楽しい。

無知の状態から学習し文明化され
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.3

伝記としてはいまいち。歴史大好きな自分としては物足りない。
たぶん歴史にこだわりが無いほうが純粋に楽しめるのでしょう。

もともとTVドラマで扱うような規模だからコンパクトにまとめる以上しゃーないっち
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.3

脚本もギャグもラショーワールド全開。
この人の映画愛がぎゅっと詰まってたぜ。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.6

痛快な戦車映画として単純に面白かったが、ちょっとスローモーション使いすぎ?
ロマンス要素も別に求めてないのにしっかり入ってる。
エンタメ作としては十分楽しめた。

Disney's クリスマス・キャロル(2009年製作の映画)

3.3

なにげに『クリスマス・キャロル』をちゃんと観たのは初めてだったかも。
終始クリスマスムード全開で、そのシーズンにはぴったり。

ちょいと古い割には映像が綺麗。
キャストも豪華で日本語吹替えもハイレベル
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

-

娘が同い年の母に会うって発想が面白いね。
登場人物極少で上映時間70分というコンパクトなモノながら、雰囲気がすごく良くて観終わった頃には穏やかな気分になれてた。
この時季におあつらえ向きな、静かな秋の
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

『SISU/シス 不死身の男』

不死身と聞いて少し心配だったけれど、とりあえず超自然的なパワーで守られてる…とかそういったファンタジー要素が混ざっていなくて本当に良かった。

生身の人間だから死には
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

もともと観る予定もなく、なんとな~く観てしまったけど、文字量はさほど多くないから長尺の割には案外観やすかったです。
キャストの演技、スコセッシ監督の演出、時代の雰囲気はもちろん文句なし。

予備知識ゼ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

字幕と吹替え両方観賞。
字幕はもう少し何とかならなかったのだろうか?
今回に限っては吹替え版に一票。

話の本スジは単純なのに、情報量が多いせいでかえってややこしくなってしまっているのと、個人的な好み
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

みなおし
キトリッジの確認

イーサンの上司がジム・フェルプス
その上司がユージーン・キトリッジ

現場ではなく本部担当
イーサンを裏切り者と思い込む

最終的は和解?しているらしいが
その辺の絡みが
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

3時間ずっと戦ってますな。
強いんだけど無傷ってわけではなく、毎回ピンチをギリギリのところで切り抜ける感じがいい。
極力CGを使わないアクションの数々、お疲れ様でしたキアヌ。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ある人物の年金を取り返しにイタリアへ赴いたマッコールさん。
幕が上がる前にすでにひと仕事終えているという、オープニングからのつかみ最高でした。

今回あまりにも無敵すぎてアクションに関してはやや控え目
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

『幸せなひとりぼっち』もトム・ハンクスも大好きだから凄く楽しめた。
とても良い感じにリメイクされてて、スタッフみんなの原作を愛する気持ちが伝わってきます。

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.1

豪快に掘り進める『穴』とは対称的。
あちらが動ならば、こちらは静の緊張感といった感じか。

収監施設もナチスの管理下ゆえ過酷で非人道的。
バレたらほぼ確実に死が待っているという状況下を手探りで進む展開
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(1960年製作の映画)

4.0

BGMが無いなか脱獄作業の音だけがひたすら響き渡る。
みんなでコンクリートぶっ壊して、鉄柵ギーコギーコして、掘って掘って掘りまくる。

大胆不敵な計画に観ているこっちはハラハラもんだけど、囚人仲間や看
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情婦(1957年製作の映画)

4.5

法廷サスペンスとして完璧。
どんな結末が待っているのやと想像をめぐらせたが、想像+αのどんでん返しが待っておりましたとさ。さすがはアガサ・クリスティー。

それと主演の弁護士がウィンストン・チャーチル
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

当時この報道を耳にした時の衝撃は今でも鮮明に覚えてる。
映画になってもしっかりと緊張感を維持してるね。

主演にコリン・ファレルとヴィゴ・モーテンセンを投入してくれたのは素直に嬉しい。
気難しい職人み
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

話の軸がブレなくて分かりやすいし、序盤から終盤まで疾走感が続いてくれたお陰でにわかな自分でも楽しめた。

スピッツの主題歌が物凄く良かった。
正宗さんが哀ちゃんの気持ちを上手く歌にしてくれてる。
色々
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

3.8

ジョージ・クルーニー版、ロードムービー。こちらは再見。

はぁぁ、こんな内容でしたか……
出てくるキャラがみんな濃いなあ。
特にあのハイテンションの銀行強盗の奴がお気に入り。なんだあいつは笑

『スケ
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.8

多くのロードムービーに当てはまると思うけど、行きずりの旅から生まれた友情ってもんには、どこか揺るぎないものがあるよね。
これもまたジーン・ハックマンとアルパチのでこぼこコンビが愛くるしい。二人の夢は叶
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.6

「悪童ピノキオ」や「イライラする」など、散々な言われようのこの作品。
てっきりピノキオによってジェペットじいさんが絶望の淵にでも追いやられる胸くそなストーリーなのかと思っていたよ。

観てみたら全然そ
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

-

ホラーじゃ無ェ 怖くも無ェ 見所なんか、あるわきゃ無ェ
中身も無ェ 色気も無ェ 半裸のネーチャンぐーるぐる
夜出がげ 昼になる 墓場までの散歩道
やる気も無ェ 締まりも無ェ じいさんカンペさ読んでいる
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フューリー(2014年製作の映画)

3.8

4~5回目。たまに観たくなる。

一応歴史ベースとは言えども、やっぱり話が出来すぎててフィクション感満載。
リアリティを追及した戦争映画と比べるとアクション映画のイメージが強いっす。そのぶん観やすい。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.0

ミステリーと言うよりラブ・ストーリーすぎて原作はかなり苦手だったんだけど、映画の方もやはり苦手なつくりだった……
ただ無名の監督さんが新手のキャストと奮闘してて何だか応援したくはなった。

ジャッカルの日(1973年製作の映画)

3.8

堅苦しい映画なのかと思いきや、意外と観やすい。
大統領の暗殺を依頼された殺し屋と、その情報をつかみ、彼を徹底的に捜査する警察。両者の攻防が何ともシンプルかつストイック。

体ひとつ頭ひとつで警察の包囲
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

1.0

真菌学に基づいた内容を期待したけど、見事に騙された。
最初はキノコの魅力を伝えるといったフレーズで入り、徐々にマジックマッシュルームの宣伝、幻覚作用とトランス状態の推奨へと誘導していく。
こんなカルト
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

その中身はレイプ事件に関する辛辣な話ではあるものの、強姦シーンや暴力シーンは一切出てこない。
女性たちの会話から少しずつ状況を把握していくタイプの映画でした。

心踊るエンタメ感はまるで皆無だけど、宗
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ウエスタン(1968年製作の映画)

4.0

10数年ぶり。これを観るのは本当にいつ以来か。

相変わらず渋い。そして相変わらず何でもないワンショットがなげえ。でもこの撮りくち、嫌いじゃない。
可能な限り無駄なシーンはカットし回転率を上げて……と
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