モカさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウエスタン(1968年製作の映画)

4.0

10数年ぶり。これを観るのは本当にいつ以来か。

相変わらず渋い。そして相変わらず何でもないワンショットがなげえ。でもこの撮りくち、嫌いじゃない。
可能な限り無駄なシーンはカットし回転率を上げて……と
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ有名なこの作品。今さらになって初めて観賞。
こんな奇抜な映画だったのか~。とにかく発想が面白いね。

映像内ではこれといって世間の倫理観を差し挟むような描写もないから、事の真相に気づいて焦
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.3

バラク・オバマお気に入りの一本。
ずっと気になっていたこれ、今になってやっと観賞。

我々視聴者には詳細を伏せた状態で幕が上がり、章が進むにつれて少しずつ真相が判明していくプロットゆえ、ネタバレなしで
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

なんだこれ、おもしろい笑

最初は何でニコラス・ケイジひと言も喋らないんだ?なぜこんな役を引き受けた?
と不思議に思ったけど、ニコケイ本人も製作に携わってるみたいだから、望んでこれをやってたんだね。
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.9

元祖グレン・フォード版が好きなんだけど、こっちのリメイク版もよく出来てる。
向こうの方が短くまとまってて展開にも無理がない気がするが、話の盛り上がりに関してはこっちかな?

どちらも不器用で木訥(ぼく
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

任天堂とは全く縁のない自分でも、なぜか新鮮さと懐かしさが入り雑じったような不思議な感覚を味わえた。短い90分に様々なネタが上手く詰め込まれてる。

しかも観客の年齢・性別・国籍を問わず引き込めるのが強
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

過去作をうろ覚えな状態で観てしまったけど、シリーズ完結(?)にふさわしい集大成でめちゃくちゃ楽しめた。特に今回はロケットファンにはたまらんね笑

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

原題のグラウンドホッグデーってなんだ?と思っていたら、そういうお祭りがあるんだね。

延々とループする祭日に閉じ込められた気象予報士の男性。物語冒頭の傲慢な人物から少しずつ変化して行くビル・マーレイの
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

3.0

出てくるキャラがみんな濃いわ、ゆるいまま話が進行するわ、なんとも変わったユーモアセンスがぎっしり。
『ハングオーバー』や『Babysitting』とはまた全然異なる笑いの方向性が奇抜でいいね。

ただ
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.3

“世界で初めてのレストラン誕生の秘密が明かされる”

レストランの定義にもよるが、フランスにおいてはともかく、“世界で初めて”は誇張しすぎ。
大げさなキャッチコピーはいただけないが、まだ庶民と貴族が同
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ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001年製作の映画)

4.0

時は中世。馬上槍試合に出たい平民ウィリアムくん(ヒース・レジャー)。
けれどそれは騎士のスポーツなので平民は出場できません。
そんなおり、奉公していたご主人が亡くなってしまう。ここぞとばかりに、ご主人
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.4

『96時間』と同様、ピンチに陥らない強すぎるお方。
元CIAという点は共通だが、アウトローなリーアムパパとは違い、品行方正なデンゼルおじさん。

どんな相手でも問答無用で始末する『96時間』のブライア
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96時間(2008年製作の映画)

4.4

①娘の為なら手段は選ばない
②敵が命乞いをしても慈悲はかけない
③相手の話は最後まで聞かずに撃ち殺す

『ジョン・ウィック』や『Mr.ノーバディ』のように主人公がめちゃくちゃお強いんだけども、全然ピン
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八月の鯨(1987年製作の映画)

-

皆さん異口同音に仰っているように、人生のどの時期に観るかによって、そのつど受ける印象が変わりそうな作品でした。

今の自分には恥ずかしながら、93歳と79歳の大ベテラン2人の演技が素晴らしいとか、海辺
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.0

平日23:45からNHKで放送されている「国際報道2023」でこの映画が取りあげられていたのを見掛け、ファインバーグ氏ご本人のインタビューがとても印象的だったので観てきました。

感想ですが、かなり良
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.5

『真夜中のパリでヒャッハー!』
ヒャッハー!じゃねえよ…なんだよこのタイトル。

邦題はともかく、中身はなかなかイケてました。
主人公もアホなのかと思いきや、全然まじめな常識人。というか悪友のせいで警
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

おかえりアンダーソンくん。会いたかったよ😎

久しぶりに観賞。
以前観た時はまだVHSだったから、本当にいつ以来か。よくビデオテープを巻き戻して観てたなあ…懐かしい。
そして今になって初めて内容を理解
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

-

いやあ、まいった。
1時間半にも満たない短い作品なのに、最後まで耐えられずギブアップ。
3分の2くらい観たところで止めちまいました・・・

ちゃんと観賞できなかった映画は公正な判断が出来ないから、その
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(1954年製作の映画)

3.9

あまりにも有名なこの作品。
今まで縁が無かったので、一度は観ておこうと初観賞。

何一つ知らずに観てしまったけど、そうだよね…この時代この国この監督、思いっきりイタリア・ネオリアリズムど真ん中だ。
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

話の内容は完全に忘れてたが、幾つかのシーンの断片だけが脳裏に残ってた。

改めて観てみると、こんなにも人間ドラマの起伏に重きが置かれていたんだね。
絶対的な善悪が存在しないところ、綺麗事で飾らないとこ
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12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

4.0

昔のシドニー・ルメット作に満足してしまい、こちらのウィリアム・フリードキン版には手を付けずにいたが、観てみたら綺麗にオマージュされてる。

個人的には、フリードキンと言えば『恐怖の報酬』のような体を張
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奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.8

『奇人たちの晩餐会』
バカを夕食に招待して全員で笑い者にして楽しむという、下衆な晩餐会。

バカと言っても変わり者なだけで仕事は出来たり、おっちょこちょいだけど人の気持ちをおもんぱかってくれたり、厳密
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.6

🎄“Merry Christmas”🎄

はい、クリスマスムード全開です。自分の頭がではなく、この映画がです。
季節を見計らって金ローなどで流してもらえると、家族で観る分にはピッタリな作品かも。

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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.8

こっちがおとぎの国へ行くんじゃなくて、世知辛いこっちの世界へ来ちゃうってのがいいね笑

ひとひねりした恋の行方もいい。
昔観たけど内容1ミリも覚えてなかったから新鮮な気持ちで楽しめました。

2は観ま
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

銃乱射によって25人が亡くなったオーストラリア・タスマニア島の「ポートアーサー事件」。
恥ずかしながら、自分はニュースで報じられた程度にしか存じ上げません。

親族を亡くされた方々が大勢いらっしゃる事
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.7

“事実は小説より奇なり”と言うが、これこそまさに奇な話。
実際のお孫さんが指揮を取っているそうで、「俺はこのエピソードを映画にしたかったんだ~!」という熱意は感じまくりました。

どれぐらいの脚色が施
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.3

続編だったー…
最初から観たかったー……

でもまあ前作観なくても問題なく楽しめました。
いちおう手に汗握る話だけど、こいつら緊張感なさすぎてシリアスさがまるでない笑

思ってたよりコメディに振られて
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マークスマン(2021年製作の映画)

3.6

リーアム・ニーソン版『クライ・マッチョ』。
こちらはライフル撃つわ少年にハンドガン撃たせるわ。このジジイ、危険につき。

わりと似たり寄ったりな内容の作品が多くて意外性の乏しいニーソン映画だけど、歳に
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

半分はカネ目当ての親父さんの元に戻ったのは、はたして少年にとって最良の選択だったのだろうか……?
てっきり、あの親切なお姉さんの家に残るのかと思ったよ。

ラストも何のひねりもなく終わったのは、敢えて
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.0

〈正義の組織レッドリボン軍VS悪の組織カプセルコーポレーション〉

セルゲームの時の、最も輝いていた頃の悟飯を意識して作ったんですなー

ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

3.6

いつか見つけたら手に取ってみようと、心の中でClipしてた作品。普通にアマプラにあるでねえだか。

文通を取り巻く日常が主たる映像だから内容自体は地味ですが、きっとこの世界のどこかにありそうで、実際に
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モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)

3.9

「仕事、金、野心、人はこれらに埋もれてしまう。本当に欲しいものだろうか?」
そう、競争社会の中で生きていると、たまにそんな疑問がフッと湧いてくる。

全然知らずに観てたけど、これは実話?
いい話でいい
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山河遥かなり(1947年製作の映画)

3.9

子を探す母、母を探す子。
いつの世もこの題材にはハズレが少ないね。完璧さを期待してはいけないものの、心を揺さぶられる良作。

しかも制作が1947年て、第2次終結から2年しか経ってないじゃないか。
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アナスタシア(1997年製作の映画)

3.8

どっからどう見てもディズニーっぽさMAXのアニメーションなのに、制作は昔の20世紀フォックスが手掛けたこれ。予想以上に面白かった。

細かい点を突き詰めればもっとよく出来た作品は今たくさん出てるだろう
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スペシャル・エクステンデッド・エディション版追加シーンの個人的なメモ。

『王の帰還』の追加シーンはおよそ50分。
『二つの塔』は多数の短い映像が各所に散りばめられた印象だったが、今回はひとつひとつの
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スペシャル・エクステンデッド・エディション版追加シーンの個人的なメモ。

『二つの塔』の追加シーンはおよそ45分。
Filmarksでは上映時間が214分と表示されているが、実際には多少のずれが見られ
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