モカさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開版の方は昔からコレクターズボックスが手元にあるから、もうディスクが擦り切れるほど観てるが、スペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)は久しぶりに観賞。

ただでさえ長い映画で全体を把
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

最近、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んで、そのまま『ブレードランナー』と『ブレードランナー 2049』も立て続けに観賞。

個人的には原作が一番面白かった気がする
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フライトプラン(2005年製作の映画)

3.3

初めて観ました。
『バニーレークは行方不明』を観てからの視聴だったけど、面白いじゃないか。
うまーくオマージュされてる。無駄が少なく、小じんまりとしてるのがいいね。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

はぁ~、こんないい映画だったか……。

昔は劇場で観賞した記憶があるけど、当時は観たい映画が他にあり過ぎて心ここにあらずだったと言うか、物静かなこの作品に気持ちを集中できなかったから、昔より今の方がは
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.0

『おみおくりの作法』って何じゃ?
一体どんな映画なんだろか?
と、ずっと気になっていた作品。

あらすじ欄に色々と書かれてますが、端的に言うと「孤独死された方のお葬式を企画して、心を込めて“おみおくり
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

4.0

拝啓
ケヴィン・コスナーさん。
あなたには、この作品が上手く行く自信が最初からお有りだったのか。
それとも一か八か、ある種の賭けに出られたのか。
この映画を撮影された時のあなたのお考えは、一体どちらだ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

クリストファー・ノーランは大のインターネット嫌いでスマホも持たないと聞きますが、その個性が炸裂しまくってるのがこの作品。パソコンも携帯端末も、ネット関連の物は一切登場させないほどの徹底ぶり。

自分も
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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.0

グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』の後日談(?)。

B級映画のようだけど、ジェレミーも出てるけど、意外と予算も食ってそうだけど、結局は質の高いB級映画みたいな感じでございまする。

劇場公開されずに
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.0

期待はしてなかったけど、思ったより子供向けというか、金曜ロードショーなどで家族で観るのには丁度いいエンタメ映画かも。
元のゲームから小ネタを少しずつ引き抜いて、それをストーリーの中に散りばめてくれたの
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『Stillwater』
水害か何かのパニック映画…?
と思っていたけど、まったく違った。
アメリカのオクラホマ州にスティルウォーターという名の都市があるらしい。

三回観ました。
これアメリカ人なら
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.8

まずホロコーストで家族を奪われた一般市民のうち、残された側にスポットライトを当てるという、なかなか有りそうで無かったテーマがいいね。

つい上映時間の短さに引かれて観てしまったけど、変化し続ける世の中
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『The Batman』
“The”って冠詞ついちゃったよ。
数あるバットマンの中でも、他作品との差別化を図ろうという気持ちが伝わってきます。

自分はマット・リーヴス監督作品はひとつも観てないので、
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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

3.9

世界大恐慌時代の人々の苦悩を筆にして遺し続けてきたジョン・スタインベック。
『怒りの葡萄』と並んで、こちらもやはり世界恐慌ですかスタインベックさん。

自分は原作を読んでないから予備知識ゼロでの観賞。
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.3

観ようか観まいか迷って結局観てしまった・・・
酷評が募ってるから、できるだけ期待値のハードルを下げての鑑賞。

リブートということで原点回帰を唱えてるけど、監督のアレンジ要素(というか勝手な解釈)盛り
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マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺(1967年製作の映画)

-

いやいや、これが製品化されてる事が凄いでしょ。まずそこに驚いた。しかし内容はよく解らなかった……。
ひたすら劇中劇が続くんだけど、結局何を伝えたかったのか…難解を通り越してちんぷんかんぷんでございやし
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.2

視覚だけじゃなく、独特な音で聴覚からも恐怖感をあおってくるのが『ウィッチ』のロバート・エガース監督っぽいね。
正方形のフレームも相まって密閉感倍増。クローズド・サークル感全開。体調が優れない時に観たせ
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.8

毎回こちらの期待する演技力を超えて強烈なキャラクターを生み出してくれるウィレム・デフォー。どんな単調な役でも、彼が演じれば間が持つんじゃないかと思わせてくれるほど安心感があります。

今回は映画内で上
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.8

相棒役のベン・ミラーが相変わらず良い存在感を放ってるし、首相役のエマ・トンプソンはもう風格出過ぎてて言うことなし。

ただヒロイン役のオルガ・キュリレンコが綺麗に映ることを意識し過ぎてていまいち好きに
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ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

3.6

三部作中、最も微妙な評価に甘んじてる一作目だけど、コメディシーンの数で言えばかなり多い。色々と挑戦意欲が伝わってきます。

回転寿司の場面なんて、もう日本人をピンポイントで笑わせに来てますよねアトキン
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.0

イェンセン監督、デンマーク出身だけあってかマッツ・ミケルセンとの組み合わせが増えてきたね。
ただ『悪党に粛清を』みたいに、やや盛り上がりに欠ける脚本にならないか少し心配でした。

いやあ、そんな心配を
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

2回通して観たものの、なんともレビューが書きにくい。
バベットの料理によって村人の心が繋がる場面を別にすれば、つかみ所のない映画というか、特に大きな盛り上がりもない慎ましやかなもの。

ただとにかく雰
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ファーナス/訣別の朝(2013年製作の映画)

3.8

ずっと昔にレンタルした時はディスクが読み取れず断念。今回リベンジ。
個人的に思い入れのある作品です。

キャストが豪華過ぎて語りたい事は色々あるけど、とりあえずベイルの兄貴がひたすらに家族思いの良い奴
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.0

んー…なんか思ってたのと違った。
子供向けアニメにありそうな、勧善懲悪なヒーロー物。でもわりと嫌いではない。

スタローン76歳。毎回その歳でアクションして大丈夫なの!?って心配になるけど、見事にこな
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

最近、近所のTSUTAYAがつぶれてしまいまして、おかげでレンタルしようと思ったら車で20分離れた別の店舗まで行かなきゃならなくなりました。
配信で観りゃいいという意見もありましょうが、このちょっと不
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.2

18世紀パリの映像が美しい(生々しい)この映画、久々に再見。

よく昔のパリは糞尿の匂いと言いますが、その不衛生感を生々しく映し出してくれています。

話の中身は殺人、性交、インモラル。
かつ現実味に
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドは反則だよ笑

ピーター三兄弟なんてテンション上がるに決まってるじゃないか!

予告、あらすじ、キャスト欄、提携する企業側が連携してネタバレを伏せてくれ
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

恥ずかしながら今まで知りませんでした。
『モーリタニアン 黒塗りの記録』、こんな本が出てたのか……。邦題は映画も書籍も同タイトルなんですね。
仲の良い方から教えて頂いた作品で、最初はベネちゃん目当ての
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

2.7

この作品、公開当時に劇場で観たのを含めて今回で5回目の観賞。パイレーツシリーズは大好きですが、自分としては今作がシリーズ中もっとも記憶に残りにくい。

あらためて腰を据えて観たけど、やっぱり前作ワール
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.8

てっきり観賞したと思い込んでた映画。観たことあったのは『遠い空の向こうに』だった。頭の中でごっちゃになってる。

『ターミネーター』や『バックトゥザフューチャー』なんかと同じ時代の映画なのかと思ってた
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

今さらながらに初観賞。

うぉもしろい…!
コメディありアクションありサスペンスありで、色んな要素てんこ盛りな割に上手くまとまってる。全部乗せラーメンのような、美味しいB級グルメならぬ面白いB級映画。
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.7

おもしろかった。ずいぶん昔にジョン・B・プリーストリーの原作を読んでたから一応中身は知ってたけど、それでも十分楽しめました。

一人の貧しい女性と裕福な家庭の奇妙な巡り合わせが、短い時間で上手く映像化
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.2

ベネディクト・カンバーバッチだという事で内容も知らず手に取ってしまったけど、キューバ危機の話じゃないか。個人的にキューバ危機には未だ強い興味があります。

1962年、ソ連がこっそりとキューバに核ミサ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.4

『テリファイド』と立て続けに観賞。
どちらも新感覚を謳うホラーだけど、個人的にはこっちの方が好み。

アクションホラー?
終盤ひたすら戦ってますね。
設定も面白いです。ジェームズ・ワンの挑戦意欲が感じ
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テリファイド(2017年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

意味不明でした。

いや、完全に置いてかれた。
ひとつひとつの事件を布石として、事の真相にぐいぐい踏み込んで行く物だと思って観ていたところ、結局何も解決されず、ラストは問題をぶん投げられて放置された気
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

脳裏に焼き付く不条理の連続。どれも人間の醜い本質が露骨に表現されていて強烈ですが、個人的に言わせてもらうと、数ある不快な場面の中でもフェレットのくだりが最強のトラウマシーン。
人間の醜悪な部分を突き付
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.0

『特捜部Q-檻の中の女-』
『特捜部Q-キジ殺し-』
『特捜部Q-Pからのメッセージ-』
と来て、4作目に当たる
『特捜部Q-カルテ番号64-』。
どれも好きだけど、個人的にはこれが一番面白い。

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