モカさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

邦題と華やかなジャケットから、てっきり裕福な画家の恋物語なのかと思いきや、まるで違う。
ベタベタな恋愛というより、貧しいながらも懸命に生きる二人の人生をたどった人間ドラマって感じで、変に気どった面のな
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私はパスタファリアン: 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教のお話(2019年製作の映画)

1.8

“空飛ぶスパゲッティ・モンスター教”という宗教があることは名称程度には知ってたけど、詳しくは知らず、そのドキュメンタリー番組と言うことで見てみました。

結果、よくわかりませんでした。

つまりどうい
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サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

3.8

どこかの伝承なのか、全部フィクションなのかは分かりませんが、何だかほっこりしました。

しかしこの初代サンタさん、変わり者だけどいい人過ぎるよー。
清貧で利他的で、もはや聖人かってくらいの人格者じゃな
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

5.0

毎年寒い季節になると観たくなる一本。
自分の中では思い入れの強い作品なので、評価が激甘になってます。

物語としては、14世紀北イタリアの修道院で起きた不可解な連続殺人に関する推理モノ。
自分は修道院
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ザ・ロード(2009年製作の映画)

4.0

廃墟と化した世界を父と子が物資を求めながら旅するロードムービー。

いちおう目指す場所はあるものの、助かる確信はなく、周りは盗人や人殺しだらけ。みんな生きる為にカニバリズムすらいとわない絶望的な世界。
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処女の泉(1960年製作の映画)

3.9

初ベルイマン。
後の様々な巨匠に影響を与えまくった伝説的映画監督らしいですが、自分は映画史に詳しくないので、全然知らないままの観賞。

『魔術師』『野いちご』『処女の泉』と、三作立て続けに観ました。
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ツインズ(1988年製作の映画)

3.7

昔から好きで何度も観てるけど、続編の制作が決まった(いつになるんだー😭)と聞いて改めて観賞。

遺伝学の実験で生まれた弟(シュワちゃん)と、弟に良いところを全部持って行かれたような兄(ダニー・デヴィー
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イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.4

いかにも実話のような感じだけど、特にそれっぽいこと何も書かれてないから、あくまでフィクションだったのかな…?
あらすじ欄にみっちりと書かれてましたが、全然読まずに観賞。
邦題通りのシンプルな話なんだけ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

青年の有罪無罪の評決をめぐり、名前も分からない十二人の陪審員が議論を繰り広げるだけの映画。なのに何故こんなにも引き込まれるのだろうか?
初めて観た時は余りにも面白すぎて翌日まで余韻が残っていました。
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

いやもう顔だけで笑ってしまう。
要所要所で見せてくれるローワン・アトキンソンのドヤ顔がたまらん。

イングリッシュのあの絶対的な自信はどこから出て来るんだろうね。
持ち物はいつも間違えるわ、ターゲット
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.4

電流の“直流派”に固執するエジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)と、“交流派”を推進するウェスティングハウス(マイケル・シャノン)の互いの経営戦略、引いてはエゴのぶつかり合いがこの映画の主軸みたいで>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

1.5

『ミッドサマー』の監督さん、どんな感じなのかと予備知識を入れずに観賞。

まあ怖いっちゃ怖いんだけど……
宗教カルト系は人を選びますね。
映画の全体を覆っている不気味な雰囲気は凄くいい感じで、ぐいぐい
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アース(2007年製作の映画)

3.8

すーごい良かった。

ちょっとBGMやり過ぎな感じもしたけど、綺麗な映像に乗せて、しっかりと環境保護の大切さを伝えてくれてます。

人間以外の視点で世界を見るって大事ですね。
動物達や自然の大切さを実
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.0

この映画、自分が今年観た映画の中でも屈指の地味さを誇ってました。

エジプト警察音楽隊のおじさん複数人(7~8人くらいだったかな?)が演奏に行ったイスラエルの地で迷子になり、その日のバスもなくなってそ
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.4

偉大な数学者なんだけど、日本では意外と名前が知られていないインド人、シュリニヴァーサ・ラマヌジャン。
史実らしいですが、僕は当時の時代背景と、舞台となったケンブリッジ大学および一部の学者に興味があるだ
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.3

初観賞。
上映当時から知ってはいたものの、興味が持てなくてずっと放置してました。でも思ったより面白かったっす。

やっぱり、ティム・バートンの描く独特な世界観の魅力をジョニー・デップが引き出してるのが
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかったー!
小ぢんまりとした舞台のWhodunitものですね。
鑑賞後に他の方のレビューで知りましたが、脚本は監督のオリジナル?
てっきり鑑賞中、アガサ・クリスティが原作を書いたのかと思ってま
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

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いやー、何も知らずに観たけど、あまりにも不快過ぎて、途中で止めてしまいました。
殺人鬼フリッツ・ホンカのかもし出す不快感や不衛生感もさることながら、無惨に殺されていく女性がかわいそうで、見るに忍びなか
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第九軍団のワシ(2010年製作の映画)

3.6

時系列的には『センチュリオン』のすぐ後に位置してるから、まるで続編のような作品でした。
消えたローマ帝国第9軍団ヒスパナ、の隊長だった父の痕跡をたどる旅。
単純に冒険活劇として面白いです。原作も読んで
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センチュリオン(2010年製作の映画)

3.9

2世紀、ブリテン島のカレドニア(今のスコットランド)で起きたローマ帝国第9軍団(通称ヒスパナ)とピクト人の争いを、当時の侵略者側であるローマ軍視点で描いたもの。
これも歴史目当てで観賞。

第9軍団ヒ
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

2.7

自分はプラトンの本をよく読むのですが、プラトンの師であるソクラテスの生まれるおよそ10年前、紀元前480年のギリシア連合軍とペルシア軍がぶつかる〈テルモピュライの戦い〉を少しでも味わいたくて観賞。
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

とてもまじめな、いい映画でした。
電車に揺られながらスマホで観ちゃったけど、なんか勿体ない。また今度ゆっくり観直そう。

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.6

監督自身も画家らしいので、画家によるゴッホ映画ということで、ずっと気になってた作品。

思ってたより斬新な撮り口でした。
ゴッホが題材の映像作品はいくつも観たけど、ここまで兄のフィンセントの主観や内省
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.0

シチューを食べながら観るものじゃない。
自分に言えるのは、それだけです……。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.0

うーん、なんとも普通。
とがった所もなく不快な面もなく、ある意味退屈なくらい淡々としてた。
でも音楽が少しレトロな80年代アメリカの映像と絶妙にマッチしてて、話のテンポも悪くないから、観ていて心地いい
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

これは劇場で観れば良かったなあ。
リチャード・ジュエルなんて人知らないし裁判劇だからどうせ難しいんでしょ?
とハードルを上げて観賞を先延ばしにしてました。思いのほか社会風刺の利いた人間ドラマで、ぐいぐ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.9

映画として楽しいかどうかはまたちょっと違うかもしれないけど、あまりメディアが取り上げることもないような中東の現状を世間に広めるんだという、この作品に込める監督の熱意がすごくいい。

キャストも──主人
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.2

やはりホロコーストを題材にした作品は、観る度に人間というものが解らなくなる。
この映画の主人公は、亡くなられた600万人余りのユダヤ人の方々全員ですね。

マンデラの名もなき看守(2007年製作の映画)

3.0

なにやら、ネルソン・マンデラの看守を担当したジェイムズ・グレゴリーが実際に持っていた日記(手記?)が元ネタらしいですが、このエピソードは知りませんでした。

邦題の通り、マンデラさん個人の苦悩や軌跡よ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.8

なんだろう、、
自分が実際のイランの教育現場を知らないからなのか、日本とは環境が違うからなのか、この少年の体験(ノートを返さないと友達が退学になる)に感情移入できるようなできないような、ちょっと曖昧な
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最初の人間(2011年製作の映画)

2.5

おもしろいのかなぁ…?
なんかよくわからん。

作家アルベール・カミュの自伝らしいけど、カミュの本は『異邦人』くらいしか読んだことないし、人物もよく知らないので、話に入り込めませんでした。

Amaz
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

結構おもしろかった…
けど、なんだこれは笑
後味が悪い映画だとは聞いてましたが、思いっきりバッドエンドなんですね。
自分なら、こんな青春の1ページは欲しくない。

犯人がそのままだったけど、逆に身近に
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.7

これは観たことありそうで観てなかった。スリラー映画の代名詞的な作品すぎて、今までうっかりスルーしてました。

今から30年以上前にこんなの書いてたんですね。さすがスティーヴン・キング。
霊やモンスター
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

個人的にこの映画の見所は、宇宙人との戦いでも家族愛でもなく、レイ・フェリエ(トム・クルーズ)一家が避難民の群衆の中を車で通過しようとするシーンだと思ってます。

普段は常識のある人々が、我先に自分だけ
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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

2.9

知り合いからディカプリオの『シャッターアイランド』っぽい映画だと聞いて、気になってたので観賞。

こっちは推理小説家エドガー・アラン・ポーの作品が原作らしいけど、おそらく内容はかなり書き換えられてる。
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ファイティング・ダディ 怒りの除雪車(2014年製作の映画)

3.3

『スノー・ロワイヤル』がこの映画のリメイク版だと知って、こっちも観賞。

しかし、すごい邦題だな笑
『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』
ランボー怒りのシリーズみたい笑

中身はほとんど一緒でした
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