マコさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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マドモアゼル(1966年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャンヌ・モローがすごい。シーンによって年齢が10歳くらい違って見える。ハウルの動く城ではときめきによってソフィーの見た目年齢が変化するけれど、人がやってこの差はすごい。

マドモアゼルが悪いってさん
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こういうタランティーノが見たかった。

イングロリアス・バスターズではストーリーのためだけに存在するキャラクター(特にショシャナの恋人)に残念さを感じてしまったので、今回はそうではなく、キャラクターが
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凶悪(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日活実録犯罪モノ。

役者が全員凄かった。配役がこれほど効果的な映画は初めてかもしれない。特に須藤役はピエール瀧がやらなければならなかった。ものっすごく怖かった。面会室で突然激高するシーンはホラーじゃ
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

伊藤計劃が推してたので。見てよかった。ジュード・ロウがめちゃめちゃかっこよかった。素晴らしい青春映画です。

(本物の)ジェロームが「ユージーンと呼べ」というシーンに二人とも自分という存在を社会から抹
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エル・トポ(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マカロニウエスタンかと思ったら・・・子連れ狼的な話かと思ったら・・・ラブありヒーローものでもあり、東洋哲学的になり宗教的になり、ギリシア哲学的になり、父子の物語になっちゃったりする不思議な映画だった。>>続きを読む

全員死刑(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新年早々劇場で鑑賞。笑っちゃうんだけど、なぜかずっと怖かった。終わって外に出たら理由がわかりました。出てくる不良の皆さんがリアルすぎて、すれ違うヤンキーの皆さんがみんな人殺しに見えてしまうからでした。>>続きを読む

恋の罪(2011年製作の映画)

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水野美紀って脱ぐ意味ありました?

いずみ、美津子、美津子の母親の心の闇が深すぎて・・・。絶対に嫌なのになぜかその闇が甘くて心地よくて・・・。そんな気分になる映画だった。

美津子と母親のバトルシーン
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ここまでではないけれど自分も吹奏楽部員だった学生時代に顧問から意味のあるようでないような理不尽な扱いを受けていた。ので、音楽が楽しいだけのものじゃないってこと、辛い時もあるからこそ素晴らしい瞬間がある>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

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どこの国にも属さない組織といいながら、とってもイギリス的なんですけれど。円卓の騎士だし、頭が爆発するシーンで流れている曲は第二のイギリス国家だし。
最近のイギリス映画って、グロいバイオレンスシーンが軽
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

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歌う女の子?が印象的だった。あのほっぺはどうなってるの?目も不気味だし、歌も不気味。残念ながらそれ以外はあまりピンとこなかった。

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)

4.0

これはすごい。このパターンは初めて見た。ただただストーリーが面白かった。昔の映画は定番化してやりつくされてしまっている中で、これは新鮮だった。
登場人物全員がヤンデレってどういうことだってばよ…

哀しき獣(2010年製作の映画)

4.0

結局妻は何だったの?この監督の作品は捕まりそうで捕まらない感じがたまらない。相変わらず警察がもたもたしているのは、やっぱり何かあったんですか。鉈と肉切り包丁でグサグサやってるのも大変痛そうですばらしい>>続きを読む

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

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野郎同士のワイルドなぶっちゅ~はどういうことだったの?黙らせようとしただけ?(ロシア軍捕虜の美少年とか、シュトランスキーの靴磨かせシーンがあるので疑ってる)戦いのシーンも凄かったけど、病院で戦争の後遺>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

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緊張感があって良かった。犯人つかまってるじゃん、これ以上何するの?と思いきや捕まえられそうで捕まえきれないもどかしさが良かった。犯人役の人がどことなく昔の知り合いに似ててイヤ~な気分になれた。決して善>>続きを読む

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.0

最高にアホな映画だった。國村準かっっこいいな。音楽は他の園子恩作品で(というか愛のむき出しで)使ってたから監督のお気に入りなのか。ほかの人がこれを作ったら丁寧にストーリーを追って行って(伸ばして)前・>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

その場にいる気分になるカメラワークだった。主人公は「ゾンダーコマンド」としてナチスが虐殺したユダヤ人の死体処理をさせられているユダヤ人捕虜。ユダヤ人虐殺の詳細を秘密にするため、一般の囚人から隔離されて>>続きを読む

ゼロの未来(2013年製作の映画)

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ブラジルがやばかったので鑑賞。正直、えっ!?これで終わりなの!?というラストだった。ディストピア感や全体の雰囲気はブラジルに通じるところがあって、この監督のテイストがよく出ていた。が、残念ながら理解で>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃかっこ良かった!見てスッキリした。これ作った人は相当フラストレーション溜まってたんだろうな。初っ端のチェーンソーのシーンも良かったし、エルヴィラが本当に綺麗だった。この手の役ってもっと綺麗>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

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すごくおもしろかったし、この監督の映画をもっと見たくなった。ホラーなのにちょいちょいギャグ入ってて、しかも映画の世界観を壊していないところが不思議。國村準のインタビューには、監督からこの役はキリストと>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

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攻殻っぽさをちりばめるだけちりばめたのに内容が攻殻じゃないという不思議な映画だった。荒巻たけしが日本語しゃべってたのは良かったんだけど・・・。たけしだけなのは監督のたけしへのおべっかっぽくていやらしい>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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クー!(途中で辛くなって全部見れなかった。)クー。(解説見ないと全然わからん。)クー。(この時代のソ連だからこそ生まれて受け入れられた映画なんだろうな。)クー。(ロシア人に会う機会があったらクーって言>>続きを読む

霧の夜の戦慄(1947年製作の映画)

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ザ・昔のサスペンス映画という感じが良かった。古い推理小説に怪奇モノのエッセンスを足したみたいな。というか、同じような設定をクリスティーの火曜クラブで読んだ。

湖のほとりで(2007年製作の映画)

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悪くなかった。んだけど、よく考えたら二時間サスペンスっぽい感じがしなくもない。発達障碍児の親の苦悩とか、無実の罪で逮捕とか、余命少ない17歳とか、父親から娘への歪んだ愛情とか、少女時代特有の魅力とか、>>続きを読む

恐怖と欲望(1953年製作の映画)

4.0

キューブリック幻の処女作とのことだが、フツーに出来はいいと思う。全体に漂う緊張感がすでにキューブリックだった。でもこの頃はまだ音楽には力を入れていなかったらしい。登場人物それぞれのキャラクターはきちん>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

これこそカルト。昔の映画なので、ちょいちょい挟まる「シニカルなユーモア」にはついていけなかったけど、ディストピアの悪夢感は良かった。というか、とーとつなジルしかり、タトルしかり、映画全編が夢の中のよう>>続きを読む

メトロポリス(1927年製作の映画)

4.0

見たのは淀川長治監修『世界クラシック映画100選集』のメトロポリス。壮大なエキストラとセットがものすごかった。オペラっぽいセットといかにも演劇っぽい演技やメイクだったけど、それもまた味があってベネ。ア>>続きを読む

神のゆらぎ(2014年製作の映画)

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飛行機が落ちるのは、全能の神が存在しないからだ。ラストのセリフで、信者たちを突き放したようにとれるが、実は逆なんじゃないか。この映画において飛行機が落ちたのは、全能の神が存在するからなのかもしれない。>>続きを読む

女が眠る時(2016年製作の映画)

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うーん。イマイチ。女優陣に妖しさが足りない。ストーリーもよくわからなかった。川端康成の眠れる美女みたいなのを期待したのにー。

シンクロニシティ(2015年製作の映画)

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決して悪い出来ではないんだけど…。時間の経過をもっと上手く見せられたら良かったのかな。アビーの設定も平行世界ごとに違うんだろうけど、理解しづらかった。テーマとかやりたいことの着眼点はいいんだけど、それ>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

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長いけど、画面に引き付ける力がある映画だった。登場人物たちのそれぞれのストーリーが収束するシーンは、こんなのあり!?という感じだったが、気づかなかっただけで出エジプト記の記号はたびたび画面に映っていた>>続きを読む

透明人間(1992年製作の映画)

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1933年の透明人間を見て、透明人間繋がりで鑑賞。同じ題材ではあるけれど、原作は違うらしい。エンタメとしての出来は良かった。細かいところにツッコミ所はあるけど、指摘するのは野暮か。コメディSFというこ>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

高校生の頃って、こんなだったなぁ。こんなふうにかみ合わないことが私にもあった。スクールカースト上位の子についての映画は腐るほどあるけど、各層を平等に描いた作品はあまりなかったように思う。確かにエレファ>>続きを読む

キング・コング(1933年製作の映画)

4.0

それから、フェイ・レイとキングコングはなんだかうまくいかなくなっちゃってさ。大迫力だった。現代からすると当時は様々な制約があったと思うが、まったく負けていない。キングコング登場シーンの愛嬌のある顔と、>>続きを読む

透明人間(1933年製作の映画)

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クロード・レインズは「透明人間」だったね。84年も前の映画がきちんと保存されて今でも見れることに感謝。映画がまだ舞台の面影を残しているのが興味深い。当時としては「現代」だけど今とは隔たりを感じる街並み>>続きを読む

地球の静止する日(1951年製作の映画)

4.0

マイケル・レニーは病んでたね「地球の静止する日」で。でも彼は語った、我々はどこに立っているのか、と。ストーリーも映像もシンプルで良い。音声解説でクラトゥが生き返るシーンの宗教がどうのって監督にイチャモ>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ブラームスはお好き?の系統と思ったら、すごいとこ突いてきた。演奏会の朝に母親が言う「どうせ代役なんだから」がすべて。
母親からは思い通りにできる人形の代わりとして、ワルターからは恋や性の道具として(彼
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