無用途人間さんの映画レビュー・感想・評価

無用途人間

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ポレットのイス(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

監督お得意猛烈ダッシュの疾走感。
素敵な表現だと思うけど、個人的には『どこかで見たことありそう』と毎回思ってしまってしまうところはある。
なんだかぼーっと見てたら終わってたという現象が立て続いていて、
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FASTENING DAYS(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ファスナーCMアニメ。
人との繋がりをファスナーで表現するのは面白い。
よくファスナーがズレて上手く噛み合わなかったりするけれど、人間関係だと本当にそんなことばかりだもんなぁ…。

しかし、そんなこと
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Rain Town(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

随分と前に見た記憶。再試聴。
同監督作品の中で、唯一主要キャラクターがぐんぐんと走り出さない作品かも。
短く完結に数十年の時の流れが表現されている。
雨の音も相まって、リラクゼーションみたいなアニメ。

フミコの告白(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

当時アニメ雑誌で『話題の自主制作アニメ』として取り上げられており、それ以来約15年ぶりくらいに試聴。
手足をぐーんと伸ばして駆ける様子は迫力があって良い。
「野球に専念したいんだ!」という理由でフミコ
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

先日見た『寫眞館』と2本立て上映の作品ということで、今回2度目の試聴。
コロリドと言えば『ペンギン・ハイウェイ』なんだろうけど、未試聴のせいで個人的にはマルコメやパズドラなど数年前からよく見るようにな
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寫眞館(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦前から戦後の激動の時代を生きた女性と、いつもそこにある写真館。
今みたいに写真や動画をリアルタイムで共有できなかった頃、写真館が人々の思い出を残し時代を切り取っていた。

鉛筆スケッチのような絵のタ
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『悪い奴は死んで地獄に落ちる』というお伽噺の約束事は、現実を生きる私たちの願望にすぎないけど、実際は……??
だからこそ娯楽くらい、制裁的な死や死後の世界の存在を求める日もあるんでしょう…。それでこそ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

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不謹慎にも笑ってしまう。
崩壊した倫理観・殺戮・価値観の押し付け・差別・マウンティング…全部をそのまま描くとあまりにもアクが強くなってしまうけど、ブラックジョークが効いていて割と気楽に見られる。
強い
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最初からずっと続くじっとりとした雰囲気が怖い。私のメンタルでは、押し潰されそうなあの空気感は耐え難かった…。
逆にサイコスリラーMAXの終盤の方が落ち着いて見れてしまった(痛々しいシーンは目を背けたく
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サン・ドッグス -生きる意味を探して-(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何になるかより何を目的に生きるかって、大人になればなるほどかなり重要な気がする。
大体なりたいものにはなれないし。
知的障害者のネッドは夢の軍人にはなれなかったけど、「人を救いたい」という気持ちからサ
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

両親の離婚は、未成年の子供たちにはどうすることもできず。
決められた曜日に決められた方の親と過ごすことしかできない。
別の曜日に会いに行こうものなら「今日はパパの日でしょ」と門前払いを食らい、しかもそ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

機会があって3.4回目くらいの試聴。シナリオが面白い…。
初めて見た時は子供だったので、タイトルの意味は分からなかったけど、今となって分かる。「献身」ねぇ…。

当時のワイドショーか何かで、「石神は髪
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透明人間(1933年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

90年以上前にしっかりと透明人間を表現していて凄い。
設定は割とガバガバだけど、それでも成立しちゃうのはなんでだろう。
「フィクションだし」で済まされる感じ。もしかしたらそこに「昔の作品だし」てのはあ
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

生き埋めにされるのが怖くて、地下納骨堂から息子の部屋に電話線を引かせた母…て、なんかチャーミングだ。
そしてこの話は、1年前に死んだ母から度々電話がかかってきて心霊調査員を雇うところから始まる。
オー
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マジシャンの夫は「姿消し」のイリュージョンが得意だった。その日も助手を務める妻と舞台で姿消しを披露していたところ、本当に消失してしまう___。
という序盤のシーンが個人的クライマックスだったように思う
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

割と最近に見たフランス映画が全て癖のあるものばかりで、なんだかフランス映画はクセ強という印象になってきている…。多分たまたまだろう…。

話の内容は共感性やメッセージ性を感じるものではないけど、とにか
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ファーザー(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

認知症視点の場面では現実と妄想が混在しており、自分だけが奇妙な世界に迷い込んでしまったような感覚を抱く。
しかしその誰もがなりうる病気が見せる世界は、奇妙という言葉だけでは形容しがたい。
「もしかした
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前情報なしで見たほうが、きっと楽しめる映画。
他SFと比べて宇宙を巻き込む壮大さは無いけど、個人に広がる宇宙を感じる作品だと思う。
私が”自分”だと認識している感覚を、なぜ確かだと言えるのか。
私が”
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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

世の中のほとんどの問題は、ある日突然解決することはない。非力に涙を流しても、社会を変えようと行動に移しても。
大きすぎる闇の前では、知らぬふりをする者もいる。
そうして出来上がった牛糞入りハンバーガー
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キャロル(2015年製作の映画)

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1人の女性が自立してニューヨークタイムズで働き始めたわけだけど…。
キャロルの魔性的な微笑みの前では、どんな理性や判断力も通用しないかも。

なんだか緊張感のあるラストは、見終わった後に「ハッピーエン
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テテテテンテテンテテテテン~(音楽)♪『その時、風が吹いた____』
て語りで恋が始まるのだが…。
つくづく自分が、そういう作品には向いてないなぁと思うばかりでした。
漫画原作らしく、主人公の心情はだ
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