penguinさんの映画レビュー・感想・評価

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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.3

初めて見た岩井俊二作品。

七海と真白が偶然に出会い、古い大きな家で2人だけの生活を始める。2人の性格は違うのにお互いがお互いに惹かれていく。
ウェディングドレスの白が綺麗。

親密さ(2012年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

長いかと思いきやけっこうあっという間。

前半の玲子と亮平の電車内でのやりとり、
二人が別れたあとそれぞれに始まる劇練習後の時間。
良平が帰宅して湯を沸かし、机の前で原稿用紙を見つめる時間に、玲子はバ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

三部作なので、コロコロ主人公と物語が変わる部分が新鮮。最初の「魔法(よりもっと不確か)」は、芽衣子とつぐみのタクシー中のトークにドキドキし、別れた後から始まる芽衣子とカズの言葉のやりとりにひきこまれる>>続きを読む

PASSION(2008年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

途中から入場してしまったので、前半のやりとりを知らずに観ていたのだが、果歩が智也をどうしても好きでいる一方で、岡部尚は果歩に惹かれている。
5人の男女の行動も性格もバラバラで見ていて面白かった。最後果
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

麦と亮平を違う人物だと思って見ていたので、両方東出昌大だと分からなかった。朝子が麦に惹かれ、忘れられないでいる一方で亮平は一途に純粋に朝子を好きになっていく。
麦についていってしまう朝子と、朝子だけを
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.8

千尋が兄の車の前に立ち全力で駆けるシーンや、千尋と直也が喫茶店で向かい合い話すシーンが好き。直也のあずさに対する率直な思いを語る部分と、千尋が自分たちを「魚」と「水」に例える場面が対照的に感じて、千尋>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

濱口監督の代表作だったので見てみたが、車を走らせるシーンが綺麗。そして途中使用される音楽が、夜のドライブと一緒になり好きだ。劇中劇として出てくる台本読みのシーンが濱口監督の映画作りと関わっていることに>>続きを読む

THE DEPTHS(2010年製作の映画)

4.8

石田法嗣が濱口監督の作品に初出演とあり、どんなものか気になっていた。彼の演技は、どこか演技らしさが残っているように見えるが、リュウの人の手でぐにゃりと形が変わってしまいそうなもろい心、他人を信用出来ず>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.8

電車の操縦席からの視点で風景が流れる描写が、それぞれ花嫁側と、花婿側の視点の切り替わりを示しているようで素敵だった。後半は展開が短い時間で移り変わり、登場人物それぞれの異なる思惑の発露にドキドキさせら>>続きを読む

許されざる者(2013年製作の映画)

3.8

オリジナルだと物語の筋をいまいち理解出来ずにいたが、日本を舞台にしているからか、今回はストーリーを理解することが出来た。渡辺謙の哀愁と、柳楽優弥のおちゃめ感が好き。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.3

アナちゃんがとっても可愛い。イサベルとアナがベッドのなかでフランケンシュタインの話をするシーンは、表情がアップで映され、とくにアナの真っ黒な目に惹き付けられる。とにかく綺麗。今から50年程前の映画だけ>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.5

アイナ・ジ・エンドの声がやっぱり綺麗だと感じる。東日本大震災の揺れの場面で、二次災害に対する認識の甘さ、恐怖感、家族の安否を心配し行動する登場人物の場面から、当時の自分の心情を思い出した。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

CGゼロでの核爆発や、オッペンハイマーの悩みのシーンに出てくる脳波のような場面がすごく綺麗だった。大音量の拍手と地響きの後の演出も、彼の核爆発実験に対する気持ちを表しているかのようで好きなシーン。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

壁のなかにずっといると、外に出るのが怖くなってしまう。なぜなら壁のうちには友達がいるが、壁の外には友達もいなく、誰も自分のことを知らない。だが、それでも、君は壁の外の「自由」を求める。この壁に入る前に>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.1

善とは何か?人の罪はどこまで許されどこまでが変えることのできないものなのだろうか。罪とは何か。人の痛みを理解することができないところか、相手の尊厳を傷つけた具合か、社会的に許されないことをしてしまった>>続きを読む

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.9

何が「正義」で何が「悪」か、教科書で述べられたことだけじゃわからない。現場にいる人の生活に参入することで初めて語られる「もの」がある。檻の外から見ているだけじゃ、真理なぞつかめるはずがない。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

自分の人生はクソかもだけど、その人生を「少しは良かったな」と思わせてくれるヒトがいる。あなたに会えてよかったと、心から思える人に出会えたら、幸せだ。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.5

「無能」でも「口がきけなくても」、きっと別の何かで君にできることはある。人との関わりのなかでそれらの残酷な言葉は君のなかに沁みついてしまったかもしれないけれど、新たな人との関わりのなかで、それらは別の>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.2

私が見ている景色は君には見えてなくて、「私にとっての当たり前」が君にとってはひどく困難で。けれど、私にはできない得意な分野を君はもっている。もしかしたら、自分にも他人にも「当たり前」と「常識」と「他人>>続きを読む

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.0

後悔を背負ってでも、安心を失いたくない女と、孤独のなかでも、自由に生きたいと願った男。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.3

’’金を稼いで帰ろう’’と夢を見て、望んでいたはずの夢を形にして。
みんなが幸せになるはずだった。でも誰も幸せにはならなくて、この空虚さのなかで、あの日少ない金でもみんなでふざけて笑っていた日々がひど
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

誰かが私の生活を見ているかもしれない。
意識しない歯磨きのとき、トイレのなか、寝顔、朝の通勤時間。
自分がいる世界は果たして「本物」の世界なのだろうか?
この世界が「本物」だという確証は、どこにあるの
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.2

コルチオーネがかっこよい。ただ、マフィアに一度関わり人を殺せばもう、普通の人の道には戻れない。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

サメの目は黒く、獲物を食うときにひっくり返って白くなる
怖いときほど、歌を歌え

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

もし私が「あなた」だったら?絵が描けたら・歌が歌えたら・格闘技が強かったら・カンフーができたら、、
自分の周りの「世界」は全て選択の結果であり、生まれる位置が違ったら「あなた」だったかもしれないと思う
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.7

自分が本当に好きなものを、誰に笑われる格好でもいいからやる
世間から羨まれる・求められる自分と、
自分が本当にありたい・大切な人から求められる自分は食い違う

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ガンプは知能指数が人より低い。そのため、学校ではいじめにあっていた。しかし、一方で走るのが早かったガンプは大学のアメフトで活躍し、卒業後は兵役につく。戦地で負傷した兵士を運びいちはやく逃げ出したガンプ>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マチルダとレオン、二人とも孤独を抱えて生きていた矢先に運命的なアクシデントが起こる。まだ年はもいかないマチルダを殺し屋にしたてて良いものかというレオンの逡巡と、一方で家族から暴力を受けていたマチルダに>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ウェスタンスタイルのドクとマーティがかっこよい。そして、1800年代でもドクは鍛冶屋として科学の知恵を活かして生活を営み、マーティは狙撃の腕を活かしている。この時代にきて、ドクの好きな相手が現れる。最>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ドクの若いころがかっこよい。マーティが未来へ行くとそこでは、自分は職を失いそうになり、息子は犯罪でつかまりそうになっている。なんとかドクと力を合わせ未来の結果を変えるが、ビフの悪知恵によりマーティはパ>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

CGがすごくCGだけど、それを超える面白さがある。主人公は最初彼女もちで学校での勉強は得意でない設定だったと思うけど、ある日おじの科学実験に突き合わされる。おじは実験が成功する前に殺されてしまうが、な>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.5

最初音楽が流れるなかでのサムとモリ―が抱き合うシーンや、アメリカオフィスの雰囲気が、現代の映画と違っていて印象に残った。
偽占い師のウーピーがいい役していて、彼女がサムの声を聞こえるようになってからは
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初木々をしたから映すカメラロール、雪を踏みしめる音、湧き水をタンクに移し変える描写がすごく綺麗でした。
グランピング開拓を推し進める社員たちと、村の者の間に生まれる軋轢。でも、村のうどん屋の女性や住
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