icさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.3

心なしか最後のシーンの、間の取り方や、カメラアングルに"小津調"を垣間見た気がする。

強くもあり脆くもある女性の心情。

西洋を取り入れたばかりの品のある美しい装い。

第9地区(2009年製作の映画)

3.5

エイリアンのいる世界をドキュメンタリーチックに描いているのが新鮮!
SFかと思いきや、人間模様や社会の風刺が強い。人間の残酷な好奇心、身勝手さ、支配…

ちょっと、見た目から親しみづらいエイリアンだっ
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.0

加瀬亮!!!と思って見たけど、あまりにも出てこないのにびっくり。

チェブラーシカ(2010年製作の映画)

2.7

意外と今求めているものはこの懐かしさとほっこり感。流し見しよう〜と思いながら、じっくり釘付けで鑑賞。
愛らしいチェブラーシカと仲間たちの純粋さと、悪役もなぜか憎めない、そんな世界観。

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

1.8

ビバリーヒルズ?的なイケイケ感を冒頭で感じていたら、なるほど事象が全てわかっていたのか。
こりゃ地獄か?天国か?
設定は面白かった。

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

2.3

深いことは考えず見るのにいい映画。

ハッピーエンドなのかどうかはさておき丸くおさまる。それが良いのかもしれない。

アンハサウェイの長いネイルを見てスカルプに憧れる。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.3

実験的で斬新でドキュメンタリーのような追ってるカメラワーク。ドキドキさせられる音楽、
本当に事件現場を目撃してしまったような気持ちになる。

衝動とは、生きるとは?
生きる目的とは?

何故かそんなこ
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ヴィタール(2004年製作の映画)

2.5

不気味さ全開のストーリー展開。今どこにいるのかわからなくなる流れで、全く別物の世界。

この奇妙さは嫌なようでどこか惹かれる、そんなかんじだ。

音はさすが塚本晋也。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

2.8

西島秀俊×香川照之のドラマ「流星ワゴン」の余韻に浸ってたら、これを見つけてしかも黒澤清!!と思ってセレクトしたけれど、これまた正反対?家族が壊れていく話だ。
実際に似たような事件は過去にあったらしいけ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.2

結構不完全燃焼感。
話題だったので楽しみにしていたけれど、。

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

商業映画のくせに世界観たっぷり出している感じ、好きです。
目線や会話の内容、絵づくりが違和感あるのによく見る日常というような。

好きでもなかった相手が誰かに取られそうになってから興味が湧く。
これっ
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いちごの唄(2019年製作の映画)

1.3

自分にグッとくる何かが足りなかった。心を揺さぶられるほど、親近感の湧く話じゃなかったのだと思う。多分。
なかなか進まない物語に中弛みしてしまう気持ちもあった。
過去に囚われてて自分を責め続けるという悲
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猫は抱くもの(2017年製作の映画)

3.0

なんの気無しに観てみたら、舞台仕立てになっていて面白かった。
猫の擬人化による感情の見え方。猫を愛する誰もが焦がれることだろう。
また、舞台装置さえも映し出す、場面の切り替えなど、そんな様子が映像作品
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先に愛した人(2018年製作の映画)

3.5

複雑だけど、どちらの気持ちもわかる。どっちの立場でも辛い。問題はもういない人がケジメをつけていないことにあるのだろうか。

それにしても、母ってやっぱりすごいんだ。面倒を見るとか成績の心配とか、そうい
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図鑑に載ってない虫(2007年製作の映画)

3.0

『熱海の捜査官』に魅せられて、そのまま三木聡作品を…と思ってたらここに。

なんとなく、ここにもヒントが散りばめられているような?チュッパチャプスさん出てくるし、キャストも被りまくりで、ドラマの余韻に
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青く震える娘(2020年製作の映画)

3.0

ちょっとドラッキー。途中から、本当に何が起きているんだという…
でもその世界観嫌いじゃない。
そして、絵の独特のタッチと連続的な感じに引き込まれた。
この映画を観た後、エネルギーを吸い取られたような感
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アデュー(2019年製作の映画)

3.3

特に大きな驚きや新鮮さがあるわけじゃないけど、親子の距離感みたいなのがリアルに描かれていて、それが良かった。
そこにある空気とか、寂しさとか。
主人公の女の子のこれからの生活に対する楽しみと不安と。そ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

2.8

おおお。圧巻。何度か巻き戻したり、家で観るのがぴったり。

映画館でみたら不完全燃焼ともやっと感で一人沸々とした気分になりそうな。

流石クリストファー・ノーラン。製作時も頭こんがらがりそうな。

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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.0

多分、冷静にみたら、最初から最後まで狂気の映画だった。でも、極端な表現の仕方だけど共感できてしまう。これはなんだろう。

仕事の現実逃避と悲劇の現実逃避。どちらも、なんだかわかる。私も嫌なことやショッ
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メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

3.8

久しぶりに気持ちが揺さぶられたような気がする。若者の熱気とか温度とか、それが音楽と映像パワーで伝わってきた。ひとつのシーンの編集にこだわり持っているんだろうなと思ったり。やたら長く尺をとるなってくらい>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.8

雨とニューヨーク。

ウディ・アレン節よかったけど、ちょっとキャストも雰囲気もキラキラし過ぎて、眩しいような。
終わりよければ全て良しといえど、慣れていなくてソワソワしちゃいました。

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

2.7

はじめが男性視点だったのが、いつの間にかマリーナが主人公に移り変わっていたのが不思議だった。それも自然に。

そんなことまで言うの?そんなことまでするの?ってくらい、当たりが強いのでマリーナのことを思
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マイ スキニー シスター(2015年製作の映画)

2.8

姉妹の関係性ってよくわからないけど、家族だから感情がでてしまうのは仕方ないのかな。
嫉妬しちゃうほど憧れる存在。でも相手が元気がないとちょっぴり心配になったり、そういうのわかるような気もする。
家族っ
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ラストレター(2020年製作の映画)

1.9

岩井俊二監督作品ということで期待が高めだったからか。案外ストレートな内容すぎてグッと掴まれるものがなかった。

何となく勝手に求めていたのは、汚く恐ろしいことさえ、すっと美しく丸め込み儚い様子で描くあ
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.6

なんというか、伊坂幸太郎のあの独特の世界にお邪魔できた感じ。濱田岳がこれまた良かった。この不思議な掴めない主人公を見事に演じる。

登場人物の設定の極端さやキャラクターは物語なのに、内容にはリアリティ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

今の時代でしか通用しない映画かも。このタイミングでみてよかった。これが数年後になったら、10年後になったら、きっと同じ感覚では観れないのではないだろうか。

色々なものが発達して便利になっていく世の中
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

2.3

評判が良く期待値が高かったために、少々の物足りなさ。空気とか雰囲気がエモーショナルな感じが良かったけれど、そこで止まってておしゃれでまとまりすぎている気もしてしまう。

一方で、スケボーカルチャーとと
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

2.6

園子温映画という認識で、何のリサーチもなくみたので、子どもも見れるような予想外のファンタジーな演出にびっくり。(寧ろ、子どもに見てほしい)なんなら、エログロかと、覚悟していた。

そうは言っても、監督
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強がりカポナータ(2020年製作の映画)

3.3

はじめてピンク映画を劇場で鑑賞!

熱海の美しい風景を舞台に繰り出される三角関係。朝方なのか夕暮れ時なのかわからない時間帯に波打ち際で絡み合うシーンは、生々しくもシチュエーションはロマンティック。
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パッテナッタ(2015年製作の映画)

1.2

最後、彼氏かよ、と普通に納得するんか!と。
ちゃんと薬指のリングが見えるようにしてあったり、そういう配慮。でもそこに触れずに客に見せる、みたいな。
4分だから、多くは語らないのか。



このほか見た
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10日後、夜。(2015年製作の映画)

2.4

女心、こんな冷たくないよ…?
と思いつつ監督の〜というテロップをみて、口を紡ぐ。こういう人もいるよね、と。次よ次。前進前進。

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

1.7

藤原竜也さんの演技を観ようということになり、鑑賞。豪華キャストだけれど、正直心を掴むものはない。まあやはり、マンガの世界。
貧富の差を極端に描き、どちらに対しても風刺的な表現で皮肉っている。時代が進ん
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