icさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.0

コミカルな描写にも関わらず、たまにドキッとさせられる。どこにでもある晩年を迎えた夫婦の"イザコザ"というわけだろうが、やはりそこはガスマスクを持ち運ばなくては行けなかったりと、緊張感みたいなのが付き纏>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.6

「記憶にございません!」どこかで誰か言っていたかもしれない。聞き覚えのある都合いい言葉だ。

嫌われ者の総理大臣が、石を投げられ記憶喪失になったところから話ははじまる。(むしろ、そうなる前の人気が低す
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

2.8

三木節炸裂!そこかしこにユーモアのある演出。本当にありそうな、でもどこかファンタジー。

キャストも最高。独特の喜劇の空気を生む天才ばかり。
『時効警察』ファンには外せない、ふせえり×岩松了コンビ。『
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.5

すっごくゾクゾクした。人間の根底にある何か不気味なものを、炙り出そうとしている気がする。
1番怖いのは、人間だとやはり思わされる。
終始不安になるような演出。
エンドロールも、よかったな。

観終わっ
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リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

2.2

彩度の低い世界がひたすら続く、たまにゾッとする映像。グロテスクだけど、そのなまなましさよりも、寂しさみたいなものの方が強く感じるのはなぜだろうか。
身体の芯を突かれるような、恐怖に襲われる。かと言って
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.4

予告で涙的なものをそそるようにあったけど、構えてしまったからか全く。
今までで1番グロがあったかも。

闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

2.7

宗教的な、なんだか現実味ある題材。こういうのでどんどんお金使っちゃう人いるんだろうな。
ブログやSNSでいい生活を発信してアピールすることなど。言ってみれば、風刺的に描かれてるけど、みんなそれで有名に
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闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

2.2

よくわからないけど続けてみてしまった。菅田将暉の役、とんでもなく恩知らずで腹立つな。

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

2.7

こんなチャラ男、チャラ箱あるんですか、、。ドラマで描かれるクラブって大体謎イベントだ。ダンサーが踊ってたり、よくわからない。カルチャーも何もないんだろうな。
オーガナイザーとしてネットワークを広げる人
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

恋愛とセックスってやっぱり切り分けなくちゃいけない領域なのかな。
好きだけど、どう接していいかわからない、何が相手が喜ぶのかわからないみたいなのが描かれているのって、とても現実的な気もした。
いや、で
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avec mon mari アベック モン マリ(1999年製作の映画)

3.1

マユ、若さに関わらずめっちゃ嫌な奴じゃないか…。掻き乱す原因でしかない。でも、こういう人いるよなぁと。
板谷さんは昔から変わらずキャリアウーマンみたいな働く女性を演じることが多いのねと。
そして、大杉
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

落ち込みそうだなと思いつつ、好きな俳優陣が出ていたので鑑賞。
思ってたより、目を背けてしまうような場面もあり、グロテスクというよりは、痛々しい場面が多い。それもじんわりと滲むような見ていられないシーン
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愚行録(2017年製作の映画)

3.1

映画『悪人』を思い出した。
つまり、誰がいちばん悪いのか、ということに至る。
実質的に罪を犯した加害者と、恨み妬みを積み立ててきた被害者。加害者の性格や意志が作り上げられたのは、周囲や環境の影響による
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ガール(2011年製作の映画)

1.5

麻木久美子が出てるから〜と思ってみたけど、内容はやはり想像通りで、社会に出る女性の奮闘を描いたもの。

なんかとてつもなく、こういうのを考えていると、頭がこんがらがるけれど、何かを指摘することで逆にそ
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つぐみ(1990年製作の映画)

3.1

エッセイや詩を読んでいるような感覚で紡ぎ出される物語。それでも設定はしっかりしていて、ニュアンスだけではなく、ストーリーが伝わってくる。

やたら、反応したくなる年ごろや自分の色々を受け入れられなかっ
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月とキャベツ(1996年製作の映画)

2.8

みんながみんなそうなのかはわからないけれど、やっぱり夏って特別だ。「ひと夏の〜」みたいな言葉があるのだし。
なんだかもどかしい距離感が、むずむずするような、ほっとするような。
あんな夏を過ごしたい。
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東京夜曲(1997年製作の映画)

2.9

1997年の映画だけど、なんだか色褪せない。ああ、これは今もどこかで流れている時間なのかな、と。誰かの日常を覗き見た感じ。
決してありふれたストーリーとかそういうものじゃないけれど、市川監督の作品には
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

2.1

悲劇的な反面、ロマンティックだけど、あまりにも仕掛けが続くので、後半入り込めなかった。もはやメールと電話のベルに疲れてしまう。
どうなんだろう、行動も言動も感情も一番の理解者がいることは素晴らしいと思
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

2.6

ウィノナ・ライダーが可愛すぎる。イーサン・ホークはセクシーすぎる。もう、早くくっついてよぉと終始思わされたメロドラマ?だった。
若い世代のそれなりの葛藤とかも描いていて、なんだか日本のドラマを見ている
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.4

ザ・ドラッグ映画!ニヤニヤしながらふわっと観れる。ドラッグと酒と煌びやかなラスベガスの街、そしてテリー・ギリアムカラーの演出が素晴らしくマッチ。
こっちまで、何がリアルかわからなくなるけど、面白い。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.9

うーむ、これもやはり期待が高かっただけに…。なんだろう、予告がよかったんだよな。
サイコ度でいうと少し甘い気がする。みていたら予想がついてしまう展開に物足りなさを感じた。
そして、冒頭の主人公のバック
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

2.3

コメディぽく見ようと吹き替えにしたのは失敗だったかも…。
ウィノナ・ライダーがマダムになっていて、、いいけどなんかやっぱりちがう。カジュアルに着飾らないでもおしゃれみたいな彼女が好きだったのに〜〜。と
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.3

おおお、初めて観たのは2008年とかだった。ようやく終結。一気見したからこそ、満足だけどひとつひとつでみていたら、物足りなかった気もする。
話の設定がしっかりしていて、終わり方もなんかしっくり。ただ前
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バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

2.4

街を再現施設すごいな。そして、今度はヴェノム?みたいなのがでてきた。
部類的にはゾンビ映画とも言えるとは思うのだけど、なんせTウイルスに感染した人たち、動きが速いのが面白い。
先日見たジョージ・A・ロ
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バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

2.1

なんか今までの回でいちばんあっけらかんと終わってしまった気がする。
今ずっと『ウォーキングデッド』をみてるので、どうしても比べてしまうのだけど、、なんだか、スピード感はあるもののダイナミックさに欠ける
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.6

グザヴィエ・ドランの映画はテーマが一貫していて説得力がある。四方八方にいろんな表現で同じテーマを用いて問題提示しているのが伺える。今の時代にここまで訴えの強い作品はあるのだろうか。
強いて言うと気にな
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

格差・階級社会と宗教、人間模様は監督らしいのか。
が、なんだろういまいち内容にはついて行きづらい。個人的に入って行きづらかった。 
また、映画館とかでみたらちがうのかなぁと思ったり。

生き残ったのが
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オリヲン座からの招待状(2007年製作の映画)

2.1

展開は読めてしまうし、その通りだし…という感じなのにお決まりでもウルッとしてしまった。

ただ、もう少し何か物足りない気もする。人間模様を描く尺が短いのか、感情を揺さぶるものに欠ける。(ウルっとしたく
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ぐちゃぐちゃ(2017年製作の映画)

1.9

こんなにみんな頭の中異性のことでいっぱいなのか…。でも、登場人物のこういうキャラクターっているよなぁと納得しちゃう。口開けば、恋愛だの、彼氏の話ばかりして、たまにこっちに振ってきたり。そういうコミュニ>>続きを読む

ダメジン(2006年製作の映画)

3.2

大人の青春ムービー?『サマータイムマシン・ブルース』(05,)を彷彿させるぶっ飛んだストーリー。この頃ってこういう感じが流行ってたのかな。
それにしても『時効警察』メンバーに、片桐はいりさん、麿赤兒さ
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[Focus](1996年製作の映画)

1.9

実験的なモキュメンタリー映画。リアリティーのあるカメラワークや臨場感が楽しめる。その中で、浅野忠信の自然な演技が妙にマッチング。ああ、こういうひといそうだな…とみていた。
テレビ番組の風刺ともいえる内
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ライブテープ(2009年製作の映画)

2.6

前野氏が映されているのか、吉祥寺が映されているのか。どちらのドキュメンタリーか。

人は賑わっているのに、シャッターが閉まったままの店、街並み。年末年始あたりだろうか。
サングラスを貰った男の子は相手
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

2.1

この作品を知ったのは確かアーティストのイ・ランさんの本を読んでいたとき。どんな内容でタイトルが挙げられたのかは覚えてないけれど、観ようと思ったきっかけになったのは間違いない。

それから、なかなかレン
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オアシス(2002年製作の映画)

3.4

飛行に走るのには訳がある。逆に言えば、人生に諦めてしまえば怖いものなんてないのだ。
誰かが必要としてくれるから理性や生活が保っていられたりする。

みんな、社会に良いように見られるために何をそんなに頑
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EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)

2.6

まさかの25年前の映画。そんな遥か前に感じないのは、私が最新に追いついていないのか…。

想像以上に面白かった。西部劇とインディアンとお侍が同じ場所にいる。これってまさに物語の世界。何がなんだかわから
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メイン・テーマ(1984年製作の映画)

2.5

監督・脚本を森田さんが手掛けたという作品というわけで鑑賞。次から次にマジックやサプライズの嵐はこっちが照れてしまう。
桃井かおりのニュアンス?がなければ、私は最後まで観れなかったかもしれない…。

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