初シェイクスピア観劇だったけど、現代風にアレンジされているのか戯曲もかなりわかりやすかった。
復讐はよくないっていう話ですよね。
主演のベネさんさすがすぎました…
画にずっと見惚れてた。
最後の台詞は個人的に「だよね…」と腑に落ちるものだったのに、流れるような展開に圧倒されて鳥肌が立った。
ノー香港飯だった…
3部作のなかで一番ノワールの泥沼感というかクソデカ感情が渦巻いてて、やおい者たちだいじょぶそ?になった。
ちなみにわたしはかなり満たされました。
Ⅱで過去を描くとのめり込むってこれ定石よね。
そして相変わらずしゃぶしゃぶがおいしそうだった…
舞台である香港の街並みがツボすぎて、画期的な脚本のはずなのに内容があまり入ってこなかった。
サムの食べるごはんもおいしそうすぎた…
不甲斐ないのでもう一周してきます。
オスカーで脚本賞を受賞するだけあるなと納得した作品。
ミステリーとしての大筋があり、法廷で様々な検証がなされていくのが面白いのだが、同時にパーソナリティーにもずけずけ踏み込んでいくので、次第に事件その>>続きを読む
NTL10周年記念上映のラストに選んだ本作、めちゃくちゃ面白かった。
テレビ画面みたいな舞台装置が効果的に作用しつつ、舞台ならではの奥行きもあって、それらを劇場スクリーンで鑑賞するという2Dと3Dの狭>>続きを読む
新年一発目に観劇したんだけど、最高すぎて縁起がいい。
真実もじつは語られるものでしかないから虚構(に近いなにか)が必要なわけで、信じたいものを信じればいいという台詞にハッとさせられた。
パイが膨らま>>続きを読む
精神的にかなり消耗した…
聖歌を力強く合唱するシーンから始まるんだけど、今思えば宗教過激主義、抑圧的なピューリタン社会をそのまま表していた気がして、冒頭から気持ち悪さが拭えなかった。
姦淫の罪を告白>>続きを読む
NTLはおろか海外演劇を見るのも初めてだったけど、とても素晴らしい鑑賞体験だった…
演者も戯曲も音響照明も、並々ならぬプロが集まっているので舞台の総合芸術っぷりを感じたし、本当にありがたいことだなと…>>続きを読む
包帯巻きのシルエットが斜め上をいくかわいさだったんだけど、ウェス・アンダーソンは各作品に対してモチーフを作るのがかなり上手いなと気づいた。
40分の短編映画だったけどお腹いっぱいです。
これだけ期待される監督だと、ディテールに凝りすぎて複雑な構造になっていくのかなと思った。
ウェス作品を物語として100%理解できたことはないんだけど、前作の『フレンチ・ディスパッチ』から短いスパンで公>>続きを読む
事件に関わった人たちにはそれぞれの"真実"があるのかもしれないけど、ラストの台詞だけが確からしい感触を残していったな、と。
"フェミニズムは女性だけのためにあるのではなく、有害な男性性から解放されるべき男性のため、さらには社会規範によってミソジニー(女性嫌悪)を内面化してしまった女性自身のためにある"という文脈が2時間のう>>続きを読む
インディジョーンズシリーズ初だったんだけど、この予算規模でラストがトンデモ展開になるからほんとに…?って笑ってしまった。
素晴らしい幕引きでしたありがとう。
是枝・坂元でここまでクィアな映画を作れるんだってことに驚いたし、だからこそ当事者が救われるような作品にしてほしかった。
マジョリティに迎合するというか、LGBTQ+の存在を可視化するみたいなフェーズは>>続きを読む
ザファを観たら原作も読みたくなって漫画アニメを制覇したところバスケをやりたい衝動が抑えきれずボールを買い「磯野〜野球しようぜ〜」のノリで巡り合ったバスケ友達とゲーム後にハイタッチした衝撃で汗が散り空気>>続きを読む
コルムがあんなに拒絶してるのに執着し続けるパードリックはなんなんだ…と恐怖を覚えた当時。
その一方で、現実世界にいるわたしもまた(自分にとって理想的でない方向へ)変わっていく推しを見て、なんで!昔はそ>>続きを読む
鑑賞後、こんなにも気持ちが軽くなる映画体験は久々だった。
前田敦子演じる世永真帆や、その他の登場人物にも自己投影する瞬間はあったんだけど、"わたし"なのかもしれない蘇畑佳純という人物が、現実世界で息づ>>続きを読む
絵もいいし話も面白いし、満足感がすごい。
あとクマが尋常じゃなくかわいい。
戦争や中絶禁止、カルトとの政治癒着など世界中で21世紀とは思えない出来事が起こっているけど、それらを目撃してもなお受け止めきれないショッキングな現実が録られていた。
本作では"ゲイ狩り"なる迫害を受>>続きを読む
序盤のちょっとした引っかかり、懐疑心がラストで回収されるくらいには捻りのある脚本だったし、主人公に感情移入できない作品もひさびさだったので、いい映画体験をしたなと。
新進気鋭なタイポップカルチャーの勢>>続きを読む
タイは1%の層が67%の富を握っている状態だと聞いたことがあるけど、タイエンタメに触れていると一部の富裕層がみんな高学歴だったりするので、経済的にも教育的にも格差が激しい国だとは思ってた。
そんな中で>>続きを読む
ウェス作品は、美しいパフェを食べるときと似たような幸福感で満たされる。
鑑賞している間、映画館の最後列真ん中にいる自分ウェス・アンダーソン的じゃないか…?と思ってしまった。
シャラメがウェス作品と相>>続きを読む
この地球(ほし)の終わり方があんなにきれいなものだったらいいのにな、と思った。
環境保護活動に尽力しているディカプリオの抜擢は意図されたものだろうし、背景にある問題から目を逸らさないでおこうと思える映>>続きを読む
IMAXの12chサウンドシステムが臨場感をこれまでにないほどパワフルに溢れさせてきて思わず途中退席しそうになるほど怖かったんですけど、みなさんどうでした…?
目と口をそのまま生かした顔のぼかしが新しかったし、まとも(そうに見える)人が出てきたときのギミックもよかった。
ぼかしの気持ち悪さっていうのは確かにあったんだけど、象徴的だったのは冒頭と最後のシーン。>>続きを読む
スケールのでかいCGに大陸を、アクションに往年の香港映画を感じてMCUとは…?になってる。
「男がクズばかりだった」という感想をちらほら見かけたけど、個人的には男ってそんなもんだろと思ってて。
全員がそうだと言いたいわけではないんだけど、帰属してるコミュニティや訪れる場所によっては「そういう>>続きを読む
恋愛ものって、主人公に感情移入してときめいたり悶えたりするというよりかは「恋愛」を通してどう人物が動いていくかを第三者視点で俯瞰できるのが醍醐味だと思うんだけど、本作ではそれを強く実感した。
刹那主義>>続きを読む
ひと夏の恋、というよりは男性の脆弱性が浮き彫りになるような作品だなと思ったら、主人公15歳かそうか。
バイクに女に、自由奔放に遊び回れる兄との対比、ところ構わずお互いに夢中になれるステフ・キムと自分>>続きを読む
A24は世界観のなかに象徴的なアイコンを組み込んで製作するのがほんとに上手いな、っていうのはどの作品にも言いたくなる感想なんだけど。
加えて本作は、鑑賞者が視覚や聴覚からインプットしうる情報(≒演出)>>続きを読む
CMBYNからインスピレーションを得て制作した作品ということで、終始対比しながら鑑賞してた。
17歳と24歳の、違う世界線であれば"若気の至り"ということにもしてしまえるエリオとオリヴァー。
一方、>>続きを読む