motoさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

感想むっっず、、、
すごいものとすれ違った気がして二度見するみたいに思い出してる
わからなさ、共感できなさは大好きだけどあまりに色々見落としてる気がして
二項対立とか解決とか、あるいは自然の超越性とか
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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

Andrew Scottは本当にすごいな、、
夢と現実、生と死、中年と子どもの中間をただよう表情、声
何も言わずとも、痛みを抱えながら生きてきたことがわかる

コダックの映す室内が美しい
エレベーター
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バービー(2023年製作の映画)

3.4

「フェミニズム入門」といわれるのは(良くも悪くも)わかる気がした
「論理的と感情的どっちも同時にできる」的な台詞がいい

好きなのは変てこバービーとアラン!
うっすら疎外されているのに優しい。キレても
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.3

俳優の人数が多く年齢の幅も広いからか、より演技質(?)の統一の徹底ぶりが見えておもしろかった
淡々、早口、気まずさ
痛みを見せないってウェス映画そのものだよね

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

3.8

あったかい質感のなかで、他人への希望を手放してしまいたくなるようなことが起きる

おばあちゃんとティンティンの場面が美しい
あとイッセー尾形が英語でもちゃんとイッセー尾形の芝居をしててすごい

途中ま
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.0

はためく布のタイトルバック良い

アイスランドがデンマークの植民地だったの知らなかった…振り返るとひずみの数々に納得してしまう

教会の扉を閉める、セックスするために部屋の扉を閉める が同じ人物のまっ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.6

相変わらずループの名手すぎる
ループへの動揺よりもどう適応・活用していくかで物語が膨らむのが楽しい
ヨーロッパ企画あるある(?)「状況を理解してない上に調子に乗るやつら」がいないのもかえって風情に合っ
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波紋(2023年製作の映画)

3.7

ますます木野花を推しちゃう
中年女性が洗面所で歯を磨く姿って邦画でなかなか見ない気がする。普通のことなのにね

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.5

ディスクの反射光が部屋を彩ったり人の目を突き刺したりする
簡単に同調できない人物を描いてくれるから深田晃司好き

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

同化しないことと共にあることは両立できる
powers of tenのように、限りなく上空から俯瞰すればみな同じに見える。その視点は個々の苦しみを無視した暴力的なものにもなりうるが、個と宇宙を絶え間な
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

犬がかわいいという前情報だけ得ていた(本当にかわいかった)

破顔や号泣がなくても表情が語っている
カラオケ王との会話が呑気な漫才みたいで好き
横に並ぶことが親しさの表現に見えた

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.4

はたから見ればとっくに坂を転げ落ちているのだが、終盤になって楽観ムードが一気に冷えていくところは見ててしんどい

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

楽しい!!!
撮り方、ライブの演出、音の層、どれをとっても高揚した
音楽と映像をやりたくなっちゃうよ、人生が足りないよ、、

若い頃のデヴィッド・バーンもかっこいいな。踊れるヴォーカリストって、もう存
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

不協和音こそ祝福!な音楽
知性を身につけても予測不可能に飛び込んでいくベラ
雑多な世界を愛することと残酷さを排していくことは共存する

衣装が最高 『女王陛下のお気に入り』同様ダンスシーンがよい!
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.5

取り返しのつかない分岐点をありありと自覚したまま、結末まで歩き続ける

最初のピクニック場面が本当につらい 居場所がない
フルメタルジャケットに近いものがある

初めて尋問を担当した日の、植え付けられ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

ハッッッ!!!!ってなるところ、あと第一形態と3人組が好き

労力や技術もすごいけど、モンスターの身体とか乗り物とか、面白いアイデアがてんこもりすぎて圧倒される

ネトフリの家がやばい系ホラーといい、
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東京物語(1953年製作の映画)

-

また嫁入りだのなんだのかと思ってたらしんどすぎた…
原節子が職場で役としての素で応える瞬間きゅんとした

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.5

必死に訴えるローズマリーの長回しが続けば続くほど、聞く耳持たれてない感が増してつらい

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.0

俳優が変化する=観客が変化するってことなのかもしれない
リハを見る目がいつのまにかフィクションを見る目に変わっていた。声色や間の取り方が日常会話に近づけばフィクションを見る目になるというわけでもなく、
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.4

「行かないで」に「一緒に来て」
互いに求めあっているのに決定的に別れている
好きの中に憧れも嫌悪も含まれてる

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

世の中のすべてがダルくなってる訳じゃなく、自分の楽しみもこだわりも確固としてるイーニド バスに乗って、降りたいところに降りればそれでいいよと思った ヌンチャクおじさんだって楽しそうに生きてるじゃん

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.2

正面の小津構図が遠隔通信のときだけ現れるの面白い
人は意外と真正面でコミュニケーションを取らないということか?

君も出世ができる(1964年製作の映画)

4.0

60年代の日本にこんなミュージカルがあったとは
Americaのオマージュが楽しい。他にも気づかないだけで色々転がっていそう
フランキー堺はボールみたいにぽんぽん弾むし、中尾ミエは顔も声も好きすぎる
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トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.5

色調も絵も最高
車を開け閉め、事故のあと車から出る人々、開く傘の同時多発が、かわいいミニチュアを見ているよう
毎回絶対に着替える広報係が好き

RRR(2022年製作の映画)

3.5

技術のラーマとパワーのビームって感じで、殺陣に個性が出てて非常に良い
評判の割にバーフバリの方が好きだったな。笑っちゃうくらいダダ漏れのカリスマ性がたまらないので

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