motoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

熱い、、、、脅威の目を避けて生き延びるのはもうたくさん、見る/見られるの権力構造をひっくり返したいのだ。勝ちたいのだ。
2周目で気づいたのは、OJとエムが遠くから視線を交わすシーンが(序盤から)けっこ
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.5

ストップモーション最高
人体では再現不能なテンポで、ウェス味が濃縮された感じ

キャバレー(1972年製作の映画)

3.8

話に聞いていたシーンは確かに怖い
歌は人を解放するし統率もする

自由な自分の居場所の、消えそうな輝きを抱きしめようとするサリーの腕

パフォーマンスシーン最高すぎてボブ・フォッシーの動画漁っちゃった

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.5

大事なイベントでやらかす共感性羞恥案件かと警戒していたが、それぞれの努力・スキルが花開くよき群像劇だった
異性愛家父長イベントではないかたちを描こうとしてると感じた。「出た人みんなをハッピーにさせる場
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

建物、衣装、人物すべて美しい。というか惚れ惚れする
歴史のようでほぼ抒情詩の感覚
無機質なロゴタイプ、これ以外ありえない

話はオリエンタリズム(民族、女性)あるね……

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

2.2

風合いは好きだけど行動がアウト…というかアウトさを風合いでごまかされている
クドカンどうやってリメイクするんだろう。男女逆転したとて解決するとは思えないが

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

2.7

う〜〜ん全体としては好みじゃない…
刑事だけ明らかに(異言語の人間から見ても)演技質が違うのは意図があるのか

コロンバス(2017年製作の映画)

3.8

建築も画もいいぜ…
こんな建築群の町があるとは知らなかった
無機質で大きな構造物に安心できるのは、自分を投影させてくれる器の深さと、人間を意に介さない佇みゆえか
手書きの直線に感じる美しさ、あったかみ
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

3.9

カサヴェテスはいい意味で長く感じる
嫌がる顔を無理やり覗き込むようなカメラはエイジズムの視線?
カサヴェテス演出・夫婦で出演のテネシーウィリアムズとかあったら見たかった

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

ハダシ、ビート板、ブルーハワイ!あだ名が三浦直之でいつ高の世界線だな〜
胸キュン映画を撮る女の子にも譲れないものが垣間見えた。ダブル巨匠になってほしい

逃げた女(2019年製作の映画)

3.3

言えない言葉を言わないまま残して移動する感じ
友人が訪ねてきたらささっとりんごを剝ける大人になりたい

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.9

寝た気がしない夜ばかりでかわいそうだった
(あちこちで見かける感想だけど、)どうして何の厚みもない記号的意地悪女子を出すかね

唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

2.3

アンポンタン潤沢予算TOKYO
端々の女性描写が、ああ“HENTAI”の国って認知されてんだなーと…笑える位置付けなんだなーと…

不要なリアリティを追わずにテンポ優先ではしょっていくのは大賛成(防犯
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.8

ワンダは去る場所や届かぬ場所を見ることしかできない。でも彼女は見ていたのだという記録。その記録が持つ意味はもちろん個人をこえる。でもワンダに言っても「難しいことはわからない」と首を振るだろう
青の美し
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

個人の生活と政治と宇宙、ミクロとマクロの間で歌い踊るショー!
思いもよらぬ角度から直球が飛んでくるような
fukaiproduce羽衣に似た多幸感

選挙に行く/行かないの割合を客席を照らして示す発想
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家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

4.3

ストップモーションアニメのホラー、強固固な質感あるからこその恐ろしさ、容赦のなさよ!!
家の造形が美しすぎて引っ越し欲が高まる。話としては間違いなく減退させる系だけど…

Arc アーク(2021年製作の映画)

2.4

色味は好き、良い画も多かったんだけど。
主人公達の淀みない台詞、インタビュワーの人間的しどろもどろと好対照で異様さが際立つ。しかしそれが基調なので圧倒的ニセモノ感
期待していたが、センスオブワンダーよ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

テイストかなり好きかも
カモンカモンのような微細さはなく、黒で潰れてる部分も多いし、全体的に質感が薄い(モノクロ表現として微妙ってこと…?)。意図的でなくとも、そのさっぱり加減がいい
都会を突き抜ける
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

中間調の微細な表現が世界を豊かにしていた。声と音の映画でもある。手探りで紡ぐ言葉が幾重にも

子どもも冷静な視点を持つし、大人もとり乱す
子どもだって先天的にモラル・寛容性完備ではないだろう、教育でい
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

すごい…だからこんなに長く単調なのか…
まさに時間の経過。味わった退屈も異変も彼女と同じ
一方、暗い部屋に残される、不意の切断に遭う、と、常に彼女の一歩後方に置かされて、「わかってほしい」と「わかるま
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