ベムさんの映画レビュー・感想・評価

ベム

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絞殺(1979年製作の映画)

3.1

昔読んだ近親殺人という小説を思い出した。近所に住んでる家族の、悲惨なんて分からない。殺人の割合が多いのは、家庭内だと聞いたことがある。そんなことを、思い出す映画でした。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.3

暑苦しいほどの昭和男映画です。個人的に、この作品を超えるほどの俳優と女優は今後出てこないと思います。殺気、嫉妬、恨みが登場人物みんなに100%詰まった作品でした。最高です。

血と砂(1965年製作の映画)

3.2

コミカルと戦争の厳しさを教えてくれる映画です。拳銃ではなく、音楽で戦う兵隊です。あと、もう少しで終わってたのに…

東京暮色(1957年製作の映画)

3.7

作品内容は、陰鬱ですが軽快な音楽が表情をカラッとさせます。小津作品の好きなところは、役者の感情を大袈裟に表現しないこと。なので、観ていて疲れない。140分という長さを一切感じませんでした。

成れの果て(2021年製作の映画)

3.7

この作品を観たときに、桐野夏生の"グロテスク"を思い出した。女性の美醜の価値観、嫉妬などを描いた作品で、人間の本音が成れの果てでも垣間見れた。個人的には、胸糞よりも本来の人間の姿であり、臭いものに蓋を>>続きを読む

GONIN(1995年製作の映画)

4.1

邦画の歴史でも名作中の名作だと思う。撮影カットと俳優の演技が、素晴らしい。個人的に、北野武の殺し屋の雰囲気というか登場しただけで空気が変わる。この人、監督としても凄すぎるのに、俳優でも天才なのヤバすぎ>>続きを読む

フローレス(1999年製作の映画)

3.8

やっぱりデニーロの演技が好きだと思った。喧嘩したり、嫌いになるほど相手を想う心を知った

コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

2.2

何故、大人が騙されてんのか分からなかった。少し考えれば必ず分かることなのに。

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.7

離婚、虐待、差別などを直面して解決するドキュメンタリーではなく、子供の頃のトラウマを心の何処かにあるけど人生は止まらずに進んでいる。一番リアルで、優しいドキュメンタリーだった

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.3

過去の名作演出を詰め込んだ作品でした。もう少しオリジナリティがあれば良かった

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

2.5

やっぱり、個人的にクローネンバーグ作品は苦手でした。。。

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング(2019年製作の映画)

4.0

イギリス植民地政策や腐敗した役人たちと戦う一人のパンクな男の物語です。全てがカッコよかった。

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0

ハンニバルシリーズで一番好きかもしれない。個人的にデヴィッドフィンチャー作品が好きだから投影するとレッドドラゴンが雰囲気似てる。(エドワード・ノートンに引っ張られてる)

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.4

レクター博士の残虐さと天才な部分を感じ取れる作品でした。最後の食事シーンが怖すぎる

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

レクター博士の冷静さと天才的な頭脳がすごい。猟奇的な人間が心理分析も出来たら誰も敵わないと思った

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.2

資本主義が生んだ貧富格差の最悪な末路です。胸糞が悪いというか、誰かが努力したり積み上げた資産や幸せは、弾丸1発で全て無になってしまう。忘れてしまってるけど、本当の弱肉強食は人の憎しみで一瞬で変わってし>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

伏線回収と時間軸の融合された作品でした。昨今ではカラーと白黒で、時間軸を表現してるけど全て白黒でも面白いなと思いました。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

討論の途中に、雑談や趣味の話をしてるのが良い。誰もが論破したくて討論してるのではない。みんなが、真剣に一人の人生を決めてる。

メメント(2000年製作の映画)

3.4

時系列記憶サスペンスです。上映途中で、点が線になり意味がわかってきます。良い作品なんだけど、個人的にノーラン作品はどう?カッコいいだろ?みたいな雰囲気が苦手です

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

ゆっくり丁寧に、物語が構成されてて台詞の無いシーンでも2人の感情が伝わってきて良かった。表情と目線で、映画を撮るということのお手本の作品だった。

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.6

壮大なアイスランドの美しい光景を、ワンカットで映し出していた。映画の途中で、馬の死体が雪に積もり暖かくなり、骨になるまでの映像が良かった

黒い家(1999年製作の映画)

3.5

youtube(2週間限定公開)なので、観ました。内容と役者さんの演技は素晴らしい上に、カメラワークと編集がうますぎる。橋の上で走るシーンがその男、凶暴につきを思い出させた

デカローグ(1988年製作の映画)

5.0

新宿のブックオフで、ジャケット買いをしました。何か不穏で憂鬱そうな雰囲気でした。まだ9,10話しか観てないけど、めちゃくちゃ大好きな作品です。

クリスチーネ・F(1981年製作の映画)

3.2

めちゃくちゃ鬱になる。やっぱりヘロイン注射が一番やばいし大麻が遊びに見えた

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

論理的思考と感情のバランスが良い。どっちにも偏らずに、最後まで良かった。

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.7

編集、カメラワークが自然すぎて集中が途切れることなく観れた。跡地の怨念と歴史に人がいて歴史の人達の屍の上に自分達が生きてることを思い知らせた

ラルジャン(1983年製作の映画)

3.8

ブレッソン2作目ですが、脚本と台詞だけだとつまらないですが音と映像構成で一流の映画作品になってます。数ミリの歯車が狂って、最後に大きな間違いを犯す。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.8

環境、思想、人間関係などを直接的に主題にするのではなく視聴者に問いかける。作り手と受け手の距離感は、芸術作品において重要なんだけどブレッソンはめちゃくちゃ上手かった。

野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.4

幽霊のような、個性を消す松田優作が凄い。本当の凶悪犯またはサイコパスは、存在してるようでしてない人物なんだろうと思った。

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.4

社会は酷い!人が冷たい!ではなく、みんなギリギリで救える余裕なんて何処にもない。ギャスパーノエのカノンを思い出す。

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト(1992年製作の映画)

3.2

酒、ドラッグ、賭博、女好きな汚職刑事が、全てのツケが返ってきて神に見放される映画

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