湯卯樹さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

湯卯樹

湯卯樹

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サトリア・ヒーローズ: 暗黒の逆襲(2017年製作の映画)

3.5

インドネシア発のヒーローにして、石ノ森プロも携わった作品の劇場版。仮面ライダーBKLACKやRXを彷彿させる作品。

かつて、サトリアと言われる戦士になりながら道を誤った今回の悪役が復讐のために人類を
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.5

新年一発目の映画始めは恵比寿にてフランス映画。

過去の男性遍歴に悩む女性と家族との関係は悪くないものの、都会でイマイチ上手く誰かと繋がれない男性の話。過去と現在に向き合いつつ、自分を愛し、隣同士に住
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.8

佐々木みたいなやたら元気いいやつは、やっぱり何か抱えてるけど憎めない。
売れない役者の話だけど、昔興味があった業界ながら身近な女の子がいるのと役者やってる以外はゆうじと似たような体たらくだから胸が詰ま
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.5

俺が馬鹿すぎるのかわからないが、メッセージ性をちゃんと理解できずとも心の内というか生々しさがありモヤモヤした。

実写ともCGともとれる神秘的、透明感、澱み、暗さを合わせた綺麗な映像が良かった。

スウェット(2020年製作の映画)

3.1

カリスマインストラクターの虚栄と重圧を描いた作品。

もう一捻り欲しいが、人気や承認欲求、愛は人を狂わせるよね。

バイク泥棒(2020年製作の映画)

3.5

自転車泥棒を彷彿とさせるけど、違う。

ルーマニアからの移民が商売道具であるバイクを盗まれ···

もうちょい後も描いて欲しかったが、どうとでもとれるラストにグサリときた。

ああやってみんな取っ替え
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his(2020年製作の映画)

3.6

男性同性愛者とその子供、奥さん、周囲の人間との複雑だけど温かい話。

失恋により都会から越して田舎に住む寡黙な青年と都会に住み娘の親権を巡り妻と離婚調停中の明るい青年との対比、男と女の対比がツボにハマ
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カンフー・マスター!(1987年製作の映画)

3.5

シングルマザーと少年の仄かで危ない愛の物語。

80年代のアーケードゲームと連動させて、ちょっとスモークのかかった2人の感情や雰囲気を表現するのは上手いと思った。

SOUL TRAIN ソウルトレイン(2006年製作の映画)

3.3

令和の今じゃ中々厳しかろうしがないレンタルビデオ店での25歳と30歳の童貞二人がイケメンバイトの彼女に恋したり妄想したりむしゃくしゃする話。

掟ポルシェの演技がまんま掟節満開で腹のそこから笑えるし、
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

90年代の訳ありな少年達がスケボーに明け暮れ夜遊びもしながら傷を抱えながら日々を過ごす。

90年代は、もう遠い過去になんだなと痛感。

追龍(2017年製作の映画)

3.9

レビューが遅れたが、香港の刑事とヤクザの切っても切れない男同士の関係はツボる。

僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.4

渡辺大知は、こうゆう癖がある人がいいが、モヤモヤを抱える役はハマってると思う。

相手の女の子は、良くいる悪気は無いが、男を振り回すタイプ。
見ててすごく苛ついた。

こうゆう友達なのか恋人なのかわか
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

青春ムービー。

やはり、アメリカの学生や学校はもう格というかなんというか違うなと毎度思う。

オタクでは無い冴えない感じ、真面目腐った感じの2人も良く、チャラい同級生達が遊びまくる一方実はいい大学に
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劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス(2020年製作の映画)

3.8

5ヶ月待ったよ、本当にありがとう。

ウルトラマンタイガの劇場版にして完結編、ニュージョネレーションヒーローズの集大成。

詰め込み過ぎだけどウルトラマンタロウとタイガの親子物語、2世代に渡るライバル
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私が結婚した男(1940年製作の映画)

3.6

ナチスに傾倒するドイツ人夫を持つアメリカ人の妻、そして実は夫がユダヤ人とのハーフだったというオチ。

流れる血や国籍、情勢でここまで家族関係は崩壊する。

後味が悪くも77分とまとまっている。

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスク(2018年製作の映画)

3.7

田舎からウィーンのタバコ屋に就職した青年が店主やフロイト、娼婦との交流の中成長する話。

主人公の頭の中の表現、ナチスが忍び寄る中での暗い悲劇による悲しさと重さを描きつつ17歳の心情変化が見れる作品。
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

パキスタン人の移民の青年が歌や詩に触れ成長し、家族の柵から抜け出そうとするサクセスストーリー。

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

先日観てきた。

何気無いけど嫌味が無くひたむきにボルダリングを頑張る少女と温かい青春と優しさを感じる回りの先輩や同級生達にほっこりした。

劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ!~映画になってちょーだいします~(2020年製作の映画)

3.3

実は、ミラージュ✕2のファンである。
ファントミラージュは軽く観る程度だがスクリーンで観る可愛い子達は、目の保養になる。

都会のド真ん中の映画館でアラサーの男が貸切状態の中女の子が主人公の映画を観る
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.8

3のみ観賞。

イップ・マン完結編。

これまであらゆる外国からの脅威と戦い今度は詠春拳や中国人のプライドをかけて異国の地アメリカで命がけで戦う。

ブルース・リーも少し絡みブルース・リー伝説の続編を
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私がモテてどうすんだ(2020年製作の映画)

3.6

原作は知らないが、主題歌のGirls×2や特撮出演者も出ていたので観賞。

BL好きのオタク女子が推しキャラの死がきっかけで寝込んだら・・・

あら、劇痩せして美女になるは、学校のイケメンにモテるはで
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

怪我をした高校陸上部のエースと学生時代から小説が好きで小説家を目指すバツイチの40代ファミレス店長の恋物語?成長物語である。

ファミレスという様々な人間が行き交う場所を主軸に、進むことも止まることも
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.9

多様な民族や彼等の家庭事情と学園の音楽コンテストが混じり合う。

悲しみを内包した優しさを歌や演出で表現していて素晴らしい。

罪と女王(2019年製作の映画)

3.7

児童保護の弁護士が医者である夫の前妻の子と一線越える話。

AVでは良く見かける展開だが、こうやってみると苦しいし、本来子供を守る立場の人間が逆に未成年の若者を追い詰め本人は正義ヅラとは胸糞悪いが、こ
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.5

久々の恵比寿。
フランス映画は好きだが、前作もうろ覚えながらなんか続編はパンチが弱いというか寝落ちしてしまった。

何故だ?フランス映画は体調のコンディションに左右される。

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.6

久々の映画梯子。

アナには、哀愁を感じさせながらも吸い込まれる美しさがある。

アクションシーンも多少生々しく感じたが、よくあるストーリーと女性の孤独さ、スパイの葛藤が身に沁みた。

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.7

3ヶ月ぶりの映画館にしてガチで久々の映画観賞。
やはり、映画は映画館で観たい。

中学生でも低学年でもないが、大失敗やらかしたり、小さいことで悩むクセに無鉄砲な行動に出るのは、12歳あるある。

昔を
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片腕ドラゴン(1972年製作の映画)

3.6

道場仲間の復讐のため、片腕を失った武道家が敵対する流派とその用心棒達と死闘を繰り広げる。

空手やテコンドー、ムエタイの構えなど素人から見ても明らかになんかコレジャナイ感はある(笑)。

片腕を失った
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

3.8

双子の設定等多少強引な点はあるが、銃撃戦や悲劇性は、前作を踏襲かつパワーアップしている。

悪の道から抜けるのは大変だし報われにくいが、男達の腹を括る戦いはやっぱり痺れるぜ。

シンクロ・ダンディーズ!(2018年製作の映画)

3.6

シンクオアスイムのイギリス版。

男子シンクロスウェーデン代表の活躍がベースの作品。

フランス版に比べ唐突すぎる展開だと思ったが、練習シーンや女性コーチの性格等はマイルドになり観やすい。

ただ、フ
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.7

ちょっと同性愛も入った高校生の淡くて緩い三角関係。

異性感の友情一歩前ってこんな感じか?

プールの青さと制服の白さがまさに藍色の心の静かだけど深くて清い恋心を描く象徴になっていると思う。

我なが
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.8

香港マフィアの顔役が主人公の香港ノワールの王道。
仕事に失敗し、舎弟には裏切られ父や警察官になった弟、弟の恋人、かつての相棒が巻沿いを喰らう。

裏社会の人間と警察官という構図を兄弟に当てはめたのは面
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.0

レ・ミゼラブルの舞台になったとあるパリの郊外。

警察機構の高圧さ、黒人層やムスリムの問題、色々組み合わさる複雑さ。

過去に児童館や保育園のバイトやっていたから少しは想像できるが子供が徒党組んでの反
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.2

日本でいう震災の年の1年後にあたる2012年から2016年のシリア某所の惨劇や戦争に巻き込まれた市民の生々しい傷、新たな命の息吹、一瞬で消えた小さき命・・・
俺が不貞腐れのうのうと飯を食い続け15年近
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