近い誰かを見てるようで、自分を見てるようで。このアングルでないと見れない感情があり。フェイの魅力に溺れそうになる。この人でないと愛せないと。
"I'm as real as a donut, motherfucker."
弁護士が話すあの空間の面白さ。滑舌の悪さとスマートな振る舞いの絶妙なバランス。
決定された人生などない。今の自分にできる選択をしてゆく。
生と死は誰もが向き合うコンプレックス。生を受けたら続けなければならないのか、そうとは限らない。
演出に関しては色々言われているが、原作と演奏の力が強すぎてどうでもいい。芯から震えた、死ぬほど泣いた。大らが演奏毎に死ぬのならば、自ずとこちらも死ぬ。音楽とはこうであれ。
追記2回目鑑賞
家で一人で>>続きを読む
混乱した自分を不器用に訴える。こんな自分でもそばにいてくれるか試そうとする。少なからず彼らはそう生きている。
人々が神格化し象徴とする、その対象はなんだっていい。と思ったが違う。
全てを滅ぼし全てを統率する力こそカリスマ。
統合されてゆく様を歩容、服の配色まで繊細に描く。ベラを用いて世界の哀れさが露出していく。
そうだ人間は異様なんだ、と思い出させてくれる。
極端化させたキャラ設定とか違和感演出で現実味を帯びないようにする妙技。
1:02:10〜がこの闘争の全てを語ってる。芥正彦、魅力的すぎる。
岸井ゆきのの笑顔には代わりのきかない何かがある。ケイコの意外と浅い考えと素直さが、強さなのかね。
少人数でもそこには世界があって、性も立場も超えた関係が生まれてる。男が登場しないのに存在をリアルに感じる、醜さまで感じる。あの数字見るたびこの映画思い出してしまう。
人は生のある限り、愛を欲して愛に翻弄されるのか。この2時間で全感情を体感した。それも未体験の歪な。思わぬ方法で人の心は動く、意図的に逆にも動かせる。これはかなり恐ろしいこと。ところで、あの遊びがしたい>>続きを読む
絡まり、もつれるように思えたがなるほど。関係のほつれではなく、自身のほつれか。少しずつ欠けていった先はどうなる。
キッズリターン、チンピラに次ぐ2ケツ名場面認定。
魂の数だけストーリーがあり、車を走らせ血が流れる。クサくて最高だ。
"一人足りねえな"
ナンセンスなユーモアが良い。劇中のアクションは殺陣でなく"殺し"、紛れもなく。
岡田准一、武術家・俳優・演出家の域を超えている。オリジナルを確立しつつある。