346さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.4

どんなことで悩んでいようが、どんな境遇に生きていようが、孤独はおんなじ色をしていると思う。
リリーだけが特別じゃない。
同じように自分も特別ではない。
だから、真っ暗闇の孤独の中で泣いているリリーの姿
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

うーん、何も書く気がおきなくて、放置してたけど。うーん。

あのオープンニングで、伏線張るのはどうなのかな。あそこまで情報を羅列して、あとから使いますよー。は、後半への説明を減らす苦肉の策なんだろうけ
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.9

こういうの王道すぎて、斜に構えていたいタイプなので、ずっと手に取れなかったごめんなさい。
かといって、この映画の話になると観てないのも恥ずかしくて知ったかぶりしてごめんなさい。

いや、よくできてた。
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大いなる幻影(1937年製作の映画)

3.6

なんだろう。あんまり乗れなかったな。優雅すぎて。

最近、「サウルの息子」を観たからかもしれないけど、その差というか、この映画の収容所はすごく暮らしやすそうで、みんな和気あいあいとしてたから、なんで脱
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.4

普通に面白いけど。

この映画、もっと面白くなったはずだと思うと少し残念なので減点しました。アイディアとしては、そこまで斬新なものではないと思うけど、その発想の扱い方は捻りが効いていたと思います。
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.9

君の名は。が話題なので、深夜にやってたやつを録画しておいたのを観た。

新海誠さんに関しては、雲の向こう、約束の場所 があまりにも糞すぎて、てか、このひと思春期にまったく人と関わってこなかったんじゃな
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.4

早稲田松竹に映画を観に行ったその足で、ツタヤに駆け込んで借りてきた一本。

超絶技巧ここに極まれり!と言った感じで、まぁ、それはそれは美しかった。もう冒頭のシーンから、クラクラするぐらいに魅了されて、
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

3.5

早稲田松竹にて、先に冬冬の夏休みを観てしまったため、打ちのめされてこの映画の冒頭をぼんやり観てしまったことを後悔。

それにしても、冬冬や、恋恋に比べると少し荒い気がして。詰め込まれた衝動によって若者
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

5.0

あまりに夏らしいことをしてなかったので、8月31日。駆け込むようにして観た夏は、一生忘れられない夏となった。いや、正確には忘れてしまっていた本当の夏がそこにあった。

そしてようやく理解する。少年にと
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.4

いやぁ。やっぱり自分は保守的な人間なんだろうか…。この映画を単体で評価するなら、それなりに面白い映画だと思うけど、どうしても過去作と比べてしまうから、評価としては低くなる。てか、自分の中で、リブートす>>続きを読む

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

4.2

ミシェル・ゴンドリーの映画って何か鼻につくから好きじゃなかったけど、これは素晴らしい。
でもハードルあげたらダメな映画だろうから面白い!とか、泣ける!とかは言いません。…いや、やっぱ言いたい。面白いし
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.9

展開がまったくみえないこと。
この功罪。

どんなパニックムービーでも、最初に登場人物たちの日常が描かれるのは、緩急をつけるという理由と、観客に登場人物たちの求めるものを提示するためだと思う。

例え
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.4

うん、やっぱビル・ナイって存在感あるよな。なんか血の通った幽霊みたい。まぁ、悪く言えば浮いちゃってるわけで(幽霊だけに…)
だから、それはそれで面白いんだけど、なんか、もっともっと彼が輝く映画がみたい
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野良犬(1949年製作の映画)

4.3

あの出だしのテンポの良さ!
そして、そのままのテンポで行くのかと思えば、銃の行方を追う村上の足どりを、これでもかというぐらい執拗に描くあのメリハリ。
こりゃ、やはり大監督。

緻密な脚本だからこそ映え
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カメレオンマン(1983年製作の映画)

3.8

フェイクドキュメンタリーとして、この時代にこれほど完成されているものがあったのかと驚きました。きっと、フォレスト・ガンプの元ネタもここなんでしょうね。

もちろん、フォレスト・ガンプはそのアイディアを
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.3

フランスの映画ファンが選ぶウディ・アレン映画No.1っていう記事をどこかでみて、納得だなぁと思った。

自分はフランス映画が苦手だ。
これは超勝手な思い込みだけど、フランス人は人生がとても充実してるん
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

3.4

うむー。
昔からオチがすごいとは聞いてたけど、こういうオチがすごい!は、もうあの流れしかないから途中で気付いてしまって、なんだかな。
というのも、この映画のフォロワー的作品にたくさん触れてきたからだろ
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アリスの恋(1974年製作の映画)

4.2

マーティン・スコセッシ監督作品でこれは!と思ったものがない昔から。
なんだか個人的に、スコセッシは映像作家という色合いが強くて、タクシードライバーは好きだけど、意外と職業監督としてもこなせるあたりがな
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ハードエイト(1996年製作の映画)

3.9

ポール・トマス・アンダーソンは大好きで思春期に観たブギーナイツ、マグノリアにはかなり影響を受けていると思う。だからインヒアレント・ヴァイスまで新作が上映されるたびに全て観てきたけど、この作品だけは大事>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

いやぁ。感慨深い。
ゴジラにこんなに人が入ってるなんて…。ゴジラがオワコンだったのは、平成ゴジラで育ってきた世代の共通認識だったわけで。

それに、映画館で観るゴジラで初めてと言ってもいいぐらいにワク
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.7

観たよ。
ラストアクションヒーローって、ここが原点だったのか。

すごくロマンティックで、「私のハートがフェードアウトした」なんて台詞にうっとりもした。
クライマックスまでは大好きだった。

でも、ん
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

面白かった。分からなかった。が、両立する映画は芸術作品だけかと思ってた。

なんだろう。オリンピックになってはじめてそのスポーツを観戦した気分。
そして、それなりにルールを把握してそれなりに応援して感
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

観る前は、重い歴史物なんだろうな。こういう映画は奇をてらったような演出は少ないし、そんな真正面からの訴えに、気圧されちゃうんだろうなぁ。なんて思ってました。

いやぁすごい。
新人監督なんですね。だか
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EDEN/エデン(2014年製作の映画)

3.3

うん、やっぱりフランス映画だなって感想。
もうほんと、自分がアメリカ映画に毒されてるのがよくわかる。

あの、冒頭に掴みのないかんじ。キャラクターをハッキリも打ち出さない感じが気になってしまって。
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ウディ・アレンのバナナ(1971年製作の映画)

3.8

うん。すごい尖ってるとこもあった。
あくまでスポーツ中継なのもかっこいいし。暗殺事件から初夜中継までおんなじテンションといういさぎよさ。

ゲバラなのかカストロなのかわかんないけと、核戦争間近までいっ
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.6

うーん、新感覚なのかな?あんまりホラーを観ないから土壌がなくて、その新鮮さが少しわかんなかったかな。

やっぱり欧米の人はお化けは全部モンスターなんだよね。
物理攻撃できるってのが、最後までピンとこな
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

2.7

前から密かに思ってたけど、あんまりアルドリッチ好きじゃないかも。

なんか、大味なんだよね。
それが彼の良さであるのはわかるんだけと、なんか、キャラクターの細かい感情がなくて、雑なイメージ。

最初か
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.2

ずいぶん前に観たからいつ観たかも忘れちゃった。よく考えてからレビュー書こうと思ったけどなんかどうでもよくなってきちゃった。

自分の周りでもというか、賛否両論なんだけど、結局は、おんなじところを褒めて
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007 スペクター(2015年製作の映画)

2.8

意外と評価高いんだなぁ。

個人的にはダニエル・クレイグ版の007はスカイフォールから受け付けません。
やはり、あまりにカジノ・ロワイヤルが名作だったと思ってて、あれが1番、ダニエル・クレイグの良さを
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.9

予想外に面白かった。

予想外というのは、インターステラーで同じようなマット・デイモン観てたし、キャスト・アウェイの宇宙版って感じがして、なんか、観なくても映画の内容を想像できてしまって評価が低かった
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.5

高校時代に観て、途中で寝てしまって以来の鑑賞。

うん、確かに今でも通用するぐらいのカットワーク。そして、あの陰影。
なにより、役者としてのオーソン・ウェルズの怪演によって、古さをそんなに感じなかった
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.7

うーん、結構前にみたんだけど、なんだかレビューかけなくて。
というか、特に書くことかない。

なんだろうか。すごく出来が良くて、何も突っ込むところがなくて、それは悪いことじゃないはずなのに、この寂しい
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.2

もっとお馬鹿で笑えるのかと思ってたけど、そうでもなかったかな。

設定としては面白いんだけど。
なんか、弾けきってないというか。
このままの設定で(過激な部分は排除されるだろうが)日テレあたりでジャニ
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.2

え?古い映画じゃなかったの?
と、観終わって調べてびっくりした。

荒さが絶妙で、本当にあの時代をそののままフィルムに閉じ込めたかのような息苦しさが充満してて。
だからこそ、あのふたりの無垢な命の輝き
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トライアングル(2009年製作の映画)

3.6

ループものだったら、これを観たほうがいいって勧められたので鑑賞。

もともと、ループものってすごく好きなんだねど、好きだからこそ緩いとこだったり、雑なとこがあると、すごく目についちゃうので、あまり期待
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.8

子供の頃、観たかと思うけど、細部を失念してたため。改めて見直してみたんだけど…。

いや、すごい。
なにが、すごいって、あの映像美!
同年にあの「風と共に去りぬ」があることにも驚いたけど、それも監督も
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