あさひさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

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まるでドキュメンタリーを観てるようだった。
「戦争は常に人間の最悪の部分を引き出す」
人が人じゃなくなる戦争の怖さに目を覆いたくなった。
それくらいのリアルさを感じた。
物より人の命が軽く見られた時代
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

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工場のコミカルな動きがまるでアニメーションのよう!自動お食事機のシーン、とうもろこしすごく印象に残った

機械に労働力や人間としての行動を奪われてしまう風刺を描いてるシーンだということを知って観ると、
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(2007年製作の映画)

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ゆらゆらと揺れる思春期の目覚めの瑞々しい瞬間

表情やどこか垢抜けてない青さがある感じがつまった14分

短いけどそれをあまり感じさせない、
水に潜ったときのあのゆらゆらとした感覚が心にずっと残る

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

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忘れてしまっても人は必ず誰かの中に生きつづけるものなんだな。

ラストの演出は愛に満ちてて素晴らしい。
「許すことは心の部屋を一つ空けること」それって受け入れる、その人の痛みや弱さに手を差し伸べること
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

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子供の頃はおじいちゃんもおばあちゃんも初めからおじいちゃんおばあちゃんだと思ってたけど、
同じように若い頃があったんだなぁ。

そのときめきや憧れを楽しんでる姿に
元気になる。

ただ若さを謳歌するだ
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

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純粋に惹かれあって恋をしたけども
若かったんだなぁというヒリヒリ感

徐々に互いに心の底では感じてる
すきだけじゃだめなんだっていう
言葉にしない想いを互いにぎゅうっと
抱きしめてるのが切なかった。
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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異星人に飼い慣らされてた人間が
知恵をもち彼らからの独立を試み別の惑星を目指す話。

どのカットも絵が引き込まれるし
この世界観どうやったら思い付くんだろう
人間のなかでもはじめ知恵をつけた高等人種と
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

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ずっと一人ぼっちだったぶたのところに
転校生としてやってきたきつね

みんなに人気者のきつね
きつねといると
嬉しいきもちや楽しいきもちになる。
みんなに囲まれてるきつねを見たときの
痛みとかぶたにと
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七人の侍(1954年製作の映画)

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侍たちがかっこいいなぁ
皆それぞれ強さだけでなく人間味が
溢れてて

百姓と侍の身分さというところで

百姓に対して
どこか心の中では見下してたりする
周囲の描写があるが、中盤の菊千代の言葉は百姓の心
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

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「一瞬は私たちを逃さない」
皆同じように時間は流れてて
人それぞれに大切な時間も悲しい時間も
生まれてて
そのなかで出会えた人や
その時間を一緒に過ごせるって
どれだけ尊いことか。

12年間、これが
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花とアリス(2004年製作の映画)

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奇妙な三角関係がメインで描かれてるけど、花とアリスの友情の方が目をひくなぁ

バレエのシーンの美しさ
音楽の美しさ
歩くカット
どこも見惚れてしまう

大事な場面での巨体アトム
落語発表会裏での告白
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

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全体の艶かしい空気、生々しさが
怖いくらいであった。

キリシタンの家で生まれながらも
そこに背くように淡々と人を殺めてく
巌と
神に誓って自分の本能を抑え込む父親
本能と制欲
過去の幼少の所から考え
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百円の恋(2014年製作の映画)

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安藤サクラさんのお芝居がお芝居に見えないくらい自然で、体重の増減も
すごいの一言

ニートからの代わり映え
家から100均へ行くまでの道なりが
最初と最後じゃ全然意味違う

負けて悔しいのは戦った証
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

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フロローほどの嫌な役初めて見た
まさに我利我利亡者

ガジモド、フィーバス、エスメラルダ
それぞれがそれぞれの勇気に惹かれあう

悪を倒すためでなく、大切な人を守るための勇気ある行動をすることを教えて
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海月姫(2014年製作の映画)

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原作キャラクターの再現度がすごいなぁ
菅田将暉さんのスタイルが本当に美しい

尼ーズと蔵之介
みんながそれぞれ自分の大切なものを
見つけてる、それ自体眩しいことだけど
そこに自信が加わったら無限大だな
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雨あがる(1999年製作の映画)

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音楽が美しい。
そしてなんと優しい気持ちになる
時代劇だろうと思った。

優れた剣術をもちながらも花を咲かせれない浪人の三沢とそれを陰ながら見つめる妻のたよ。

「何をしたかではなく、何のためにしたか
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

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圧倒的に美しく、残酷な映画だと
思った。

圧倒的自然美の象徴であるタージオ
対しての作曲家として創られた美
であることの根底の平凡性を突きつけられるアシェンバッハ

終始、会話はなく目を合わせて
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

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人間の生と死ともうひとつ
人は何をもって生き、死とするか


杉咲花ちゃんの激しさを感じるお芝居にはいつも生きる衝動を感じる。

多くを語らない青年にとって
元カノ、親子、隣のおじさん、少女が
彼にど
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パッチギ!(2004年製作の映画)

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喧嘩、友情、恋、歴史が交錯する。
1960年代後半を描いた本作
朝鮮と日本の歴史やベトナム戦争、
過去と現在進行形で起きている争い、
学生運動
台詞にもあった「目をそらすなよ」というメッセージ性を感じ
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キリング・フィールズ 失踪地帯(2011年製作の映画)

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淡々とした会話、皆にこりともしない。
犯人を追う刑事の仕事の顔。犯人の動機とかはっきり描いていないのは性犯罪が欲を満たす本能的な動機だからなのかな。
「神も秩序もない」という言葉がそれを表してるのか、
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

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人を想うことは
周りを壊すエゴかもしれない

秩序か欲望か
『天気の子』とも同じテーマ性を
感じた。一人の欲望と秩序を守るための自己犠牲的願望はいつも同在する。

まどかが受け入れることで作った世界に
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劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME(2013年製作の映画)

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青くて、眩しくて、咲きたくて
お仕事アニメとして、家族アニメとして
力をもらえる作品

仕事に誇りをもって戦う姿って
輝いてて、なんてかっこいい背中だろう

自分に負けたくないが一番の原動力なんだよね
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幕が上がる(2015年製作の映画)

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演劇をひとつ作るその裏側の努力、儚さ
自分と周りを比較しての嫉妬、
自分は何もないという焦燥感、苛立ち
正解を求めてしまうゆえの不安、絶望感

高校生が抱える葛藤のヒリヒリした部分と、それを助け合い補
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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原作から入って映画へ。

こんなにも辛い終わりがあるのか。
石神さん役の堤さんが本当にイメージ
ぴったりで、絶望の中に射した光が彼にとってどれだけ温かく優しく守りたかったことか。不器用で純粋で嘘がない
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

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家族を愛し得意な料理をする優しいお母さんが、英語ができないことで自分のことを馬鹿にする家族からあるきっかけで一人NYに飛び出し、英会話教室に通い、「英語を話したい」という思いを持った仲間と出会い、自分>>続きを読む

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

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「大切」な人、ものをたくさん心に詰めこんで一緒に育ててきたたまちゃんの
きらめきを見守れる作品

変わることに直面する時って
どんなときだろう
前に進みたいと思ったとき

気持ちが強いほど不安になった
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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

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アニメを作ることに関わる全ての人のいいものを作りたいにかける気持ちに心が熱く所々で鳥肌を感じました。

こうしてひとつの映画が作られ今こうして映画館で私たちに届いてる!
楽しんでいる!

後悔ないよう
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

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ハイジが自分の居場所を見つける話

何回もアニメで観てきたあのわくわく感(チーズのパンとか)はそのままで美しい映像の数々

ハイジとクララ
環境は違う所で育ったけども同じ寂しいという感情を共有できた腹
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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富裕層がもつ地位、余裕、贅沢
そういったものを分かりやすくまざまざと見せて半地下で暮らす劣悪な環境、その日暮らし、生きるための搾取、欺きという人間の性を観た感じがする。

この富裕層と貧困の壁が実状な
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

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二人いたときのじゃない方の物語

なんとぶれないマイペース、、!
絶妙なドライ感、緩さ、
こういう人々がすきだ

皆最後までぶれない我が道
上野樹里さんのナレーションが
あってこそのこの物語のテンポ感
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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正しさとは何か
それは自らの経験で見つけていくこと

ジョジョくんの悲しみ、痛み、
喜び表情一つ一つがとてもまっすぐだ
あぁ、優しい子だなぁ

女の子を前にすると、、
最後かっこよかったな

リルケの
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イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)

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チャンピオンとの飛ぶ前の会話が何よりすき

諦めるって環境とか抗えない何かが
働いてるときがあるかも知れない

けど、助けてくれる人が必ずいて
何より人はそこに挑み続ける姿に
心を動かされる、それは簡
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

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運命は決まっているものなのか、
風のように身をまかせるものなのか、
きっとそのどちらもなんだ

ガンプは特別何かを持っていたわけじゃないけど信じる力が人より強かった
環境は変わってもガンプのぶれない姿
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劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~(2017年製作の映画)

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この時代の自分の色で輝こうとする女性、女の子のお話がだいすきだ。

清く、一本の筋が通っていて、前に進みたいという明るさがある。

この作品は嫌な人がいない。
だから観ててスカッとする。
なんでこの人
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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ほわほわした「すずさん」も一人の女性としての「すず」なんだなぁ

絵を描くことで世界をすずさんらしい幸せエッセンスを加えられるところがすき

人との関わりがより前作よりたくさん描かれていて、すずさんに
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