39さんの映画レビュー・感想・評価

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.8

キャストが良すぎる。
呪われた家族だけど、家族愛がちゃんと感じられて全然暗い話ではない。
兄弟の団結力、憧れる。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.7

ノーランの映画って見終わった後にやりきった達成感を感じれるのがいいですね。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

これまでだったら「運命」という言葉でやってきたことを「イニョン」とブッディズムワードにしたことで一気に神秘的になり、引き込まれる展開に。
終始ノスタルジックで素敵なラブストーリーだったが、主人公のふた
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

たぶん物語の詳細の半分は掴めてないけど、IMAXの鑑賞体験が最高な映画だから問題なし。キャストが強すぎて監督がドゥニ・ヴィルヌーヴなことを忘れかけてたけれど、ナチュラルに超大作を撮る巨匠になったんです>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが主演なら絶対に見逃せない。
捉えどころのない犯罪者を演じさせたら、若手俳優(もう中堅…?)の中ではピカイチなので、安心して見ていられる。
直近では「二トラム」での演技
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.8

理解はできないものの【センス】というものをまざまざと見せつけられた感。
この手の音楽&編集がちゃがちゃは90年代のトレンドなのだな。

ここから最新作「ザ・ホエール」への遍歴を辿ると、人間として深み増
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

ただただ優しい。強みと弱みは紙一重だと思った。
ふたりにしかできない会話はそこそこのブラックジョークだけど、ほっこり。

Here(2023年製作の映画)

5.0

好きにならずにはいられない秀作。
半ズボンの彼はきっと今日も冷蔵庫の大掃除にスープを作って、ロングヘアが素敵な彼女は苔を見つめているんだろうな。
と、その後の彼らを想像するほど好き。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

ホアキンの演技うますぎるので、ボーが本当にうざいというか目障りというかずっと観察し続けるのしんどい!演技派ドゥニ・メノーシェの無駄遣い感には大いに笑った。

アリ・アスターはすでにイメージがつきすぎて
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.9

やっぱり最高のシリーズです。
変にアクションとかお笑い要素とかバージョンアップしてこないところがいい!シリーズ3作品、いつも同じテンポ感で進んでくれるので安心。

「あの人が出てこない…」と少し寂しさ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

歴史に刻まれた一つの出来事を、ここまで想像で広げられるのがすごいし、とても面白いエンタメなのに観客にちゃんと問いを残す大きなメッセージを込められているのが素晴らしい。尊敬。
キャストはみんな、いわくつ
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.3

終電で寝過ごすという、大抵の人は絶望を感じるであろうシチュエーションをこんなにも情緒豊かな旅に仕上げてしまうとは。

夜の街を歩きたくなるし、通りすがりの人に話しかけてみたくなる。日が昇っていくワンル
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.5

自身のトラウマを描くことはどれほど勇気がいったことか。計り知れないです。
その気持ちを応援したくて鑑賞しました。

舞台要素が多くて若干取っつきにくいものの、テーマが一貫しているので分かりやすい。全員
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

3.8

スクリーンで観れてよかった。
故郷に帰れない男の侘しさ。
奥行きのある映像、パンしていつまでも続く贅沢なプロダクションデザイン…ストーリーはよく分からんでも贅沢な映画であることはよく分かる。
ジャーマ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

強烈!原作は読んだことがないけれど、これ以上ない映像化なのでは。

登場する男性たちの様々な欲望をぶつけられるベラの姿はグロテスクになりかねないのに、プロダクションデザインと美術が真逆の方向性をいって
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.9

”性格が似ている”という共通点って他人とだとすごく近づけるのに、家族とだと仲違いが始まってしまうのなぜなんだろうなー。
ジギーもママも個性が強くてとても可愛らしかったけど、たぶん身の回りにいたらイライ
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.8

家族の物語。ルシアのジェンダーに関する物語はもちろん、そこから派生する母と祖母の物語も相当よかった。
開放的でありながら同時に閉塞感も感じるバスク地方の自然の撮り方が素敵。
最近、名前から自我を見つけ
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ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

3.7

ロバート・コノリーに惹かれて鑑賞。
本当にオーストラリア愛に溢れた監督だなぁと朗らかな気持ちになった。
素敵な物語、素敵な映像です。魚のリアルさすごい。
「Don't Dream It's Over」
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

人間の慈しみが詰まった優しい映画で癒された。

役所さんはほぼ「すばらしき世界」の時とおんなじことしてるんだけど、まるで別人。平山の気品をそこかしこに感じることができて、どんな人物なのか気になって引き
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

人物描写とか関係性&サブキャラの薄さ、設定の粗さなど気になる箇所はあるものの、アイディアが抜群に面白いし勢いが良いので楽しく鑑賞できた。

もはや”呪いの怖さ”だけで若者が面白がる時代ではないんだな。
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

5.0

人間関係、仕事、日常、私にも身に覚えのある「なんか思い通りいかない」をぎゅーーーと握りつぶして、ぱっと手放す軽やかなエンディング。こちらの力もふっと抜ける応援映画のように感じた。ポロンポロン♫という癒>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.9

低血圧な雰囲気かと思ったら、結構胸熱なブロマンスでびっくり…!大人の青春映画。女性監督ならではの西部劇で、ケリー・ライカートは自分の持ち味を本当によく理解してるわぁ。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ほぼティモシーの魅力頼みだけど、それが1番の選択肢だから間違いない!
素朴が似合うサリー・ホーキンスと、変な役でも笑顔が見れてよかったオリヴィア・コールマンが映画ファンの精神安定剤。

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

少々情けないナポレオン。ナポレオンの知識がほぼ皆無で、歴史物に興味のない私でも楽しく見れるドラマでした。
ホアキンとヴァネッサの組み合わせ、予想以上に満足度高い。
最初から見た目オッサンなんだけど、戦
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枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

今現在の物語なのにアナログを突き通すアキのナチュラルさ。ラジオの音を聴かせるだけで、彼が戻ってきた理由は一目瞭然。

本年度最高のウィンクに痺れたー!

Winter boy(2022年製作の映画)

4.5

損失と成長、みずみずしいストーリーにピンク味強い映像が合っていてじっくり味わえた。捉えどころのないようで、1番理想の家族だなと思えた。タイトルどおり、冬服を堪能できる映画。

蟻の王(2022年製作の映画)

4.0

息もつかせぬ法廷シーンがすごい。スクリーンを無我夢中で見つめ続けてしまうただならぬ臨場感。レオナルド・マルテーゼはこれが映画デビューだなんて「絶対に嘘」と言いたくなる名演。気品溢れるインテリルイジ・ロ>>続きを読む

Bi Gan | A SHORT STORY/ビー・ガン | ショートストーリー/壊れた太陽の心(2022年製作の映画)

4.5

たった15分なのに。スクリーンいっぱいに美しい幻想を映し出されるビー・ガンの魔法をたっぷり味わえる。

私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

3.7

観客がいろいろと想像できる余白があるので、考えるし感じ取ろうと集中して鑑賞することができる。白か黒か全く読めないユペールの演技力がすごい。

そしてヘアスタイルとファッションが全部素敵。お洒落な方なん
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

4.8

素朴な映像美を味わうお伽噺。大好物。
"しみったれ"という訳がいいな。栗を埋める落ち葉の音や風の音、せせらぎが美しかった。秋にぴったり🍂

メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

3.3

「ボイリングポイント」もそうだったけど、映画に余白が欲しいと考える自分にとってはワンショットはあまり合わないのだろうなと痛感。
たぶんカット割れば会話とかも面白くなったんじゃないかな、と思ってしまった
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

彼女が何をやってるんだか分からないけど、なんでこんなことしてるのかは分かってしまうSNS時代。美を求めるのではなく、醜さを追求していくのは新しい視点で良いなぁと。
薬の色など色使いがキュートです。

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

軽やかだけど骨太な意志が込められた秀作。
アイディアが良いし、パナヒ監督の演技が可愛い。

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

5.0

ベン・プラットは裏切らない!声をあげて笑いたい、気持ちの良い映画。

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