39さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.7

気を張らずに身を委ねるのが最善の映画。老いてなおセクシーなヴィゴ・モーテンセンに完敗。

子供たちをよろしく(1984年製作の映画)

3.5

奇想天外映画祭2023

ストリートチルドレンはみな達観していて、なにがあっても表面上は明るく振舞うことができて、みんな、大人だ。彼らを”子供”とみなす邦題もいいけど、彼らを”子供”とみなさない原題も
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

3.5

分かりやすい!
ヒッチコックの映画だけに限らず、他の映画見る時にも役に立ちそうな映画教科書。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

外は暑いからね、映画館に行ってストーリーも追わずにただぼーっと画面見ているだけで満足するいい映画あるよ、なんて言えちゃう映画。中身はたぶん、分かる人に分かればいいんだと思う。
かつて天才マックスだった
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.5

思春期の少年を弄んだ年上のひとにかけられた呪い……

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.8

あらシュヴァンクマイエルの新作かしら?と思ったら違った。(生きてたっけ?と一応調べた)

登場する全てのものがどんどん形を変えていって、何にでも変身できるのってストップモーションならではの表現だし、言
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.9

シンプルなのにちゃんと練られた構成。ソヒの半生をじっくり見てから、刑事が事件を追っていく形になるから、観客はもう他人事ではなく自分事のように感じてしまうようになってて逃げられない。無駄が無く素晴らしい>>続きを読む

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.5

テンポが独特なロードムービーで、哀愁漂うブラックコメディ(ブラック要素は説明がないから感じ取る&後日勉強するしかないけど)。セリフの止まり方音楽の流れ方などところどころの演出が、チワワとおじさんのアイ>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.8

やっぱり台湾映画だなーーとなる。
このくだりを日本映画で再現されても見てられるか自信がないが、台湾の空気と国の歴史がそうさせてくれる。もちろんその曖昧なものをきっちり描き切るエドワード・ヤンの腕も。

バービー(2023年製作の映画)

4.9

これまでグレタを崇拝してきた私たちの映画ではないけど、グレタのアイディアと優しさが好き!!!

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.0

重苦しい空気はないけれど、見る側に知識と忍耐強さと感受性と冷静さが必要な作品。

何度か諦めかけたが、ラストの終わり方とニーナ・シモンのLittle Girl Blueで帳消し…!!!

観賞後感が最
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小説家の映画(2022年製作の映画)

5.0

ホン・サンス作品は全部好きですが、やっぱりキム・ミニがずっと画面にいると安心感がでかい。そしてラストシーンのキム・ミニはずるい….!!

出会い、偶然、気まずさ、小さな希望、タバコ、コーヒー、マッコリ
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大いなる自由(2021年製作の映画)

3.7

予告を見てもっと悲惨な感じなのかな、信じられない負の歴史を描いているのかしら、と勝手に想像してしまったのでちょっと期待外れになってしまったのは否めない。
もちろん法は悪いんだが、主人公もう少し我慢でき
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.7

人間に言われても響かないのに、小さくて可愛い生き物に言われると途端に響くもの。

アードマンに動物たちが人間みたいに語るアニメがあったけれど、それをもっと可愛らしくしたバージョン。ドキュメンタリーにす
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.6

なかなか強引なハッピーエンドのように感じてしまったし、あまり真新しさはないものの、居眠りせずに見たのでなにか引っ張られるものはあった気がする。

終始うるさい主人公にだいぶ疲れたが、あの静かなエンディ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

世界で知られているのに、是枝監督らしさというものををここまで消してしまっていたことに驚き&感心。何の情報もなしに見たら気付かなかったかも。”坂本裕二脚本の映画”という印象だった。

大人になった今この
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アシスタント(2019年製作の映画)

4.5

空気感と余白がとっっても好み!重い話でありながら軽やかな印象のあるスタイルが良かった。
こういう役を演じさせたら右に出る者はいないマシュー・マクファディンが最恐…!

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

4.0

良質なサスペンスミステリー。全員演技がうますぎる。
『殺人者の記憶法』を思い出した。映像で見せられたら全部信じちゃうよね。
普通のミステリーなら「犯人は誰?」という点に注目しすぎちゃうけど、「どう弁護
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帰れない山(2022年製作の映画)

5.0

大自然のヒーリング効果を期待していたら、ズシンととてつもない人生の重みが襲い掛かってきた。最高…!

人生の若造である私にこの映画を語れるようなボキャブラリーはないし、簡単に語っていいとも思えない。
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.3

地味だけどエネルギッシュ。
『僕たちの哲学教室』同様に考えることの大切さを知る。
脚本ももちろん良いが、キャストの力がかなり大きいと感じた。
女性キャストは言わずもがな、その中で光るベン・ウィショーの
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

私の好きなケイト様、だった!
狂気、というようには感じなく、ただ純粋な人を見ていたように思う。
一貫して静かな映画だけど、主人公の心情と彼女を取り囲む環境のざわめきが伝わってくる演技力と演出力が素晴ら
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

5.0

哲学を味方につけた男の子たち。彼らの成長が楽しみでならない。
負の歴史を持つ町でどう生きていくか。
”考えること”を学ぶってこんなにも有意義なことなんだなと初めて知った。
腕っぷしの強さでなく、知識と
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.7

セクシュアリティへの学びを通して女の子が成長していく姿をまったく過激なシーン無しに可愛らしくほのぼの描き切った不思議なトーンの映画。

モンゴル映画を知らないので、これがどの程度の規模の作品なのか検討
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

理屈抜きで時代が宗教越える時が来たんだな、と漠然と思った。

時代のせいではなく、きっと昔からモヤモヤを抱えていた人はいただろうが、世界に「こんな現実がある」と知らせるには絶好の時になったのだろう。
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ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

5.0

超どストライク。こんな奇跡のような、些細な魔法のような映画を日本に届けてくれてありがとう、と心から関係者に感謝したい…!!!

ジョージア映画は初めての鑑賞。不思議な空気感から始まり、ラブストーリーと
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

日本のしきたりって意外とイギリスにもハマるもんなんだなぁと。

日本版と比べて大きな違いというのは、もうこれ指摘したらダメなところだけども、ビル・ナイがとにかくかっこよすぎるという点でしょうか。
紳士
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.5

ポップなポスターに反して、意外と静かで美しい映画でした。
地味といえば地味なんだが、大人なミステリー。
少女たちが皆可愛すぎる。

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.0

ただただ素朴に生きる姿を見せてくれる作品。
土と共に生きるっていいな、誰かと生きるっていいな、と思えた。
物が溢れ、人間の関係が変わってきた今の時代に見る価値のある映画だと思う。

夫役はほぼ素人で妻
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

正統派の映画、久々に見たかも…なんて感じてしまった。エブエブなんかが出てきてしまうと、やはり古臭くは感じてしまうスピルバーグの技術。でもちゃんと映画への愛は伝わってるよ‼︎

精神的に弱ってしまう女性
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.8

勢い……!
冒頭の勢いの良さに早くも振り落とされそうになったが、なんとかしがみついた。

脚本が若くて新鮮!ちょっとよく分からない部分もありつつ、こちらも勢いで着いて行ってみたら最後ちゃんと感動できて
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.9

美術も撮影もストーリーもとっても好み。ノスタルジーにどっぷり浸れる、優しくて素敵な映画。あんな映画館あったら私も働きたい…

ただ、ふたりがバイトサボりすぎてちょっとイラついたので満点はあげない!

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.8

まったく予想していなかった、オトナ〜なラブストーリーだった。
このキャスティングの意味が映画見たら分かった。そして意外と静かな映画。

ずっとバスローブのまま話が終わるかと思ったくらい、たっぷりの説明
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

どこから来るんだこのアイディア…!という出来事ばかり。いろいろパワーもらえる映画!

別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

ドぎつい描写がなかったので、パク・チャヌク作品にしては大人しいなぁという印象。監督全然年上ですが、成熟したんだろうなぁなんて思ってしまった。

どのパートも完璧にオーガナイズされていて芸術品のような映
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

嫌いじゃないけど、なんだか物足りないなぁと思ってしまったかも。
「アセクシャルってのがあるんだ、ふーん」で終わってしまう気がしたけど、そのさり気なさが狙いなのかな。
登場人物のキャラクターはみんな魅力
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

設定は面白いが、けっこう置いてけぼりにされる。
次に起こることがまったく予想できない点はとても面白いので、退屈しないのは良い。

マーティン・マクドナーってちょっと過大評価されてるんじゃないかなぁと思
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