気を張らずに身を委ねるのが最善の映画。老いてなおセクシーなヴィゴ・モーテンセンに完敗。
奇想天外映画祭2023
ストリートチルドレンはみな達観していて、なにがあっても表面上は明るく振舞うことができて、みんな、大人だ。彼らを”子供”とみなす邦題もいいけど、彼らを”子供”とみなさない原題も>>続きを読む
分かりやすい!
ヒッチコックの映画だけに限らず、他の映画見る時にも役に立ちそうな映画教科書。
外は暑いからね、映画館に行ってストーリーも追わずにただぼーっと画面見ているだけで満足するいい映画あるよ、なんて言えちゃう映画。中身はたぶん、分かる人に分かればいいんだと思う。
かつて天才マックスだった>>続きを読む
あらシュヴァンクマイエルの新作かしら?と思ったら違った。(生きてたっけ?と一応調べた)
登場する全てのものがどんどん形を変えていって、何にでも変身できるのってストップモーションならではの表現だし、言>>続きを読む
シンプルなのにちゃんと練られた構成。ソヒの半生をじっくり見てから、刑事が事件を追っていく形になるから、観客はもう他人事ではなく自分事のように感じてしまうようになってて逃げられない。無駄が無く素晴らしい>>続きを読む
テンポが独特なロードムービーで、哀愁漂うブラックコメディ(ブラック要素は説明がないから感じ取る&後日勉強するしかないけど)。セリフの止まり方音楽の流れ方などところどころの演出が、チワワとおじさんのアイ>>続きを読む
やっぱり台湾映画だなーーとなる。
このくだりを日本映画で再現されても見てられるか自信がないが、台湾の空気と国の歴史がそうさせてくれる。もちろんその曖昧なものをきっちり描き切るエドワード・ヤンの腕も。
これまでグレタを崇拝してきた私たちの映画ではないけど、グレタのアイディアと優しさが好き!!!
重苦しい空気はないけれど、見る側に知識と忍耐強さと感受性と冷静さが必要な作品。
何度か諦めかけたが、ラストの終わり方とニーナ・シモンのLittle Girl Blueで帳消し…!!!
観賞後感が最>>続きを読む
ホン・サンス作品は全部好きですが、やっぱりキム・ミニがずっと画面にいると安心感がでかい。そしてラストシーンのキム・ミニはずるい….!!
出会い、偶然、気まずさ、小さな希望、タバコ、コーヒー、マッコリ>>続きを読む
予告を見てもっと悲惨な感じなのかな、信じられない負の歴史を描いているのかしら、と勝手に想像してしまったのでちょっと期待外れになってしまったのは否めない。
もちろん法は悪いんだが、主人公もう少し我慢でき>>続きを読む
人間に言われても響かないのに、小さくて可愛い生き物に言われると途端に響くもの。
アードマンに動物たちが人間みたいに語るアニメがあったけれど、それをもっと可愛らしくしたバージョン。ドキュメンタリーにす>>続きを読む
なかなか強引なハッピーエンドのように感じてしまったし、あまり真新しさはないものの、居眠りせずに見たのでなにか引っ張られるものはあった気がする。
終始うるさい主人公にだいぶ疲れたが、あの静かなエンディ>>続きを読む
世界で知られているのに、是枝監督らしさというものををここまで消してしまっていたことに驚き&感心。何の情報もなしに見たら気付かなかったかも。”坂本裕二脚本の映画”という印象だった。
大人になった今この>>続きを読む
空気感と余白がとっっても好み!重い話でありながら軽やかな印象のあるスタイルが良かった。
こういう役を演じさせたら右に出る者はいないマシュー・マクファディンが最恐…!
良質なサスペンスミステリー。全員演技がうますぎる。
『殺人者の記憶法』を思い出した。映像で見せられたら全部信じちゃうよね。
普通のミステリーなら「犯人は誰?」という点に注目しすぎちゃうけど、「どう弁護>>続きを読む
大自然のヒーリング効果を期待していたら、ズシンととてつもない人生の重みが襲い掛かってきた。最高…!
人生の若造である私にこの映画を語れるようなボキャブラリーはないし、簡単に語っていいとも思えない。>>続きを読む
地味だけどエネルギッシュ。
『僕たちの哲学教室』同様に考えることの大切さを知る。
脚本ももちろん良いが、キャストの力がかなり大きいと感じた。
女性キャストは言わずもがな、その中で光るベン・ウィショーの>>続きを読む
私の好きなケイト様、だった!
狂気、というようには感じなく、ただ純粋な人を見ていたように思う。
一貫して静かな映画だけど、主人公の心情と彼女を取り囲む環境のざわめきが伝わってくる演技力と演出力が素晴ら>>続きを読む
哲学を味方につけた男の子たち。彼らの成長が楽しみでならない。
負の歴史を持つ町でどう生きていくか。
”考えること”を学ぶってこんなにも有意義なことなんだなと初めて知った。
腕っぷしの強さでなく、知識と>>続きを読む
セクシュアリティへの学びを通して女の子が成長していく姿をまったく過激なシーン無しに可愛らしくほのぼの描き切った不思議なトーンの映画。
モンゴル映画を知らないので、これがどの程度の規模の作品なのか検討>>続きを読む
理屈抜きで時代が宗教越える時が来たんだな、と漠然と思った。
時代のせいではなく、きっと昔からモヤモヤを抱えていた人はいただろうが、世界に「こんな現実がある」と知らせるには絶好の時になったのだろう。>>続きを読む
超どストライク。こんな奇跡のような、些細な魔法のような映画を日本に届けてくれてありがとう、と心から関係者に感謝したい…!!!
ジョージア映画は初めての鑑賞。不思議な空気感から始まり、ラブストーリーと>>続きを読む
日本のしきたりって意外とイギリスにもハマるもんなんだなぁと。
日本版と比べて大きな違いというのは、もうこれ指摘したらダメなところだけども、ビル・ナイがとにかくかっこよすぎるという点でしょうか。
紳士>>続きを読む
ポップなポスターに反して、意外と静かで美しい映画でした。
地味といえば地味なんだが、大人なミステリー。
少女たちが皆可愛すぎる。
ただただ素朴に生きる姿を見せてくれる作品。
土と共に生きるっていいな、誰かと生きるっていいな、と思えた。
物が溢れ、人間の関係が変わってきた今の時代に見る価値のある映画だと思う。
夫役はほぼ素人で妻>>続きを読む
正統派の映画、久々に見たかも…なんて感じてしまった。エブエブなんかが出てきてしまうと、やはり古臭くは感じてしまうスピルバーグの技術。でもちゃんと映画への愛は伝わってるよ‼︎
精神的に弱ってしまう女性>>続きを読む
勢い……!
冒頭の勢いの良さに早くも振り落とされそうになったが、なんとかしがみついた。
脚本が若くて新鮮!ちょっとよく分からない部分もありつつ、こちらも勢いで着いて行ってみたら最後ちゃんと感動できて>>続きを読む
美術も撮影もストーリーもとっても好み。ノスタルジーにどっぷり浸れる、優しくて素敵な映画。あんな映画館あったら私も働きたい…
ただ、ふたりがバイトサボりすぎてちょっとイラついたので満点はあげない!
まったく予想していなかった、オトナ〜なラブストーリーだった。
このキャスティングの意味が映画見たら分かった。そして意外と静かな映画。
ずっとバスローブのまま話が終わるかと思ったくらい、たっぷりの説明>>続きを読む
どこから来るんだこのアイディア…!という出来事ばかり。いろいろパワーもらえる映画!
ドぎつい描写がなかったので、パク・チャヌク作品にしては大人しいなぁという印象。監督全然年上ですが、成熟したんだろうなぁなんて思ってしまった。
どのパートも完璧にオーガナイズされていて芸術品のような映>>続きを読む
嫌いじゃないけど、なんだか物足りないなぁと思ってしまったかも。
「アセクシャルってのがあるんだ、ふーん」で終わってしまう気がしたけど、そのさり気なさが狙いなのかな。
登場人物のキャラクターはみんな魅力>>続きを読む
設定は面白いが、けっこう置いてけぼりにされる。
次に起こることがまったく予想できない点はとても面白いので、退屈しないのは良い。
マーティン・マクドナーってちょっと過大評価されてるんじゃないかなぁと思>>続きを読む