39さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ホームステイ ボクと僕の100日間(2018年製作の映画)

4.4

無性にさわやかな映画が観たくなってこちらを鑑賞。

原作も原恵一さんのアニメも未見で、まっさらな状態で観たらラストにけっこう感動してしまった…!

マスゲームって日本ではあまり馴染みないけど、タイでは
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.8

見応えありました。
俳優が監督の真似っこで撮った映画ではなかったです。こだわりが細部にまで渡っていたし、普通俳優監督だと役者の演技に寄ってそれだけにフォーカスしがちだけど、オダギリさんは全体見ていたと
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アス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今回は血がいっぱい吹き出しましたね。
血が苦手とか全然そんなものではないのですが、「ゲットアウト」では血は出さずに知的に怖がらせる映画でとても好きだったので、それを期待してしまっており少し残念。
作風
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

長い。とにかく尺が長い。
長いけどタラちゃんの映画はなぜだか許せてしまう。
ましてやこんなほのぼのエンディング見せられたらトイレ行きたくても余韻に浸りたくて席をすぐに立てないですよ。

想像していなか
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

見応えあったような、スカされたような…。
でもいろいろ想像できて面白かったです。

松坂桃李は目の演技ができる。野心に燃え闘志みなぎる目と最後の死んだ目の差がすごい。死んだ目が本当に死んでいる。光が一
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ホアキン・フェニックスとジェイク・ギレンホールが出ていれば見ないわけにはいかないです。

シスターズブラザーズという冗談のような名前の殺し屋兄弟の物語は、そりゃあもう全編むさくるしく男臭い映画でしたが
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.4

期待していなかったけれど、とても楽しめた…!

おしゃまな子供が主人公の映画はたまにイラっとしちゃってちょっと苦手なのですが、ディリリはただただ賢く一般常識も備えていてもう文句なしの主人公。むしろ私よ
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熱帯魚(1995年製作の映画)

4.9

独特なテンポと笑い…、チェン・ユーシュン監督の作品は見たことないのに「既視感あるな」と思っていたら、これ森田芳光節と近くないでしょうか?

どこそこに「森田…!」と思う節が転がっていて終始ニヤニヤ。い
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ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

可愛い可愛いみんな愛しい。

不器用な人間たちがちょっと勇気を出した先にあるものは、必ずしも成功なわけではないけれど、1歩前に進んだところはこれまでより少しだけいい景色になる。そんなお話。

結果的に
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トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

3.7

特筆すべきポイントはないものの、全編に渡って上品な流れのある英国らしい作品だったと思う。

衣装も美術もすべてが美しかったし、戦争の最中に見えるファンタジーの影が美しかったし、トールキンをはじめキャラ
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.3

いかにも80〜90年代カルチャーに憧れた若い監督が撮った青春映画、という感じ。

主人公がお金に執着する理由も、兄のビジネスを嫌がるマッケイラが飲酒してハッパ吸ってのビッチな行動を繰り返す理由もよく分
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.5

まだほんの数十年前に、フィクションを超える激動の時代を過ごしてきた韓国の歴史。ヒットの数字があらわしているように、本当に見応えあります。
このスパイ物語がすべて事実だとは…。「黒金星」ってコードネーム
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウッディも人だね。
このエンディング、好きか嫌いかと問われるとやや嫌いな方ですが、彼も生き物という考え方ならば応援したい。今までプロのオモチャだったから寂しいけど…。今回も過保護なまでのプロっぷりをと
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.5

やっとハ・ジョンウとチュ・ジフンの見せ所がきた!笑
気持ちの良い第二章!最後の最後まで観客の期待に応えてくれる、素晴らしいエンタメ映画でした!

しかし、マ・ドンソクって本当に素晴らしい存在感の操り方
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.8

予想以上の重厚感。
ポール・ダノの演技への真摯な想いが直球で伝わってきた。

ポール・ダノ×ゾーイ・カザンとキャリー・マリガン×ジェイク・ギレンホールと、こんな名前が揃ったら無視できないです。
キャリ
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

5.0

どエライものを観た。

山戸監督ファンですが、今回は予告編から「初恋初恋」と連呼されて、「ついに大衆の胸キュン映画になっちゃったかな~…」なんて、足が遠ざかっていたのですが、意を決して劇場に行ったらと
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.3

剛腕。気持ちいいくらい容赦なく振り回された。
よくある例えだけど、本当にジェットコースターのような映画だった。

ド頭から「説明ないの⁉」と戸惑っている暇もなくものすごい勢いでストーリー進めていっちゃ
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.7

映像アイディアがわんさか詰め込まれていて楽しめました!

登場人物がカメラに向かって語りかけてくる映画はあまり好みではないが、全部見れたのはきっと棒読み台詞のおかげ。演技うまい下手とかどうでもよくなる
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アラジン(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

アニメの『アラジン』とは別物なんですね。超ガイ・リッチーだったと思う。

ウィル・スミスは最後のラップまで「やりたいことやりまくったな~」という印象だし、ガイ・リッチーももう暴れまくったな~という印象
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

深くもなく浅くもなく、軽い気持ちで楽しめる音楽映画でよかった。

からっとしているけど絆の強さを感じさせる父娘関係がとてもよくって、「ね~一緒に音楽やろうよ~」とお父さんが駄々をこねてもうざくない(笑
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

4.9

韓国は詩の文化が盛んですよね。
日本では詩というと、古いイメージがあってなんだかとっつきにくく感じる者だと思いますが韓国では日常に溢れていると思う。
だから多少ロマンティックすぎる恋愛ドラマのクサいセ
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エリカ38(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

この事件に目を付けたのはさすが樹木希林さんだと思う。
20代の私には浅田美代子さんはバラエティの印象が強かったので、こんなに魅力的な女優さんだということが知れてよかった。
実際の事件の当人に雰囲気がそ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ひとつひとつのカットがとてもきれいでした。

劇中のイエス様の捉え方、日本人のような宗教にあまり意識がない人がかならず陥る問題だと思います。海外で生活した際に私も同じことを感じていました。ちょっと理屈
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.4

ルースいい嫁すぎる、そして旦那もいい旦那過ぎる、さらに娘もいい娘すぎる…!
差別の残る法律と戦う物語の良さはもちろんなんだけど、なんとも理想的な家族像すぎてフィクションなんじゃないかと思わず疑ってしま
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

結局麻薬ものって簡単には抜け出せないことを描かなきゃいけないので、ちょっと中途半端でスッキリしない終わり方になることが多い気がする。

ルーカスは作品ごとに様々な顔を見せてくれて嬉しい。ベンはいつ糸が
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バイス(2018年製作の映画)

4.5

非常にポップで分かりやすい!
まさに”バカでも分かる”ほど噛み砕いた表現で、親切ながらものすごい強烈な毒を1滴も2滴もたらした作品でした。
クリスチャン・ベイルの熱演はもちろん、出演者全員とスタッフの
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.5

ブロンドルーニーの美しさに目を奪われるも、ブロンドロングヘアのジョナ・ヒルの姿が衝撃的過ぎて、若干負け気味だったことは否めない…!さらに。まだ歩ける頃のオレンジ髪イケイケホアキンの見た目もなかなか衝撃>>続きを読む

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.6

てっきりザ・スミスのサクセスストーリーかと思っていたら、結成前の超モラトリアム期間を描いた映画でした。
『ボヘミアン・ラプソディ』以降、ミュージシャンを描いた映画となるとそれを期待してしまうのよくない
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ここ1,2年で、少女からあっという間に母親役まで演じるようになったエル・ファニングですが、未だにどうしても違和感を抱いてしまうので、まだ私が彼女を”少女”視しているからでしょうか…?

エル・ファニン
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ポール・シュレイダーといわれてもパッと出てくるのは『タクシードライバー』ぐらいのエセ映画ファンです…。
彼の作風をよく知らないので、ちょっと想像した物語と違って2人が宇宙を旅し始めた時には度肝を抜かれ
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.5

ただただ癒されます。

キム・テリの透明感ったら!たまらないです。何しても可愛い。自然の中にいるとさらに可愛さ倍増でした。
母親役のムン・ソリもさすがの存在感で、さばさばした母親像がぴったり。

日本
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孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.8

哀愁漂うピーター・ディンクレイジっていいですよね。そこにちょっと生意気で可愛いエル・ファニングが映り込めばもう完璧。

邦題がとてもかっこよくて好きです。映画をすごくうまく表していると思いました。
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

5.0

心苦しくなるシーンが多々あって、何度も目頭が熱くなりました。

キャストが全員素晴らしかった‼ルーカス・ヘッジズは若いのにどんな役でも安心見ることができる、もはやベテラン俳優の安定感に拍手。『ライオン
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荒野にて(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングとエンディング、グッときます。
とても好きな雰囲気の映画。新人チャーリー・プラマーの演技が見事でした。余計な演出や飾りが一切なく、すっきりと見やすい映像がまた涙を誘う。リーン・オン・ピート
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.0

とても切ない映画でした。
シアーシャのきれいなブルーの瞳がさらに切なさを増した…。
2人が会うシーン、幻想的で履かなくてとても美しかった。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.3

頭が良く、強くてかっこいい女性が主人公の映画が好きな私にとって、本作の金子文子はまさに理想的なヒロイン。今年一番ときめいた女主人公かもしれない。

誰にもひるむことなく立ち向かっていく堂々とした文子の
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